ごっとさんのブログ

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「平成」から「令和」という新しい時代に

2019-04-09 10:29:38 | その他
先日「令和」という新しい元号が発表され、4月30日で「平成」が終わりを告げます。私にとって平成はどういう時代だったかを振り返ってみます。

色々なメディアでは少子高齢化が進んだ時代とか、インターネットが飛躍的に普及した時代と言われています。私にとっては企業の研究所の中でのんびり研究をしていた時期が終わり、外の世界に出た時期と言えます。

外部の研究機関へ出向という形でしたので、基本的に研究は続けていたのですが全く異なった環境に移ることになったのが平成7年でした。この研究所は静岡県でしたので、この時初めて単身赴任という家族から離れた生活となりました。

この時連絡のために当時普及し始めた携帯電話を持ちましたが、まだ幅と厚さも数センチという棒のような形で、とてもポケットにしまうことなどできない大きなものでした。

この携帯電話が薄く小さくなりその後スマフォに変わりここまで普及したというのも平成の大きな流れなのかもしれません。当時の普及率は多分数%程度でしたので、私の携帯は最先端を取り入れたと言えるのかもしれません。

インターネットの普及についていえば、新しい研究所には当時最新のウインドウズ95搭載のパソコンを使うようになっていました。

パソコンについては私の勤務していた会社は非常に導入が早く、ウインドウズ3.0が搭載されたPCを多分平成になりすぐに全員が持ち、メールシステムが出来上がっていました。この頃の普及率は1997年で9.2%で、平成の中ごろになってようやく50%を超えたとなっています。

この様に私は初期のころからネットのお世話になっていましたので、現在のように何でもネットでということにそれほど抵抗は持っていませんが、やはり平成はこの進歩が著しい時代と言えそうです。

こういった外部の研究所を3カ所ほど移り、平成17年に定年よりやや早く勤務していた会社を退職しました。ところがこれはそれほど大きな変化ではなく、すぐに大学の非常勤講師を始め、自宅近くの企業研究所に派遣社員として勤めました。

研究内容は少し変わりましたが、今までの流れの一環であり新しい分野の研究を比較的楽しくやることができました。こういった状態が平成26年まで続き、大学の定年になり研究所も辞め完全に引退しました。

その他家族としては、子どもたちが独立して結婚し、孫が生まれたりといろいろありましたが、激動の時代というよりは平穏な30年だったような気がします。

実際は大きな自然災害などが発生した時代でもありましたが、私は直接的な影響を受けることもありませんでした。すでに70年以上を生きていますので、その後ろの30年というのを振り返ると言ってもあまり面白いことはないのかもしれません。