高齢になってくると死について考えますが、私はなんとなく老衰で死にたい気がしています。病気と違って老衰であれば苦しむことがなさそうです。
実際現在の日本の死因の第3位が老衰ということで、増加しているのかもしれません。ここでは現代の死生観について紹介します。
資本主義社会においては、お金がなくては生きていけません。お互いのコミュニケーションのための言語と、衣食住など生活必需品の確保にお金は必須のアイテムです。
お金至上主義から脱却して、別の価値である人々の共通の福祉、コモンズの増進を目指そうと叫ばれるようになってきてはいますが、それでも何はともあれ先立つものはお金です。
より大きな生活力を身に着けるためにはお金をためることが求められますが、その過程では一時的にせよ負債が生じます。住宅ローン、奨学金などは日常茶飯事であり、生きる上で負債はその多寡は別にして避けて通れないものです。
仏教では、生老病死・生まれること、老いること、病気になること、そして死ぬことを四苦としています。苦は苦悩なのですが、苦しいことというより意志ではどうしようもないことという意味が強く、ままならぬゆえ時には苦しいと感じることもあるという考え方です。
生老病死のライフコースにおいて、先祖代々受け継いだ遺伝子を日々使って生きています。血のつながりといいますが、遺伝子はこの血にあたります。遺伝子を使って様々な臓器を作りそれを維持管理し、動かすエネルギー源を供給し続けるのが生きるということです。
遺伝子を使うことは、お金を使うことに似ています。生きる以上負債が生じ、仏教では苦と表現されています。一時的な借り入れは即時返済して、健康な心身を維持するのですがこの返済行為がうまくいかなくなると、どんどん負債が溜まっていきます。これが老化です。
そしてついに多重債務になり返済不能になると、死に至ります。現在の医学では、生きることで必然的に生まれるこの老化負債について、その科学的な実態が明らかにされつつあります。
2019年全世界で最大の死因は虚血性心疾患であり、全体の16%を占めています。脳卒中及び慢性閉そく性肺疾患が第2位および第3位であり、総死亡の約11%および6%です。第4位は、下気道感染症で呼吸器の感染は世界で最も致死的な伝染病です。
アルツハイマー病などの認知症が死因の第7位となりました。このように主要な死因トップ10のうち7つが生活習慣病によっておこるメタボリックドミノの疾患で、深刻な医療問題となっています。
これまで人類の平均寿命は順調に伸びてきましたが、新型コロナ感染症が発生した2019年以降、経済活動が縮小し収入が減ったことなどにより、アメリカ、ブルガリア、スペイン、リトアニアなど少なくとも27の国で平均寿命が減少に転じました。
前置きが長くなりタイトルの話題になりませんでしたので、続きはまた書くことにします。
実際現在の日本の死因の第3位が老衰ということで、増加しているのかもしれません。ここでは現代の死生観について紹介します。
資本主義社会においては、お金がなくては生きていけません。お互いのコミュニケーションのための言語と、衣食住など生活必需品の確保にお金は必須のアイテムです。
お金至上主義から脱却して、別の価値である人々の共通の福祉、コモンズの増進を目指そうと叫ばれるようになってきてはいますが、それでも何はともあれ先立つものはお金です。
より大きな生活力を身に着けるためにはお金をためることが求められますが、その過程では一時的にせよ負債が生じます。住宅ローン、奨学金などは日常茶飯事であり、生きる上で負債はその多寡は別にして避けて通れないものです。
仏教では、生老病死・生まれること、老いること、病気になること、そして死ぬことを四苦としています。苦は苦悩なのですが、苦しいことというより意志ではどうしようもないことという意味が強く、ままならぬゆえ時には苦しいと感じることもあるという考え方です。
生老病死のライフコースにおいて、先祖代々受け継いだ遺伝子を日々使って生きています。血のつながりといいますが、遺伝子はこの血にあたります。遺伝子を使って様々な臓器を作りそれを維持管理し、動かすエネルギー源を供給し続けるのが生きるということです。
遺伝子を使うことは、お金を使うことに似ています。生きる以上負債が生じ、仏教では苦と表現されています。一時的な借り入れは即時返済して、健康な心身を維持するのですがこの返済行為がうまくいかなくなると、どんどん負債が溜まっていきます。これが老化です。
そしてついに多重債務になり返済不能になると、死に至ります。現在の医学では、生きることで必然的に生まれるこの老化負債について、その科学的な実態が明らかにされつつあります。
2019年全世界で最大の死因は虚血性心疾患であり、全体の16%を占めています。脳卒中及び慢性閉そく性肺疾患が第2位および第3位であり、総死亡の約11%および6%です。第4位は、下気道感染症で呼吸器の感染は世界で最も致死的な伝染病です。
アルツハイマー病などの認知症が死因の第7位となりました。このように主要な死因トップ10のうち7つが生活習慣病によっておこるメタボリックドミノの疾患で、深刻な医療問題となっています。
これまで人類の平均寿命は順調に伸びてきましたが、新型コロナ感染症が発生した2019年以降、経済活動が縮小し収入が減ったことなどにより、アメリカ、ブルガリア、スペイン、リトアニアなど少なくとも27の国で平均寿命が減少に転じました。
前置きが長くなりタイトルの話題になりませんでしたので、続きはまた書くことにします。