けろっぴぃの日記

最近、政治のことをはじめとして目を覆いたくなるような現状が多々あります。小さな力ですが、意見を発信しようと思います。

渡部建の不倫報道について思うこと

2020-06-13 00:21:31 | 日記
アンジャッシュ渡部建の不倫報道が芸能ニュースで大盛り上がりである。まことにどうでもよい話で、単に「良い子はまねをしないように!」という話なのだが、良い例だから一つコメントしておきたい。

先日の検察庁法改正法案の話もそうであるが、私が何よりも嫌いなのは「恣意的なダブルスタンダード」である。主義主張が一貫しているのではなく、その時々で自分に都合の良いように話をすり替えるのはどうしても耐えられない。マスコミは、誰にでも平等な物差しで、平等な価値観で個々の事案を是々非々で判断し、その結果を自信と責任をもって発信すべきである。しかし、最近のマスコミは極度に劣化が進み、結論を先に決めたら途中の議論を捻じ曲げても構わないと確信を持っているようだ。

不倫報道というのはいつ聞いても不快なもので、しかし、ずっと昔からそこら中であった話である。ビートたけしなどは自ら自虐的な浮気ネタを平気で話をしていたし、実際にそのことを裏付ける報道も数多くあった。奥さんのもとには帰らず好き放題やっていた。結果、つい最近になって数年前から不倫していた相手と再婚することになるが、それを咎めるような論調は何処にもない。「芸の為なら女房も泣かす」というのが芸人という見方もあるが、それを言ったら渡部も同じ単なる芸人。東出の不倫は芸人じゃなくて俳優だから違うという人もいるかも知れないが、それを言うなら、たけしは世界的映画監督、云わば芸術家とも言えるわけで、たけしが責められない理由が分からない。今回の渡部は、相手女性が文春に駆け込んで訴えられるほど、粗雑な扱いをしていたことがいけない…という人がいるかもしれないが、それなら東出は相手に訴えられているわけでもないのに叩かれている。

結局は、叩きやすい相手か、叩いたときに返り血を浴びないか、叩くと新聞/雑誌が売れるか、視聴率が取れるか、が判断基準でしかない。でもそれは、判断基準を恣意的に捻じ曲げているという話である。一瞬だけ報じて、「後は夫婦と関係者で話し合ってください」というなら分かるが、当然、おいしい話を自ら棒に振るマスメディアはいない。ネットで炎上し、そちらでガソリンが投下されて更に炎上すれば、それはマスメディアの思うつぼ。

ついでに言えば、ちょっと前の某政党のマドンナ的な女性国会議員がダブル不倫して離婚したという話があった。これが自民党の女性議員だったら大騒ぎになっただろうが、野党となるとだんまりを決め込む。ちょっとした有名人だったから、マスメディアもニュースバリューは十分にあったはずだが、何故か話題にもならない。

都合の良いときは正義を振りかざすが、別に正義感に駆られて何かをしている訳ではない。単に儲かるからしているだけのこと。戦前の朝日新聞や毎日新聞が、軍国主義を増長していたのと同じ。立派な基本原則などなく、恣意的な判断のみがそこにある。しかし、それは自殺行為だと分からないのだろうか?とても、そんな人の言うことなど、私は信用できないのだが・・・。

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