数日前テレビで使用済みの食用油を精製して旅客機などの燃料にするという番組をやっていました。
着色し濁っている使用済み食用油を精製して無色透明のきれいなものにするというだけの内容でしたが、この油脂分の精製というのは私も現役のころやりましたがかなり難しいものでした。
当然各工程など詳しいことはわからず、結果としてきれいな油脂を示すだけのモノでしたが、やはり技術の進歩を感じました。これが飛行機燃料になるというのもやや驚きでした。
航空燃料は瞬時に燃焼して大きなエネルギーを出すものですが、油脂がその代わりになるというのも面白いことでした。これは既存のジェット燃料と比べて二酸化炭素の排出量を8割以上削減できるという、環境にやさしい燃料としています。
ただこのSAFを本格導入するには、多くの使用済みの食用油が必要となりますが、現状は家庭から出る油の多くが廃棄されています。去年11月には堺市が、イオンモールなどに専用の回収ボックスを設置しました。
買い物ついでに客がペットボトルなどに入れた使用済み油を次々と持ち込みます。当初は30程度だった参加自治体や企業は、今では200を超えるまでになったとしています。
さらに今年3月には、その回収した油からSAFを製造する大規模な生産拠点が堺市に完成して稼働を始めるなど、実用化に向けてコストの低減や安定供給といった取り組みが着々と進んできました。
そして5月1日、脱炭素社会を目的に、EUでは今年から燃料の一部に使用を義務付けられるなど、各国の航空会社でSAF導入が進む中、関西空港でもこの国産の航空燃料の供給がスタートし、旅客便への供給は全国で初めてです。
2025年にJALの燃料使用量の1%、2030年に10%SAFに置き換える目標があるようです。この目標を達成するためには、日本で供給できること言うことに大きな意味合いを持っているとしています。
次世代航空燃料SAFの供給が本格化すれば、世界的に加速する気候変動などを抑制する航空業界の取り組みの一手となりそうです。
SAFはあくまでも油脂を生成したものですので、専門的に言うと長鎖脂肪酸のグリセロールエステルですので、航空燃料のような燃焼をするとは思えないのですが、現代の技術はそれでも同じようなエネルギーを出すことができるのかもしれません。
これが本当に二酸化炭素削減につながるかはかなり疑問ですが、航空機のエンジンなどの進歩が可能にしているのかもしれません。
現代はいろいろな廃品の再利用が盛んですが、このSAFがコストに見合うような進化を遂げることを祈っています。
着色し濁っている使用済み食用油を精製して無色透明のきれいなものにするというだけの内容でしたが、この油脂分の精製というのは私も現役のころやりましたがかなり難しいものでした。
当然各工程など詳しいことはわからず、結果としてきれいな油脂を示すだけのモノでしたが、やはり技術の進歩を感じました。これが飛行機燃料になるというのもやや驚きでした。
航空燃料は瞬時に燃焼して大きなエネルギーを出すものですが、油脂がその代わりになるというのも面白いことでした。これは既存のジェット燃料と比べて二酸化炭素の排出量を8割以上削減できるという、環境にやさしい燃料としています。
ただこのSAFを本格導入するには、多くの使用済みの食用油が必要となりますが、現状は家庭から出る油の多くが廃棄されています。去年11月には堺市が、イオンモールなどに専用の回収ボックスを設置しました。
買い物ついでに客がペットボトルなどに入れた使用済み油を次々と持ち込みます。当初は30程度だった参加自治体や企業は、今では200を超えるまでになったとしています。
さらに今年3月には、その回収した油からSAFを製造する大規模な生産拠点が堺市に完成して稼働を始めるなど、実用化に向けてコストの低減や安定供給といった取り組みが着々と進んできました。
そして5月1日、脱炭素社会を目的に、EUでは今年から燃料の一部に使用を義務付けられるなど、各国の航空会社でSAF導入が進む中、関西空港でもこの国産の航空燃料の供給がスタートし、旅客便への供給は全国で初めてです。
2025年にJALの燃料使用量の1%、2030年に10%SAFに置き換える目標があるようです。この目標を達成するためには、日本で供給できること言うことに大きな意味合いを持っているとしています。
次世代航空燃料SAFの供給が本格化すれば、世界的に加速する気候変動などを抑制する航空業界の取り組みの一手となりそうです。
SAFはあくまでも油脂を生成したものですので、専門的に言うと長鎖脂肪酸のグリセロールエステルですので、航空燃料のような燃焼をするとは思えないのですが、現代の技術はそれでも同じようなエネルギーを出すことができるのかもしれません。
これが本当に二酸化炭素削減につながるかはかなり疑問ですが、航空機のエンジンなどの進歩が可能にしているのかもしれません。
現代はいろいろな廃品の再利用が盛んですが、このSAFがコストに見合うような進化を遂げることを祈っています。