西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

ダリウス・ミヨー

2007-06-22 08:33:52 | 20世紀音楽
今日は、フランスの作曲家ダリウス・ミヨーの亡くなった日です(1974年)。
ミヨーはいわゆるフランス6人組の1人で、その中心になって活躍しました。このグループは、合作の作品をいくつか残しています。しかし全員が参加したわけでもなく、また6人組以外のメンバーが加わることもあります。
「ジャンヌの扇」から第7曲「ポルカ」、それと「エッフェル塔の花嫁花婿」から第2曲「結婚行進曲」・第5曲「殺戮のフーガ」・第10曲「結婚式の散会」を聴いてみました。1920年代のフランス音楽がどのようなものか雰囲気が分かるような気がします。ミヨーの作品の「世界の創造」という名をCD店で見かけることがありましたが、まだどのような曲なのか聴いたことがありません。20世紀の、しかもフランスの作曲家としては珍しく12曲もの交響曲を書いていますが、これも聴いたことがありません。付随音楽を41曲、映画音楽を26曲書いていて多作家であることがわかります。今楽曲名辞典を見ると、管弦楽曲に「マルティニック島の舞踏会」というのがあるようで、注目せざるを得ません。どのような内容なのか分かりませんが、この島はフランス史の汚点ともいうべき島で、ここを題材にどのような曲を書いたのか、興味を持つところですが、おそらくはそのような意識などなく書いたのでしょう。

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