ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

ウインブルドン1回戦 錦織辛勝

2015-06-30 10:35:20 | テニス
ウインブルドン1回戦、錦織はフルセットの末振り切り勝利しました。錦織の試合は2,3回戦が終わった時点で、まとめて書くつもりでしたが、昨日の1回戦がかなり危ない展開でしたので、書いておきます。
相手はイタリアのランキング55位の選手で、昨年のウインブルドン3回戦で対戦し、雨による中断や、日曜日の休日などが入り、3日がかりでフルセットを戦い何とか勝ったという、やや因縁の相手でした。それでも錦織は昨年後半から良くなっており、足のふくらはぎの筋膜炎が出なければ、それほど問題のない相手と思っていました。

昨日はこちらの時間で夜11時からでしたので、風呂にも入り万全の態勢で応援していました。試合開始直後は、2人とも芝の感触を確かめるような、いわば探り合い的なテニスでスタートしました。錦織はこの最初の段階で、慣れないためかサービスを破られ、セットを落とすことがあったのですが、昨日はかなり安定した入りで、足の調子も問題なさそうでした。中盤で相手のミスをつきサービスをブレークでき、5-3となった相手のサービスもブレークしてこのセットを取りました。この調子ならばストレートで勝てそうと、安心して見ていました。

特に2セット目は、錦織のサービスで始まりましたので、そのうちどこかでブレークすればと思っていましたが、ブレークポイントを握ったり、ジュースに持ち込んだりはできるのですが、最後の1ポイントが取れません。結局タイブレークまで行ってしまいましたが、錦織有利の展開でした。ところが珍しくネットに出たとき、非常に良いボールが帰りこれを処理できず、そこからこのタイブレークを取られてしまいました。これでセットカウント1-1とふりだしに戻ったわけです。

それでも3セット目は早い段階でブレークでき、このリードを守る形でこのセットを取りました。このまますんなりいかないのがテニスで、4セット目はちょっとしたミスを突かれ、初めてブレークされたままとられてしまいました。

ファイナルセットに入りましたが、最初の相手のサービスをブレークし、次のサーブをキープして3-0となり一安心となりました。ところがここで錦織はトレーナーを呼び、ひざ下までテーピングをやり直したのです。このスコアになれば、後は自分のサービスをキープすれば勝てるのですが、足の具合がどうなるか非常に気になるところです。実際の試合も錦織は相手のサーブを無理にとりに行っていない感じでしたが、これが戦略なのか足の調子が悪いためかわからず、ひやひやして見ていました。それでも自分のサーブは割と安定してキープし、サービングフォーマッチも無事キープし、3時間半に及ぶ激戦を制しました。見ていて本当に疲れる試合でしたが、この勝利で自信がついてくれると良いのですが。ほかの日本人選手は、守家、添田ともに敗れてしまいました。

健康食品の話し あれこれ

2015-06-29 10:32:14 | 健康・医療
昨日に続いて健康食品の話です。実は昨日書く予定だったものが、書き始めてから気が変わり思い出話になってしまいました。

その前に昨日のなでしこサッカーの感想を少し書いてみます。私は女子サッカーが割と好きで、何試合か見ていました。特に今回のワールドカップは、時間帯がよいし勝つサッカーをしているので楽しく見ることができます。昨日は5時からというので、起きてみるほどではないということで録画して、朝食を摂りながら見ていました。

序盤から良い攻めができている割には点が入らず、かみさんも男子のようだとぶつぶつ言っていました。キープ率も高くそれほど厳しく攻められてもいないので、安心して見ていましたが、後半になっても点が入りません。これでは延長戦になり、澤投入だろうと思っているときに、コーナーキック後のゴール前の混戦から見事ゴールを決めました。はらはらしましたが、これが最も良い得点パターンかもしれません。早い時点で得点すれば、オーストラリアの猛攻を受けることになり、それをしのぐ戦いではあまり面白くなかったかもしれません。ここまで来たらぜひ優勝してほしいものです。

さて健康食品の中の、シジミパワーのオルニチンの話です。この健康食品は、私が昔関連の合った会社で出しているのですが、近ごろはテレビCMでも見るようになり、かなり力を入れているようです。

オルニチンは塩基性アミノ酸の一種で、生物の体内には普通に存在している物質です。アミノ酸というのは、タンパク質の構成成分で、通常20種類のアミノ酸が結合してできています。ところがこのオルニチンは、この20種類のアミノ酸と非常に似た構造を持っているのですが、タンパク質の中にはほとんど入っていません。いわば21番目のアミノ酸ということになりますが、発酵法という微生物を用いてこのオルニチンが大量に生産できますので、微生物から高等動物まで共通のアミノ酸といえます。

人間はかなりの種類のアミノ酸を体内で作ることができますが、何種類かは食物からとる必要があり、これを必須アミノ酸と呼んでいます。タンパク質を含む食品、肉や大豆などを食べると、腸内で消化・分解され、アミノ酸として血液中に入ります。しかしこの中にはオルニチンはないわけです。現在はこのオルニチンがどんな役割を担っているのか、ある程度はわかってきたようですが、なぜ体内にあるのかは不明なようです。

現在多くのアミノ酸の健康食品が販売されています。私は基本的にタンパク質を食べれば、十分なアミノ酸が体内に入るので、少量のカプセルや錠剤を飲む意味はないと考えています。オルニチンもシジミに比較的多く含まれているようですので、シジミパワーとして販売しているようです。これがどんな効能があるのかはよくわかりませんが、こういったものが健康食品として事業になるというのも面白いことです。

健康食品 思い出話

2015-06-28 10:21:42 | 健康・医療
健康食品については、このブログでも取り上げ、もう半年以上前ですが何回か書いています。
このところ新聞や雑誌の広告に、この健康食品が非常に多くなったような気がします。私は基本的に、健康食品の必要性を否定していますので、その観点からいろいろ書きました。特に健康食品を規制する法律がないことから、安全性についても全く確認する必要がない点や、ある特定の物質を過剰に摂取した時の、体の問題点などが全く分かっていないということを書いています。

このように健康食品不要論の私ですが、実は15年ほど前に健康食品の製造販売を行っていたことがあります。これは私がある財団法人の研究所に出向していた時の話です。この研究所は有機化学の研究所としては、かなり良い実績を持っており、この研究所出身者がいろいろな大学の教授として活躍しているという、この分野のなかではかなり良い評価を得ていた研究所でした。そこに研究管理・特許・渉外などの担当で出向しました。

後からわかったのですが、この研究所の成果を応用し、子会社を設立して健康食品を販売していたのです。それがDHA、ドコサヘキサエン酸でした。この研究のいきさつはあまりよく知りませんが、DHAが魚の眼窩油部分に多く含まれることを発見し、多いといっても2,3%ですので、その中からDHAを精製する方法を開発したのです。ですから日本で最初にDHAを健康食品として売り出したのが、この研究所の子会社でした。私も出向して初めてこの子会社の役員になり、実質的な責任者になることが分かったのです。

それでも立場上、DHAを少しは知っていないといけないし、どんなものか飲んでみることにしました。DHAについていろいろ調べてみると、効能的なことは出てきますが、何に良いのかあまりはっきりしませんでした。たぶん1か月ぐらい飲んでみたのですが、特に何か変わったということは当然なく、その程度でやめてしまいました。

私の仕事は、在庫をチェックし、少なくなると製造の手配をするというものでしたが、そのころで販売後10年以上たっていましたので、もうシステムが出来上がっていました。具体的には九州枕崎の漁協に電話して、カツオの魚油を何トンか購入し、それを北海道旭川の精油会社に送るよう依頼します。なぜこんな日本の端から端まで動かすのかよくわかりませんが、どちらの会社にもそのうち挨拶に伺いますと言っていた割には、会うこともありませんでした。旭川で精製してもらったDHAを静岡のカプセル会社に送り、最後に東京の包装会社で製品としてもらうという流れでした。こういった事が、一度も顔を合わせることもなく進んでしまうのは、やや恐ろしい気もしましたが、実際の現場はこんなものかもしれません。

現在はDHAかなり多くの会社が出している一般的な健康食品となっていますが、DHAの広告を見るとこのころのことを思い出します。

全英オープン トーナメント表

2015-06-27 10:38:18 | テニス
いよいよ29日から全英オープンが開催され、昨日トーナメント表が発表されました。
このウインブルドンはグランドスラムの中でも、最も歴史と格式がありいくつかの特徴を備えています。まずコートが芝ですが、それほど一般的ではなく私も見たことがありません。通常のコートは大会が終われば、ほかの試合や公開して使用するのですが、このウインブルドンコートは、この大会のみの使用で、終われば1年かけて芝を育成するという贅沢な使い方です。

ですから誰も足を踏み入れていないセンターコートの最初の試合は、前年優勝者の1回戦と決まっています。また選手のウエアの色も白と決まっており、色のラインを入れる場合も何ミリ以下で、靴も白でなければいけません。ジョコビッチと錦織のユニクロのマークが目立つようです。それだけに選手が最も気合を入れる大会で、過去6年は決勝にビッグフォー以外が残ったことがないというのも特徴です。大会のシードを決める時も、単純な世界ランキングだけではなく、過去2年ぐらいの芝コートでの成績を加味するというシステムのようです。

昨日発表になったトーナメント表を印刷し、128人もいますので2ページに縮小しテープで張り合わせて大きな表にしました。全仏オープンの時に書きましたが、全体を4つの山に分けてみますと、錦織はかなり厳しい山で、準々決勝でトップのジョコビッチと当るところです。さらに4回戦では第9シードのチリッチというトップ10の選手と当る可能性があります。錦織はウインブルドンの前哨戦の準決勝で、ふくらはぎの故障で棄権してしまいましたので、その回復が気になっていたのですが、ブログなどでは特に問題なく出場できそうです。

もう一人の注目選手がナダルです。前哨戦2試合に出場し、ATP250では優勝したものの、次の試合では2回戦敗退と復調したのかよくわからない状態です。今回はかなりシードが下がり第10シードでしたので、どこに入るか気になっていました。結果はマレーの山のかなり厳しいところとなりました。4回戦で第8シードのフェレールと当り、準々決勝ではマレーと対戦です。さらに準決勝で第2シードのフェデラーに勝たないと決勝まで進めません。錦織、ナダルが順当に勝ち上がるのが前提ですので、早期敗退がないことを祈っています。

この観戦では若干問題があり、イギリスはフランス、ドイツと2時間の時差があります。今までは夜10時~11時の試合が多かったのですが、それが2時間遅くなってしまいます。しかも5セットマッチですので、長いと4時間以上かかります。これをライブで見るか、録画して次の日見るかを悩んでいるところです。どちらせよ来週から2週間楽しめそうです。

猫はだんだん贅沢になっていく?

2015-06-26 10:10:16 | 
また猫の話ですが、猫は良い餌を与えるとすぐそれに慣れてしまい、あまり良くない餌は食べなくなるという話を聞きます。家では猫の食事はかみさんがやっていますので、私がやることはほとんどないし、実際どの餌が良いのかもわかりませんが、一緒に買い物に行ったりすると、猫の餌といってもピンからキリまであるようです。

私が猫に餌をやるのは、たまにかみさんより早く起きたとき、居間に来ると猫の餌がいつも置いてあるところに、主にクルが座って待っています。ほかの猫もうろうろしていますが、餌を欲しがってニィーニィー鳴くのはクルだけです。その近くの箱の中に何種類かのカリカリ(乾燥餌)がありますので、適当に皿に出してやるのですが、すぐに食べ始める時とにおいを嗅いでやめてしまう時があります。この差が高い良い餌と安い餌の差かと思っていましたが、少し違うような気もします。カリカリが袋にたくさん残っている、つまり封を切りたての餌はよく食べて、やや古くなったような餌は食べないという、ようするに新しくてにおいが強いものはすぐ食べるが、古くなって匂いが薄くなったものは食べないような気もします。

面白いのは、こういったにおいを嗅いでやめてしまうときに、「ぜいたくを言うな」といって頭や背中をなぜてやると、必ず食べだし触っている間は食べています。これはクル特有の性質ではなく、割と猫に共通しているような感じがします。餌を食べているときではなくても、しばらく猫を触って遊んでやると餌を食べに行ったりします。これは元野良猫だと、飼い主に触ってもらうと安心感が出て食欲が出るのかもしれません。

こうやって食べ始めたときに、時々ファーが食べに来る時があります。そうするとクルにしてもほかの猫にしても、必ず譲って食べるのをやめてしまいます。こういう時は別な皿に出してやるのですが、ファーが図々しいのかどの猫も譲るのです。ファーは家猫の中ではかなり小さい(3.2Kg)とはいえ、もう立派な大人猫ですが、どうも自分より小さい猫には譲るというのが、猫共通の性質のようです。

私が出してやった後すぐかみさんが本格的に缶詰など出してやりますので、それまで待っているのかもしれません。家の猫は餌をやりすぎるのか、皆オオネコになっています。7キロのキジタローと6キロのコブンはそれほどデブではありませんが、5キロのクルは明らかにデブといえます。その点ファーは、家に入れてほぼ1年ですが、1キロぐらいは増えたのですがあまり大きくならないようです。どうも本当の成長期にあまり食べなかったのか、あるいはその時期に子育てをしたので食べても自分の栄養にならなかったのか、どうもあまり大きくなれないようです。

話題がそれてしまいましたが、猫はだんだん贅沢になるというのは、ある程度その傾向はあるようですが、本当におなかが空けば何でも食べるような気がします。