ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

7時間睡眠の人がウイルスに強い

2020-11-28 10:24:29 | 自然
新型コロナ感染症の流行に伴い、食事や運動の重要性だけでなく睡眠に対する注目度が高まっています。

日本人の多くは睡眠が重要であることを知っていますが、具体的な対策を講じていなかったり、誤った認識をしているケースが目立つようです。

ちょっと喉が痛くて「風邪かな」と思ったら、暖かくして早めに寝たら翌日にはすっかり調子が良くなったという経験はよくあります。これがウイルス性の症状なら、自然免疫の力で睡眠中にウイルスを倒した証といえます。

反対にひどい咳が出たり高熱にうなされたりしてよく眠れず、翌朝には体調が悪化したという経験もあるでしょう。さまざまな症状や睡眠時の環境によって睡眠が妨害されれば、免疫細胞の働きを高める「体内環境」が悪化することになります。

風邪薬には治療効果がないし症状を抑えるだけだから飲んでも意味がないという話もありますが、これは誤解です。症状を軽くすることで睡眠の質を高め身体に備わっている免疫機能を十分に発揮させるという点では、薬は重要な役割を果たしています。

免疫機能が高まった状態を作るには、毛細血管の血流をよくし体の隅々まで免疫細胞が届いていること、その免疫細胞が活発に働く時間をしっかり確保することが非常に有効です。

良質な睡眠には、この状態を作る力があります。良質な睡眠を確保するためには、睡眠中に副交感神経を優位にすることです。副交感神経が優位ならウイルスを倒すリンパ球が血液中に増えますし、毛細血管へのルートも開くことで、リンパ球が体の隅々まで届くようになるからです。

睡眠中は健全な細胞を酸化させたり、毛細血管を傷つけて劣化させたりする活性酸素を、効率的に除去できるタイミングでもあります。

活性酸素はストレス過多で交感神経優位が続きすぎたり、睡眠不足だったりすると大量に発生する物質です。活性酸素が体内に増え過ぎると免疫機能が低下してしまうため、できるだけ溜めておきたくないものです。

ここで活躍するのが「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンです。メラトニンは非常に強い抗酸化作用を持つため、睡眠中に活性酸素を除去し、毛細血管の劣化と身体の酸化を防いでくれます。

同じ睡眠時間を確保しても、メラトニンがしっかり分泌された状態で眠るのと分泌されない場合では、疲れの取れ方もウイルスを倒す力も圧倒的な差がつくとされています。

7時間睡眠というのは多くの研究によって導き出された値です。6時間以下の睡眠を1週間続けると、免疫や炎症、ストレス反応などに関連する711個もの遺伝子に悪影響が出たというイギリスでの研究報告もあります。

このように良質の睡眠をとることは重要ですが、どうすればよいかは個人差が大きく、各人が最も良いと思われる方法を探し出すしかないようです。

私はかなり良く眠れ、かみさんは浅い眠りで短いのに、私より元気な感じですので、無理によく眠る必要はないのかもしれません。
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医師は医療の専門家なのか

2020-11-27 10:25:52 | その他
最近のテレビの情報番組は新型コロナを大きく扱い、どこを見ても同じようなこと言っている印象があります。

そういう時は必ずどこかの感染症専門医という医師が出てコメントしていますが、当たり障りのないことや本当に専門科かと疑うような発言も出ています。

現在は第3波と騒いでいますが、「withコロナ」という言葉があるように、コロナと共存しなければいけない時期になっている気がします。インフルエンザの場合は学校で増えれば学級閉鎖で対応し、社員がかかれば1週間程度の出勤禁止にするといったことで十分なような気がします。

テレビのMCがそういった方向に振ろうとしても、専門医はインフルエンザと新型コロナの差を滔々と述べ、コロナは感染防止を徹底すべき恐ろしい病であることを強調しています。

あくまでも私の意見ですが、インフルエンザの死者数は基礎疾患がありインフルエンザに罹患し悪化して死亡した場合は、基礎疾患を死因とするように徹底されています。ところがコロナは陽性であればすべての人がコロナを死因とされているようです。

噂ではコロナの死者数の80%は高齢で基礎疾患を持った人といわれていますので、インフルエンザと死者数を比較しても何の意味もないような気がします。

ここで医師たちは本当に医療の専門家かという疑問がわいてきます。確かに大学病院などの大病院で診療科目が非常に細かく分かれているようなところの医師は、その診療科については専門といえるでしょう。

例えばお腹が痛くなって眼科に行ったり、呼吸が苦しくなって皮膚科の病院に行ってもたぶん断られるでしょう。また周りの人も断られて当然と思うはずです。医師は自分の診療科については詳しく、他の分野はよくわからなくても当然と思われています。

しかし医学部の学生から研修のころまでは、全員が同じことを学び同じ行動をしています。医師の国家試験は診療科ごとに分かれているわけではなく、全員が同じ問題を解き、同じ医師という資格が与えられるわけです。

専門の診療科は医師が好みで決める物であり、医師になってから専門的なことを学ぶというシステムになっています。

ある程度大きな病院で勤務をしてからクリニックを開業する医師は多いようですが、この時何を専門にするかは開業する医師が決めてよいことになっています。

つまり国家試験ではどの診療科でもできるようになっていますので、極端に言えば整形外科と精神科と出すこともできるわけですが、まあこんな病院には患者が行きそうにありません。

例えば泌尿器科を専門としていた医師が開業するときには、内科という看板も出すはずです。そこに喉が痛い患者が行っても適切な治療が受けられないかもしれません。

長くなりましたので続きはまたの機会に書いてみます。
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地球にやさしいバイオプラスチック

2020-11-26 10:27:22 | その他
日本でレジ袋が有料化されて4カ月となりました。私は猫ゴミなどにレジ袋が必須ですので、以前と同様に購入しています。

最近地球にやさしいバイオプラスチックが話題となり、普及し始めているようです。

「バイオプラスチック」は植物などの生物由来のものや、微生物によって分解されるプラスチックの総称です。最新の研究により、エコなはずのバイオプラスチックには、従来のプラスチックと同等の有毒化学物質が含まれていることが判明しました。

プラスチックはいわば環境の悪夢で、作るときに健康を脅かし地球を暖める汚染物質が放出されます。使い終わって処分するにも、その耐久性があだとなって自然分解されないため、非常に厄介なものとなっています。

毎年1000万トンものプラスチックが海洋に投棄され、海洋生物にとって有害な物質がばらまかれることになります。プラスチックはやがて微小なマイクロプラスチックに砕け、それをエサと誤認した生物が食べてしまい、最終的には人間の体内に入ってきます。

これらの認識が高まるにつれ、大企業は代替手段としてバイオプラスチックの開発に向かっています。最新の研究では、使い捨て食器や包装紙、炭酸飲料ボトル、ワインコルクなど43種類のバイオプラスチック製品を調査しています。

これらは植物や藻類などの有機物から作られたもので、時間に経過とともに生分解されるものおよびその基準を満たすものです。

研究チームはインビトロ・バイオアッセイと分光分析を使って43の製品を調査しました。調査の結果、1000種類以上の化学物質を含む製品が80%に上ることが判明しました。中には2万種もの化学物質が検出されたものもあったようです。

もちろんすべての化学物質が悪というわけではありません。しかし研究チームが素材の毒性をテストしたところ、バイオプラスチックや植物由来の素材にも従来のプラスチック同様の毒性を誘発することが分かりました。

さらにこの中には、内分泌活動を妨害する化学物質を含む恐れがあることも明らかになりました。過去の研究では、堆肥化可能または生分解性として販売されているバイオプラスチックでも、特定の施設でない限り分解が難しいものが多いことが分かっています。

結局この記事では、バイオプラスチックといっても安全ではないと主張したいようです。プラスチックと同等な危険性といっても実感はないのですが、バイオプラスチックはあくまで分解性の問題であり、安全性が同等であることは当然のような気がします。

プラスチック問題は色々取りざたされていますが、バイオプラスチックに代えることでは、プラスチック問題はほとんど解決しないことは分かっていたような気がします。 
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新型コロナのワクチンの基礎

2020-11-25 10:45:06 | 
世界で流行が続く新型コロナウイルス感染症ですが、世界中で200以上のワクチン開発プロジェクトが急ピッチで進められています。
ここでは開発中のワクチンがどんなコンセプトで進められているのかの基礎を紹介します。

ワクチンは、病原体(病気を引き起こす細菌やウイルスなど)の特徴を前もって体の免疫システムに覚えさせるためのものです。

うまく免疫システムが病原体を「記憶」することができれば、体内に病原体が侵入した時にその記憶を頼りに、病原体を攻撃する「抗体」を多く作り出すことができます。

風疹ワクチンやインフルエンザなど、現代ですでにヒトに接種されているワクチンのタイプは4種類あります。どれもウイルスそのものやウイルスの構造の一部(タンパク質)を体内に投与することで、免疫システムにウイルスの特徴を覚えさせています。

まず第1が弱毒化ワクチンで、いわゆる「生ワクチン」と呼ばれるもので、生きたウイルスそのものを使う方法です。病気の症状が出ないように、毒性の弱くなったウイルスが使用されます。これは副反応として症状が出てしまう場合があります。

このワクチンは効果が持続しやすいメリットがあり、生涯で1〜2回接種するだけで十分効果が期待できるものもあります。このタイプは風疹や麻疹で実用化され、新型コロナも米国コーダジェニック社などが開発中です。

次が不活化ワクチンで、薬剤処理をして感染・発症する能力を失わせたウイルスを投与する方法です。弱毒化ワクチンに比べて副反応が少ない一方で、免疫が維持される時間は比較的短いとされています。

既にインフルエンザ、日本脳炎などがこのタイプで、新型コロナにもシノバック(中国)などが開発中です。

3番目が組み換えタンパク質ワクチンで、ウイルスの構造の一部(タンパク質)を培養細胞や酵母を使って生産し、そのタンパク質を注入する方法です。副反応は低いものの、ワクチンの効果を高める「アジュバント」という成分が必要となります。

実用例としてはB型肝炎や百日咳があり、新型コロナは塩野義(日本)などがこのタイプを開発中です。

4番目がウイルス様粒子ワクチンというものが開発されています。これは酵母などにウイルスの「殻」となるタンパク質だけを作らせるものです。この手法により子宮頸ガンワクチンが実用化され、新型コロナも英国などで開発が進んでいます。

新たな潮流として出てきたものが、遺伝子を利用した手法です。これはDNAやRNAをワクチンとして投与し、体内でウイルスタンパク質を作らせるという新しいタイプのワクチンです。最近ファイザー社が90%有効としているのは、RNAを使ったものです。

RNAは不安定なため、-80℃で管理する必要があり、輸送を含めたインフラ整備の問題も残ります。

こういった遺伝子ワクチンは開発スピードが速いのですが、初めての試みですのでどんな問題点が出てくるか不明という点が付きまとっています。
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高いと危険か、正常値信仰のワナ

2020-11-24 10:26:14 | 健康・医療
今年はコロナ騒ぎで健康診断などを受ける人減っているようですが、秋冬の健診や人間ドックが増える時期になりました。

ここで数値が高いとなれば、すぐに治療したいとなりますが、検査には有効性に疑問があるものやかえって害になりかねないものもあります。

特に生活習慣病といわれる項目には、見直す機運も高まっているようです。血圧は「正常値」の範囲が厳しすぎるという指摘があります。日本高血圧学会は昨年正常血圧の範囲を引き下げ、74歳以下で130/80(74歳以上は140/90)を降圧目標としています。

実に日本人の成人の約4000万人が高血圧の対象になる値です。例えば英国の治療基準は、最高血圧が160以上で心筋の肥大など臓器障害のある人となっています。

日本のように正常値を下げれば当然治療対象は増えてしまいますが、加齢とともに血圧が高くなるのは自然なことという見方も出てきました。降圧剤を飲んで血圧を20以上も下げると、10程度下げたケースと比較して、死亡率が1.5倍になるという製薬会社のデータもあるとしています。

血圧が上がって一番心配なのは脳内出血ですが、1960年ごろからその数は一貫して減っています。栄養状態がよくなり、血管が丈夫になったことが考えられます。もちろん血圧が高すぎる人には治療が必要ですが、治療薬によって脳梗塞が増えているのであれば本末転倒といえるでしょう。

コレステロールの項目も数値が高いと心筋梗塞になるリスクが高まるとして、正常値が厳しく設けられています。しかし現在では、血中コレステロールが高いと動脈硬化を起こすという説は否定されているようです。

高めの方が長生きをするというデータもあり、米国政府は卵などのコレステロール摂取制限を撤廃しています。むしろ血圧やコレステロールなどが正常値ならば安心してしまうということが、健診の死角となると指摘され始めました。

血液検査が正常でも動脈硬化を起こす人はおり、心筋梗塞が心配ならば5年に1度くらい心臓ドックを受けて、冠動脈の狭窄が起きていないか調べる方が合理的です。日本は先進国の中でも心筋梗塞が最も少ないのに、血圧やコレステロール値にナーバスになりすぎといえるようです。

正常値信仰をそろそろやめるべきという意見も出ています。また糖尿病の指標である血糖値も、治療による下げ過ぎを懸念する声も上がっています。

私はこのブログでも再三述べているように、特に高齢者は生活習慣病など問題にすべきではないと思っていました。今回のような見直しが広まって、正常値信仰がなくなることを願っています。

 「75歳、医療からの卒業」 著者 持田顕一 農文協プロダクション 1200円
  販売書店 農文協・農業書センター 03-6261-4760 FAX 03-6261-4761
  ネット販売 田舎の本屋さん http/shop.ruralnet.or.jp/
手近の書店に出ていないため、やや面倒ですがよろしくご購読をお願いいたします。

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