けろっぴぃの日記

最近、政治のことをはじめとして目を覆いたくなるような現状が多々あります。小さな力ですが、意見を発信しようと思います。

日中韓と、しまむら「土下座」問題のデジャブ

2013-10-05 18:52:21 | 政治
ネット上ではにわかに話題になっていて前から気にしていた話題が記事になった。

Yahoo!ニュース(弁護士ドットコム)2013年10月4日「半沢直樹のマネ? 「しまむら」店員への「土下座強要」は法律的にどうなのか?

ご存知の方も多いと思うが、この記事はここで何が起きたかのごく一部しか書いていない。ネットユーザが炎上したとしか書かれていないし、記事上ではこのクレーマー側が「倍返し」をしたかの様な記事となっている。いわく、しまむらの店員がけしからんので、半沢直樹を気取ったクレーマーが「倍返し」をしたのだが、弁護士の方が店員の対応の悪さをタテに土下座を強要した場合の(クレーマー側に問われる)刑事罰はどうなのだろうか・・・という記事である。

まあ、法的な話題はそれでも良いが、実際の話題がその遥か先を行っていて、周回遅れとなった記事の内容としては個人的には今さら・・・と少々疑問が残る。それは、この土下座をさせた側のクレーマーは、言葉だけではなく、まさにリアルな「100倍返し」をもろに受けることになったからである。多分、キーワードで検索すれば分かると思うが、半沢直樹では大和田常務は単なる降格で済んだが、今回のクレーマーは、まあ例えて言えば「悪行のペナルティを受けて出向を命じられたが、出向先がアフリカ奥地の治安が劣悪な紛争地で、しかもいろいろな事情で家族全員で引っ越すことになってしまった」とでも言う感じだろうか?悪ふざけの写真で学校を退学になった学生や、損害賠償を請求される大馬鹿野郎が後を絶たなかったが、今回のケースはその遥か先を行くケースである。例えるならば、確か韓国で犬を連れた女子大生が地下鉄に乗り、車内で飼い犬が糞尿をしたのにそれを放置していたところを写真にとられ、それがネット上で話題になって顔写真と犬からその犯人が特定され、その人のありとあらゆる個人情報が丸裸にされて、大学に通うことはおろか自宅で息を潜めて暮さざるを得ない状況に追い込まれたのに近い。韓国のお家芸であるネチズンが、天に代わってお仕置きをしたつもりなのであろう。

まさに、今回のケースはクレーマーも自業自得だし、しかしだからと言って日本版ネチズンもやり過ぎである。ただ、今回面白いのは変な方向にも火の粉が飛び移った点である。私には予想外だったのだが、土下座の写真をネットに掲載されてしまったしまむらの店員までつるし上げの対象になりそうなのである。というのも、UHB北海道文化放送の番組「U型テレビ」では「いま土下座がブーム!」と題してこの話題を取り上げ、番組のFacebookのページには「札幌の店員を土下座させた写真が投稿され話題に。理不尽な目にあい憂さ晴らしをしたい気持ち、非を認めたらすぐに形の上で大袈裟なくらいに謝罪する知恵が働く、など考えさせられる問題でしたね。『相手を思いやる気持ちがなければ謝罪は相手に伝わらない』というコメントも印象的でした。皆さんはどう思いましたか?」と書かれているそうだ(未確認)。これをそのまま読めば、しまむらの店員は短絡的に「何かあったら、土下座しちゃえばいいんだよ!」と考えていて、これ見よがしに謝意のかけらもない状況で土下座したと断定しているように取れる。だからこそ、「いま土下座がブーム!」と言えるのだろう。どうも、テレビ局の編集部にまでお馬鹿さ加減が伝染しているようだ。

ただ、今回の一連の流れに対し別に誰の何処を直せということを言うつもりはない。「バカッター」とも言われる一連の熟慮の足りない人々の話題は枚挙に暇がないし、コメントしようにも単なる正論以上のことは言えない。だから、今回も当初はブログで取り上げていなかったが、忘れかけたころに上記のサイトのような話題が持ち上がり何回か見ているうちに、何処か「デジャブ」の様な感覚を覚えたのでついつい取り上げてしまった。同じ感覚を持っている方もいるかも知れない。

「謝れ!謝れ!」と言って相手に土下座をさせ、それでも飽き足らずにネット上で相手の極悪非道ぶりを世界に拡散しようとしているクレーマー。そのクレーマーの行く末は、ネット上から総スカンを食い、ネットの世界から退場を余儀なくされるばかりではなく、リアルな世界でも生活もままならない状態に追いやられた。そんなところを(社会的な影響力がより強い存在の人から)横から茶々が入り、「土下座して謝ったふりをしているが、心が籠ってないから、そんなの謝罪じゃない」と謝った側がまた非難された。そかし、それを受けてネット世界では「偏向報道だ!」とこれまたバッシングが起きる・・・。

あまりに何処かで見た世界である。そちらの世界のリアルなバッシングはまだまだこれからなのであるが・・・。

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