東北から帰ってみると
本日は春らしい穏やかな天気で、
桜も2分3分咲きというところでしょうか。 (関東は満開のようですが。)
こぶしの花にヒヨドリが。 ↓
さて、20日は東北、鳴子温泉行きでありました。
1年前の鳴子温泉、石巻コースの再行です。
20日は、全くあったかい天気で、
さすがの東北山里も遠くに雪山が見える程度で、
のどかな野山の春景色であったのですが、
翌日は一転して、猛吹雪でありました。
「鳴子は山ですからね。天気はすぐに変わります。」
とはおっしゃるものの、のどかな野山も
さすがにいっぺんで冬景色になってしまいました。
鳴子温泉街の通り。 ↓
とりあえずこの日は吹雪を押して
近場の湯巡りであります。
(風に飛ばされそうでしたけど。)
鳴子温泉駅。 ↓
JR湯けむりラインで一駅だけ行くと
鳴子御殿駅です。
鳴子温泉もグッドなのですが、
この駅の東鳴子温泉はひっそりとした
静かさと、わびしさがあって
中々奥が深そうなのでありますよ。
鳴子御殿駅。風情ある駅舎です。 ↓
東鳴子温泉の通り。↓
廃業した温泉旅館みたいですが。 ↓
それにしても雪がすごいので、
まずは駅前の、湯治場らしい雰囲気の
「いさぜん旅館」さんへ飛び込みます。 ↓
時間が早くて女湯が清掃中。
でもってなべ嫁さんは待機して
なべさんだけが混浴風呂へ入ります。
(お客さんは誰もいないけど。)
湯船が中で二つに分かれていて、泉質が違います。
どちらも黒っぽく脂っぽいのですが、
なんだかしっとりとあったまる落ち着く湯ですな。
これはなかなかよろしいです。
上がってくると、なべ嫁さんが寒そうなので
あわてて次の2軒目「大沼」さんへ。
こちらはやや褐色系のしっとりなめらか。
なべ嫁さんお気に入りのようでした。
かくして、駅まで戻ると、どうやら吹雪で
電車が止まったり遅れたりしているとのこと。
「この電車、吹雪くとよく止まるんだぁ。」
と、昨年の雪のときも
待合室のおばあさんが言っておりましたね。
でもまぁ何とか鳴子温泉駅まで戻ってきたのですが、
とにかく、寒いので、鍋焼きうどんで、お昼を取って
早めにお宿に戻ることにしました。
吹雪に飛ばされそうな、その戻る途中で
もう1軒だけ立ち寄り湯ではありましたが。
「東多賀の湯」です。 ↓
乳白色の温泉です。 ↓
鳴子温泉は実に多彩な泉質を持った温泉でありますな。
しかもどれもしっとりなじみやすい温泉です。
名湯だと思いますね。
こうして傘の骨を折りつつ、宿へ戻ると、どうやら、
暴風警報が出ていた模様でありまして、
たしかにさもありなんの風ではあったのでありました。
でもって気を取り直して、もう一度
お宿の温泉へつかり、吹雪の疲れを
癒したのでありますが。
(こちらの黒湯もなかなかよろしいんですよ。)