数年前からお世話になっている方々に誘われて、スペイン料理を食べに行った。
懐かしい思い出話から、最近社内で起きている政治紛争から、幅広く、そしてかなりギリギリの会話を繰り広げてきた。
それにしても、ここの料理がどうもお粗末だった。
タパスを頼んだのだけれども、この量はいかがなものか。
小皿料理というよりも、ただツマミを並べただけという表現の方がシックリくる。
一通りの料理を食べ終えて、食後のコーヒーを注文しようとすると
「アカン!今から私が世界一オイシイと思ってるコーヒー飲みに行くねん!」
と遮られる。
というわけで、三宮から数駅離れた六甲道へと向かう。
駅を降りてしばらく歩くと、コーヒー店が見えてくる。
「ここですか?」
「んなわけあるかい」
JRの高架下沿いをさらに歩くこと5分、ちょっと風情のあるこういう店が現れる。
そして、世界一うまいと評されるコーヒーを堪能する。
かなり本格的なコーヒーを楽しむことが出来た。
それにしても、この日ご一緒させて頂いた面々はかなり個性的で、知的レベルが高かった。
真面目な会話も、くだらない馬鹿話も、それぞれに含蓄があり、会話に着いていくために相当な集中力を要した。
会話をするだけでアドレナリンが体中を駆け巡るような機会なんて、そうそう無い。
いかにこういう機会を増やせるかで、自分の成長度合いも大きく変わるんだろうなー。
そんなことを改めて痛感した一日でした。