仕事を終わらせて友達の家に行く。
部屋に入ると小学生ぐらいの男の子(外人)がいた。
「あれ?息子いたんだっけ?」
「ちげーよ、卓球仲間だよ。もしかしたら3年後のロンドンオリンピックに出るかもしれないような逸材だぞ」
「マジで?そっかー、どうよ、君、オリンピック出れそうなの?」
「まぁ、そんなにうまくはないけど頑張るよ。今度台湾に卓球合宿に行くしね」
「すげーな。本格的だな。じゃあ頑張ってオリンピック出ないとな!・・・今のうちサインもらっておこうかな?」
「こいつダーツもうまいんだよ」
「おー。お兄ちゃん(?)もうまいんだぜ。一発勝負するか」
「うん、いいよ」
時間を潰すついでだしな。
いっちょ遊んでやるか。
ふーん。
結構うまいじゃない。
どれどれ、じゃあちょっと俺の実力を見せつけて驚かせてやるかな。
よっ、あれ?おかしいな。
ほっ、あれ?よっ・・・。
おいおい、やばいな。
あっ、ちょっと、お前、何そんなに高い点数取ってるんだよ!
まずいぞ、真剣にやらないと負ける・・・。
おりゃ!おりゃ!おりゃ!
そんな展開がしばらく続き・・・負けた。
小学生相手に。
しかも途中から大人気なく本気でやったのに。
小学生相手に。
「お兄ちゃん弱いなー」
「負けてあげたんだよ!」
と、ついムキになってしまった自分はもうすぐ30歳。
どっちが小学生なんだか。
(続く)
部屋に入ると小学生ぐらいの男の子(外人)がいた。
「あれ?息子いたんだっけ?」
「ちげーよ、卓球仲間だよ。もしかしたら3年後のロンドンオリンピックに出るかもしれないような逸材だぞ」
「マジで?そっかー、どうよ、君、オリンピック出れそうなの?」
「まぁ、そんなにうまくはないけど頑張るよ。今度台湾に卓球合宿に行くしね」
「すげーな。本格的だな。じゃあ頑張ってオリンピック出ないとな!・・・今のうちサインもらっておこうかな?」
「こいつダーツもうまいんだよ」
「おー。お兄ちゃん(?)もうまいんだぜ。一発勝負するか」
「うん、いいよ」
時間を潰すついでだしな。
いっちょ遊んでやるか。
ふーん。
結構うまいじゃない。
どれどれ、じゃあちょっと俺の実力を見せつけて驚かせてやるかな。
よっ、あれ?おかしいな。
ほっ、あれ?よっ・・・。
おいおい、やばいな。
あっ、ちょっと、お前、何そんなに高い点数取ってるんだよ!
まずいぞ、真剣にやらないと負ける・・・。
おりゃ!おりゃ!おりゃ!
そんな展開がしばらく続き・・・負けた。
小学生相手に。
しかも途中から大人気なく本気でやったのに。
小学生相手に。
「お兄ちゃん弱いなー」
「負けてあげたんだよ!」
と、ついムキになってしまった自分はもうすぐ30歳。
どっちが小学生なんだか。
(続く)