ごっとさんのブログ

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就職氷河期世代の5人に2人は年金が月10万円未満に

2024-10-09 10:32:45 | 時事
私は少し早目に退職し(59歳でしたが)、すぐに市内の企業研究所への再就職が決まりました。ここは2,3年で辞めるつもりでしたが、なかなか居心地もよく研究内容も面白かったため67歳まで8年間も務めてしまいました。

日本の高齢者の就業者数が20年連続で増加し、過去最多の914万人に達しているそうです。その中で日本政府は、高齢者雇用の環境整備の強化を急いでいます。その背景にあるのがこれから高齢者になる世代の生活対策としています。

国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2043年まで高齢者数は増え続けると予測されていますが、それは75歳以上の人口が増え続けて数字を押し上げていくためです。高齢就業者の中心である65〜74歳人口はすでに2016年にピークアウトして減少に転じています。

こうした推計値をよそに、政府は高齢者の就業促進を強化しようとしています。2025年4月からは高年齢者雇用確保措置として、希望者全員の65歳までの雇用機会の確保を義務化します。

この結果企業側は、1.定年廃止、2.定年年齢の65歳までの引き上げ、3.希望者の継続雇用制度の導入、のいずれかを講じなければならなくなります。また高齢社会対策大綱では働き方に中立的な年金制度の構築を目指すとして、在職老齢年金の見直しの検討を示しました。

さらに大綱には2029年の65〜69歳の就業率を2023年比5ポイント引き上げ、57%とする政府目標も盛り込みました。政府が高齢者雇用の環境整備の強化を急ぐのは、少し先を見越した対策としての意味合いのようです。

就職氷河期を中心としたこれから高齢者となる世代の老後の生活対策です。就職氷河期世代は非正規雇用が多く、年金保険の納付が途切れたり、支払う事が出来なかったりして年金加入期間が短い人が少なくないからです。

正規雇用であっても賃金上昇カーブが抑制され、十分な老後資金を蓄えきれないまま定年退職を迎える人が相当数出てくることが予想されます。年代ごとに65歳時点で受け取る年金額の見通しを比較しているが、1974年度生まれの39.1%が月額10万円未満になると試算しています。

女性に限れば57.1%と6割近くが月額10万円未満になると予測しています。これから高齢者に加わる世代というのは、新卒で入社した会社に定年まで勤めあげるといった、一昔前までの世代においては常識と考えられてきたことが当たり前ではなくなった世代でもあります。

こうして見ていくと次に高齢者になる世代は、かなり厳しい現実が待っているようです。いくら高齢者雇用を推進しても、働けるのは70歳程度かもしれません。その後どうするのかかなり難しい課題が残っていると言えそうです。

歩きスマフォで歩行リズムが変化

2024-10-08 10:32:59 | その他
このブログでも書きましたが、私は未だにスマフォではなく拘りのガラケーを通しています。しかし最近はスマフォを持っていることが前提のような事例が増え、若干悩んでもいます。

スマフォは通信機器ではなく、超小型のパソコンと高性能カメラと考えていますので、タブレットで十分代用できますが、カメラという部分は欲しいような気もします。

電車に乗ったり何かを待っているようなときは、ほぼ全員スマフォを見ていますがそれほど見る必要があるのかはやや疑問に思っています。特に歩きスマフォなど非常にリスクが大きいような気がします。

歩きスマフォの危険性は、画面に集中して視野が狭くなることが原因と思っていましたが、京都大学などの研究グループが、その他の転倒リスクも明らかにしました。

このブログでは以前大阪大学の研究結果を紹介しましたが、京都大学などの研究グループは、もともとパーキンソン病などの神経疾患が歩行障害を起こす仕組みについて研究してきました。

一般的にパーキンソン病にかかると、最初の1歩が出にくくなったり早足になったりと、通常の歩行が難しくなり転倒しやすくなります。医療従事者はこういった歩きかたを「歩行が安定していない」と表現します。

歩きスマフォによる事故は、転倒・衝突・落下の3つが大きな要因とされます。研究グループは歩きスマフォでの転倒事故も歩き方に起因するもので、視野が狭まることだけが原因ではないのではないかと考え、スマフォゲームを使った研究に着手しました。

実験では10〜20代の大学院生44人のかかとに加速度計を取り付け、トレッドミル(ルームランナー)の上を、1,何も持たない通常歩行、2.画面表示がないスマフォを見つめたままの非認知課題、3.スマフォのゲームをしながらの認知課題、という3パターンで30分間歩いてもらい、歩行周期の変動をグラフ化しました。

通常の成人の歩行は、歩行周期が一度長くなると次の1歩も長くなる傾向が強くなり、逆に短くなると短くなり安いというように、実は一定の歩行周期を保っていません。厳密にいうと歩行周期が安定していないことが、正常歩行とされています。

数十分歩いた時には、歩行周期が長くなったり短くなったりする傾向を長い周期でくり返し、これを持続性相関と言います。実験の結果、平均の歩行周期とそのばらつきは3パターンとも差はあまりありませんでした。

歩行周期の持続性相関の度合いは、ゲームをしながらの認知課題は低くなっていました。またこの課題では、前の歩行周期と次の歩行周期に関係性が薄れていたようです。

この結果から従来の経験則とと併せ、ゲームをしながらの歩きスマフォは転倒のリスクを上昇させると結論付けました。大阪大学と留意点は異なるものの、歩きスマフォがリスクが高いことは確かなようです。

小雨の中決行した定例麻雀

2024-10-07 10:32:45 | ギャンブル
家を出ようとしたら小雨が降っていました。ここで何度も書いていますように私は歩くのが嫌いですので、駅まで自転車で行くことにしました。まあ歩いても12,3分なのですが、それほど濡れないだろうと出かけました。

いつものように駅前でうどんを食べ、いつもの電車で行くと若干降っていましたが、傘を差さずに雀荘に急ぎました。30分前ぐらいでしたがすでにH君は来ており、ビールを頼むとSTさんも見え、最近の自民党総裁選の話しで盛り上がりました。

すぐSKさんも加わり開始しました。問題の東1局は比較的良い手が来て、簡単に上がることができ幸先の良い展開となりました。特に好調な人も出ず、穏やかに進みオーラスでは全員やや原点に届かないという面白い展開となりました。

計算すると2千点で上がればトップが来るという点数で、簡単にピンフを聴牌しました。リーチをかけないとトップにならないので迷っていたらH君からリーチが掛かってしまいました。当然これは追いかけましたが、数巡後H君に自模られてしまいました。

これで私は-9でドベとなってしまいましたが、H君は+14でトップという沈みのトップという珍しい展開でした。2回目は満貫や跳満が続くという派手な麻雀となりましたが、すべてSTさんが振り込み、ハコテン間近になりました。

私は南場の親の時、1,4,7ピン待ちで1ピン一通ピンフという手を聴牌しました。ここは軽く上がりたいという事で1ピンを待っていたのですが、STさんがハコテンを回避するためリーチをかけて来ました。

そこで私もすぐ開きリーチで追いかけたのです。やはりSTさんは付いていないようですぐに1ピンを持ってきてしまいました。しかも裏ドラまで付き、親の跳満で当然STさんはハコテンで、私にトップも来ました。

次の回も私は好調だったのですが、H君のきれいな手に振り込んでしまいました。H君は早めに白を鳴き竹風でしたがそれほど注意していませんでした。中盤2枚目の発を自摸切りしたところ、H君は中と発待ちで聴牌しており、小三元ホンイツに降り込んでしまったのです。

これが今回の最高手ですが、大三元も惜しいところでした。この半荘はそれでも何とか2位で逃げることができました。4回目はまた私にツキが回ってきて、順調に上がっていました。

面白かったのは、SKさんが鳴いている中を槓した直後STさんも暗槓しました。この時私はタンヤオで自模り三暗刻を聴牌していました。直後暗刻の2竹を持ってきましたので、暗槓しましたが3回も槓が続くのは珍しいと言えます。

ドラだらけになり私も2枚ドラになりました。実はこの時STさんは暗刻とメンツで4枚持っていたようです。これを槓すると四槓流れになりますが、結局このまま流れてしまいました。

結局私はトップ2回、2位、4位で久しぶりにトップをとることができました。STさんは最後までツキが無く大敗してしまいました。帰りも小雨でしたが、楽しい麻雀となりました。

仏教のユダヤ教・キリスト教・イスラム教との決定的な違い

2024-10-06 10:37:06 | その他
私は若いころから宗教には全く関心がなく、家でもいわゆる葬式仏教として近くの寺の檀家になってい程度です。

したがって世界で今注目されているユダヤ教やイスラム教の狂信的な活動などまったく理解できません。日本でも少し前注目を集めた統一教会や創価学会の信者の話しなど私の理解できる範囲を超えているようです。

そこで少し宗教の話を調べてみました。まず出てきたのが、約2500年前にインドに生まれた仏教が、アジアに生まれた他の無数の宗教は異なり現在の世界に広がっているのはなぜかという問題です。

これはさまざまな言語に翻訳されてきたという事こそが、世界宗教としての仏教の大きな特徴のようです。一方一神教であるキリスト教やイスラム教、ユダヤ教は必ずしもそうではありませんでした。言語の問題は経典と切り離すことはできません。

コーランはその原語であるアラビヤ語でしか学習されないし、ヘブライ語のモーゼ五書だけが今日でも書写されるという事は有名なようです。また今から数十年前までは、カトリックでは聖書はラテン語で読まれていたようです。

仏教と同じくインドに生まれヒンヅー教でも、神々と人間の完全な言語として、サンスクリット語が尊重されてきました。ところが仏教は、開祖がその教えをある特定な言語に限定してはならないと規定した最初であり、ブッダは各々の民族の言葉で教えを伝承することを推奨しました。

また仏教はアジアの宗教と思いがちだが、それも結果から見たも思い込みらしいです。ヨーロッパの諸言語は、中国語、日本語、チベット語よりもインドの諸言語に近い関係にあり、仏教概念の翻訳はそれ以上に難しくはないようです。

つまりサンスクリット語と同じインド・ヨーロッパ語族に属するヨーロッパ語の方が、中国語よりも翻訳しやすかったはずとしています。こうして仏教は、中国語やチベット語、東南アジア諸国の言語をはじめ、モンゴル語、トカラ語などさまざまな言語に翻訳されました。

そしてその言語文化や文学・思想の源泉にもなりました。その結果仏教は、多様な文化に対する並外れた適応能力によって、特異な豊かさを呈していると言えるとしています。

この巨大な翻訳活動から生まれた多様性こそが、世界宗教としての仏教の深さであり、キリスト教やユダヤ教とは大きく異なる強みと言えるようです。

結局仏教には強みなどがあるようですが、日本はもちろん世界的に見ても仏教が表立って出てくるような現象は見たことがありません。この辺りは仏教のまた違った側面なのかもしれません。

健康診断をサボり気味の人の方が長生きできる

2024-10-05 10:34:09 | 健康・医療
私は75歳になったら完全に医療からは卒業しようと思っていました。ただ喫煙が原因と思われる肺気腫になっており、この治療のための吸入薬は使った方が良い気がしています。

この吸入薬の効果を実感しているわけではありませんが、今後も喫煙を続けるには良さそうな気がしています。健康診断も年1回やっていましたが、この医師の顔を立てるという意味で断り難くなり続けているのが現状です。

ここではこの健康診断の「正常値」を維持することのメリットがあると判断できるエビデンスがないという医師の意見を紹介します。

従業員に健康診断を受けさせることが義務化されたのが1972年なので、今の高齢男性のかなりの部分は若いころから毎年健康診断を受けています。一方同じ高齢者でも女性の場合は、専業主婦やパート勤めだった人が多いので、あまり健康診断を受けていません。

しかし健康診断が義務化される前より、寿命を延ばしているのは女性の方なのです。また夕張市では大きな市民病院が廃院になり、高齢者にとって健康診断の代わりとなる病院通いができなくなった結果、脳卒中による死亡者が減り、老衰で亡くなる人が増えたという現象が起き、これは「夕張パラドックス」として有名です。

このように健康診断をせっせと受けることが必ずしもメリットになるとは限らないどころか、むしろ逆効果にある可能性さえあると言えそうです。

この医師は血圧やコレステロール値などが、世の中で言われている正常値からは多少外れていたとしても、その値の時が一番体調がいいと感じているなら、それがその人にとっての正常値と言えるとしています。

健康法というのはあくまでも確率論なので、大部分の人にメリットがあることでも、ある人にはかえってデメリットなることもあり得るでしょう。年齢を考えると、日々の体調などこんなもんだろうと、低め安定の体調に慣れきっているかもしれません。

毎日の過ごし方を少し変えてみるだけで、もっと元気に過ごせる可能性は高いと言えそうです。最後にかかりつけ医の問題です。しっかり患者の話に耳を傾け、生活の質を落とさないように苦痛を取り除くことを第一に考える医師は少ないようです。

こういった良い医師に巡り合うことがかなり重要な部分ですが、実際はなかなか難しそうな気がします。私が行っているクリニックでも、単に薬を処方しているだけのような気がします。

この辺りは私の友人の奥さんが医師ですので、昔はいろいろ議論したこともありましたが、結局医師もコスパ重視にならざるを得ないようです。結局自分の健康は自分で管理するしかないのかもしれません。