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ブログ的なアレです。

ルパン vs 複製人間、アドルフの画集

2005年05月14日 | 本・映画・音楽レビュー
結婚式の2次会の幹事を頼まれました。
どうなっても知らんぞ

けんたです。



今日は暇だったので映画を見ることに。

まずはルパン vs 複製人間

不二子がルパンの事を本気で好きだったり、銭形の娘が「トシコ」だという事が発覚したり、(全く持って意味不明だが)声優人に特別出演として三波春夫、赤塚不二男、梶原一騎がいたりなど、異色を放ちまくる秀作。



続いてはアドルフの画集

ネットで見たところ、かなり賛否両論な作品。
出来れば一度樺沢さんに分析をして欲しいと思うところ。
個人的には結構楽しめた。

話しの概要としては、「もしヒットラーが画家としての人生を歩んでいたら・・・」という話し。

まずは世間一般でもよく言われているヒットラーの「臆病・潔癖症」などの人間性が上手く描かれていたと思われる。しかもその微妙な心情を演じきったノア・テイラーの迫真の演技がすさまじかった。

映画の中身やテーマなども割りと濃厚。

ヒットラーの「ユダヤ人は純潔守っているから優秀なんだ。アーリア人もそうあるべき」という偏見性あふれる一言に対して、マックスの「俺は戦争で見てきた。人間なんて血がなんであろうと同じように生きて、同じように死んでいくんだ」という台詞。

結局、民族・色・思想なんて関係ない。みんな同じ人間なんだ。
まずこれが第一のテーマとして挙げられると思う。

また、マックスが大型ミンチミキサーを使っていたシーンも、マックスが「戦争で右腕を失った=芸術家としての命」を失ったというメッセージ性がアドルフに対してのものであったのは明白。
特に、アドルフと会ってから芸術活動になんとか身を戻そうとしていたマックスが印象的。

その他にも、政治とアートの世界の共通点(虚空・もろい・将校の「アドルフのメッセージには中身がない」発言など)が要所要所で表現されていたりしておもしろかった。

あとは、マックス(MAX)という名前の意味合いなどが分かればおもしろいんだろうなぁ。

というわけでお勧めなので是非。
コメント (1)
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