昔は朝ごはんの時によく納豆を食べていました。たぶん卵かけご飯と納豆というのが定番になっていたような気がします。
食べた後口の中にねばねば感が残るのが欠点でしたが、割と好きだった気がします。いつからこの納豆が消えたかはハッキリしませんが、ここ数年は食べていません。
関西医科大学の研究員らは、納豆の摂取量と全死亡率の関連性について、約15年間にわたり前向きコホート調査を行いました。この研究には、65歳以上の男性2174名が参加し、そのうち2012名がベースライン調査を完了しました。
研究では参加者の納豆摂取状況を質問票により把握し、その5年後と10年後に追跡調査を行いました。アウトカムとして全死亡率を評価し、Cox比例ハザードモデルを用いてハザード比を算出しました。
最終的な解析対象となったのは1548名で、平均追跡期間12.0年において430名の死亡が確認されました。その結果、納豆を全く摂取していない群と比べて、週に数パック摂取していた群のハザード比は0.603、1日に1パック以上摂取していた群ではハザード比0.786と算出されました。
さらにベースラインと初回追跡調査の両方で納豆を摂取していない群と比較すると、両時点で週に数パックまたは1日1パック摂取していた群のハザード比は0.700でした。
これらの研究結果から、高齢男性において納豆を継続的かつ断続的に多く摂取することが、全死亡リスクの低下と関連していることが示唆されました。納豆は、日本の伝統的な発酵食品であり、多くの健康効果が科学的にも報告されています。
おもに含まれる栄養素には、腸内環境を整える食物繊維や、骨の健康を保つビタミンK2、カルシウム、タンパク質、そして血栓予防効果が期待されるナットウキナーゼなどがあります。ビタミンK2は骨形成を促進し、骨粗しょう症の予防に寄与することがしられています。
またナットウキナーゼは血液の線溶系に作用し、脳梗塞や心筋梗塞の予防にも関連があるとされます。納豆の適量は1日1パック(約50グラム)を目安とするのが望ましく、過剰摂取すると腸にガスがたまる原因や、特にイソフラボンの過剰摂取によるホルモンバランスの乱れなどが懸念されます。
また抗凝固薬ワルファリンを服用している患者は、納豆のビタミンKが薬効を阻害する可能性があるため避けるべきです。納豆の摂取のタイミングは、腸の活動が高まる夕食時が推奨されます。
日常的に納豆を適切に摂取することは、腸内フローラの改善、骨・血管・代謝系の健康維持に役立ち、結果として全身の健康増進につながるようです。
食べた後口の中にねばねば感が残るのが欠点でしたが、割と好きだった気がします。いつからこの納豆が消えたかはハッキリしませんが、ここ数年は食べていません。
関西医科大学の研究員らは、納豆の摂取量と全死亡率の関連性について、約15年間にわたり前向きコホート調査を行いました。この研究には、65歳以上の男性2174名が参加し、そのうち2012名がベースライン調査を完了しました。
研究では参加者の納豆摂取状況を質問票により把握し、その5年後と10年後に追跡調査を行いました。アウトカムとして全死亡率を評価し、Cox比例ハザードモデルを用いてハザード比を算出しました。
最終的な解析対象となったのは1548名で、平均追跡期間12.0年において430名の死亡が確認されました。その結果、納豆を全く摂取していない群と比べて、週に数パック摂取していた群のハザード比は0.603、1日に1パック以上摂取していた群ではハザード比0.786と算出されました。
さらにベースラインと初回追跡調査の両方で納豆を摂取していない群と比較すると、両時点で週に数パックまたは1日1パック摂取していた群のハザード比は0.700でした。
これらの研究結果から、高齢男性において納豆を継続的かつ断続的に多く摂取することが、全死亡リスクの低下と関連していることが示唆されました。納豆は、日本の伝統的な発酵食品であり、多くの健康効果が科学的にも報告されています。
おもに含まれる栄養素には、腸内環境を整える食物繊維や、骨の健康を保つビタミンK2、カルシウム、タンパク質、そして血栓予防効果が期待されるナットウキナーゼなどがあります。ビタミンK2は骨形成を促進し、骨粗しょう症の予防に寄与することがしられています。
またナットウキナーゼは血液の線溶系に作用し、脳梗塞や心筋梗塞の予防にも関連があるとされます。納豆の適量は1日1パック(約50グラム)を目安とするのが望ましく、過剰摂取すると腸にガスがたまる原因や、特にイソフラボンの過剰摂取によるホルモンバランスの乱れなどが懸念されます。
また抗凝固薬ワルファリンを服用している患者は、納豆のビタミンKが薬効を阻害する可能性があるため避けるべきです。納豆の摂取のタイミングは、腸の活動が高まる夕食時が推奨されます。
日常的に納豆を適切に摂取することは、腸内フローラの改善、骨・血管・代謝系の健康維持に役立ち、結果として全身の健康増進につながるようです。