テレ朝の
大木アナもキレイですよね。
うん、だからなんだ、って話しなんですが。
けんたです。
本気でネタが切れてきました。
仕方がないので、今日は禁断の過去ネタを紹介します。
あれは大学3年生の頃ですか。
就職活動まっさかりの頃です。
学生の頃はテニスサークルに所属していたのですが、土曜に練習があるという事で有明テニスの森に同期数名で参加しました。
一応前置きだけしておくと、うちのサークルはテニスをするだけでも疲れるってーのに、声出し・玉拾いをバリバリとやる(やらされる)サークルだったりします。声が出てないと怒られるわ、玉拾ってないと怒られるわで「あれ?俺ってテニスやりに来てるんだっけ?」っていう疑問が湧かなくなるくらいやっておりました。今から考えるとアホみたいなんですけど。
そんな練習の帰りのこと。「みんなで月島のもんじゃを食べに行こう」という運びになりました。まあ、健全な大学生なので、当然「もんじゃを食べる」ではなく「ビールを飲みまくるついでに申し訳ない程度にもんじゃをつまもう」というのが本来の趣旨ではあったんですが。
で、その日はたまたま同期のココリン(ココリコ田中にそっくり)
がどこかの就活を終わらせて、スーツのまま飲み会に参加していたんですが、その日に限って髪を短く切ってきていて、その容貌たるや、ココリコ田中じゃなくてホンコンさん
にそっくりだったんですよ。
しかも、それに気づいた私が調子に乗って「おいおい!ココリンがホンコンさんそっくりだよぉー!」と悪酔いしながらココリンに飲ませ始めたもんだからもう大変。獲物を発見したハイエナのごとく、周りのみんなも「ホンコンさん!ホンコンさん!」と大盛り上がりでコールをかけ始め、さらにココリンも潔く腹をくくってしまい、ココリンさん「エンドレスビール流し込みタイム」に突入してしまいました。
そんなこんなで飲み会も終了。それぞれ帰路についたわけです。帰りのメンバーは私と、後輩のO松(1つ下)、いっせー(2つ下)、女子2人(2つ下)、そしてココリン(同期)。
当時、このメンバーは東横線の日吉に住んでいたので、「月島 - (日比谷線) - 中目黒 - (東横線) - 日吉」というルートで帰ることになりました。
さて、大体想像はつくと思いますが帰り道のこと。
中目黒で乗り換えて満員電車の東横線に乗り、ドアが閉まった瞬間、悪夢は起きました。
ココリンがうなだれながらボソリと一言。
「俺、気持ち悪いかも・・・」
(え、マジで・・・)
「うぇ・・・」
聞こえるか聞こえないくらいの声で、ココリンの体の叫びがかすかに聞こえたのでした。
そして全員が凍りついたその瞬間、ココリンのほっぺが大きく膨らみました。
うわー!発射準備完了じゃないですか!
しかも口からピューピュー子供用の水鉄砲みたいにアレが出てるし!
うわー、ビニール袋間に合わない!
仕方がない!俺も腹をくくれ!
O松!手出せ!
そして、私とO松が手を突き出した瞬間
大爆発・・・
私とO松の手にはアレの池が。
しかも満員電車のはずなのに、そこには半径1mほどのスペースが出来てましたよ。
どうにもこうにも、もう何もしようがないので、次の祐天寺で「すいません・・・すいません・・・」と平謝りながら降りる私とO松。いっせーもココリンを運びながら出てきました。
その後も、都立大学、自由が丘、武蔵小杉と、電車に乗っては降りてナニして、乗っては降りてナニしてを繰り返し、なんとか日吉の一歩手前、元住吉まで到着したのでした。
「もう一息だね、頑張ろう」
私とO松といっせーの団結力だけが強まっていくのでした。
しかし、これで話しは終わらない。
また悲劇は起きたのです。
次の電車が来たので、最後のひとふんばりと言わんばかりに、ナニをした顔面蒼白のココリンを再度電車になんとか乗せたのでした。
が、ドアが閉まった瞬間、いっせーが一言。
「あれ?ココリンさんカバンは?」
・・・。
「あー!あそこだ!ほら、あそこのベンチの上!」
ココリンの就活のカバンが元住吉のベンチに無様に置いてあったのです。
全員脱力
当然、満場一致で「もう、いっか・・・しらね」で片付けました。
しかも、話しはまだ終わりませんよ。
実は、私とO松といっせーは日吉に住んでいたのですが、ココリンだけ日吉のちょっと先の大倉山に住んでいたのです。
「おい、どうするよ?」
作戦会議が始まりました。
しかし、そこはさすがに手塩にかけた後輩、いっせーが「俺、普段ココリンさんにお世話になってるんで、俺が連れて帰りますよ」と。
・・・後輩の鑑(かがみ)です。
いっせーの先輩の敬う気持ちを害するわけにもいかないので、私とO松はココリンをいっせーに託して日吉で降りたのでした。
さて、日吉で降りた私とO松。
さすがにテンションが下がりまくっていたので、景気づけにラーメンを二人で食べる事にしたのでした。
け「いやー。今日はさすがにきつかったね」
O「ですね。あんなになるとは思いませんでしたね」
け「うん、しかも『ホンコンさん』とか言い出したの、俺だからね・・・自業自得ってやつか」
O「まあ、今となってはおもしろかったんで・・・あれ?いっせーから電話だ・・・はい、もしもし?うん、うん。分かった。うん、じゃあ待ってる」
け「どしたの?」
O「なんか詳しくは知らないんですけど、いっせーが今からココリンさん連れてこっちに来るって」
け「??」
15分後・・・
け「お!いっせー。どしたの?」
い「もう、ありえないです、ホント」
O「なんでココリンさんもいるの?」
い「大倉山で降りて、タクシーに乗せようと思ったんですけど、家の鍵だけ先に取り出した方が良いと思って、ココリンさんに聞いたんですよ。『ココリンさん、家の鍵どこですか?』って。そしたら
『・・・カバンの中・・・』
って。もう、どうしょうもないんで連れてきました」
カバン・・・ああ、あの元住吉のベンチにあったやつ・・・。
再びハンパない脱力感に襲われた3人でした。
で、最終的にはO松の家にココリンを収納したのですが、まだ話しは終わりません。
後日、ココリンと会う機会がありました。
け「お!てめー!コノヤロー!」
コ「いやー。すまんすまん」
け「あの後、O松の家で大丈夫だったの?」
コ「うん、なんとか。それよりさー、
カバン見つからなくてさ
ヤバイんだけど・・・」
け「え?マジで?」
コ「うん。手帳とか就活の道具全部入ってたから、セミナーとか面接とか分からなくなっちゃった」
け「マジで!」
コ「うん、リセットされちゃった・・・」
け「・・・」
やっちまったぁ・・・。
あの時、自分が元住吉にまで戻ってカバンさえ取ってくれば・・・。
就活という、ココリンの人生を左右しかねない重要なイベントを台無しにしてしまった・・・。
とてつもない後悔の念にかられました・・・。
でも、後悔した私がバカでした。
何故なら、数週間後のある日のこと、ココリンさん
留年確定
していたので・・・。
ホント、人生万事塞翁が馬とはよく言ったもので・・・。
今となっては良い思い出です・・・。