1・2年生のマットを使った運動遊びの中で,次のような場面があった。
【1】
ゆりかごをしているときに,立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。
「Aさんはどうして立ち上がれるのでしょうか。」
と問い掛け,立ち上がれない動きを教師が示範して比較させた。
「Aさんのゆりかごと先生のゆりかごはどこが違うのか,4人組で話し合ってごらん。」
ここで話し合い活動を入れた。いきなりクラス全体で話すようなことはしない。まずは少人数で話し合いをする。友達の意見に耳を傾け,それについて自分の意見を言うなどする中で,運動について理解が深まっていく。
グループでの話し合いの結果を全体で聞き合い,考えを集約していく。その中で,「かかととお尻がくっついている」というポイントに気づくことができた。
【2】
前転がりをしているとき,最後に立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。
そこで,次のように発問した。
「最後は,脚をどういうふうにすると立ちやすいでしょうか。」
①がに股 ②内股 ③まっすぐ
はじめ,子どもたちは「まっすぐ」だという意見が多かった。
「それでは,どれが立ちやすいか試してみましょう。」
子どもたちはそれぞれに練習を始め,自分なりの解を確定した。
「どれが立ちやすかったか。4人のグループで話し合ってごらん。」
話し合い活動である。「内股が立ちやすかった」「いや,僕はまっすぐがいいと思う」などと意見を交換している。
その後,グループの意見をまとめると,内股派とまっすぐ派に分かれた。
このとき,「かっこいいのはまっすぐだけど,立ちやすいのは内股だ」という意見も出た。
「どちらが立ちやすいか,もう一度試してごらん。」
結果,立ちやすいのは内股であるとまとまった。
この実践では,子どもたちが友達と意見を交換し合いながら,自分たちでコツを発見するように仕向けたのである。
どちらの実践も,「言語化(発問)」→「体験」→「言語化(話し合い活動)」→「体験」という流れになっている。
【1】
ゆりかごをしているときに,立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。
「Aさんはどうして立ち上がれるのでしょうか。」
と問い掛け,立ち上がれない動きを教師が示範して比較させた。
「Aさんのゆりかごと先生のゆりかごはどこが違うのか,4人組で話し合ってごらん。」
ここで話し合い活動を入れた。いきなりクラス全体で話すようなことはしない。まずは少人数で話し合いをする。友達の意見に耳を傾け,それについて自分の意見を言うなどする中で,運動について理解が深まっていく。
グループでの話し合いの結果を全体で聞き合い,考えを集約していく。その中で,「かかととお尻がくっついている」というポイントに気づくことができた。
【2】
前転がりをしているとき,最後に立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。
そこで,次のように発問した。
「最後は,脚をどういうふうにすると立ちやすいでしょうか。」
①がに股 ②内股 ③まっすぐ
はじめ,子どもたちは「まっすぐ」だという意見が多かった。
「それでは,どれが立ちやすいか試してみましょう。」
子どもたちはそれぞれに練習を始め,自分なりの解を確定した。
「どれが立ちやすかったか。4人のグループで話し合ってごらん。」
話し合い活動である。「内股が立ちやすかった」「いや,僕はまっすぐがいいと思う」などと意見を交換している。
その後,グループの意見をまとめると,内股派とまっすぐ派に分かれた。
このとき,「かっこいいのはまっすぐだけど,立ちやすいのは内股だ」という意見も出た。
「どちらが立ちやすいか,もう一度試してごらん。」
結果,立ちやすいのは内股であるとまとまった。
この実践では,子どもたちが友達と意見を交換し合いながら,自分たちでコツを発見するように仕向けたのである。
どちらの実践も,「言語化(発問)」→「体験」→「言語化(話し合い活動)」→「体験」という流れになっている。