『楽しい体育の授業』1月号の特集は,「教師の“言語技術”が子どもの運動技能を変える」である。
今回の特集は,「話す」「聞く」「書く」「読む」という4つの言語技術の内容で構成される。
これらの言語技術を使って,論理的思考力やコミュニケーション能力を向上させていくのである。
私が執筆依頼を受けた内容は,「『聞く』言語技術の活用」の「低学年 器械・器具を使っての運動遊び」の領域である。
「話す」技術,「書く」技術というのなら分かる。
私の授業でも,例えば,ボール運動で1人1人に作戦を書かせ,それをもとにチームで話し合うという場面はよくある。
しかし,「聞く」技術というのは一体何なのだろうか。
もちろん子どもたちが話を聞いていなければ,授業は成立しない。
あたりまえのことだが,「聞く」という行為は,「話す」という行為があるからこそ成り立つ。
では,授業において話すのは誰か。
一つは,教師である。
教師の発問や指示に応答するという形で,大方の授業は進んでいく。
違った見方をすれば,教師が聞かせる技術を持っていなければ,授業が成立しないということになる。
本特集は,よく見ると「教師の“言語技術”」となっている。
つまり,教師がいかにして働き掛けるかが問われているのである。
教師が「聞く」ということは,つまり「発問する」ということである。
発問によって,特にテクニカルポイントを見出させ,論理的思考力を高めていく。
もう一つは,仲間である。
ペアやグループでの話し合い場面がよくある。
話し合いは,一方的に話しているだけでは成立しない。聞き手がいて,意見のやり取りをしなければ話し合いにはならない。
お互いの意見を交換していく中で,コミュニケーション能力が高まり,論理的な思考力が身についていくのである。
このような話し合い活動場面を生み出すのも,教師の行為である。これも教師の言語技術のひとつといえる。
今回の特集は,「話す」「聞く」「書く」「読む」という4つの言語技術の内容で構成される。
これらの言語技術を使って,論理的思考力やコミュニケーション能力を向上させていくのである。
私が執筆依頼を受けた内容は,「『聞く』言語技術の活用」の「低学年 器械・器具を使っての運動遊び」の領域である。
「話す」技術,「書く」技術というのなら分かる。
私の授業でも,例えば,ボール運動で1人1人に作戦を書かせ,それをもとにチームで話し合うという場面はよくある。
しかし,「聞く」技術というのは一体何なのだろうか。
もちろん子どもたちが話を聞いていなければ,授業は成立しない。
あたりまえのことだが,「聞く」という行為は,「話す」という行為があるからこそ成り立つ。
では,授業において話すのは誰か。
一つは,教師である。
教師の発問や指示に応答するという形で,大方の授業は進んでいく。
違った見方をすれば,教師が聞かせる技術を持っていなければ,授業が成立しないということになる。
本特集は,よく見ると「教師の“言語技術”」となっている。
つまり,教師がいかにして働き掛けるかが問われているのである。
教師が「聞く」ということは,つまり「発問する」ということである。
発問によって,特にテクニカルポイントを見出させ,論理的思考力を高めていく。
もう一つは,仲間である。
ペアやグループでの話し合い場面がよくある。
話し合いは,一方的に話しているだけでは成立しない。聞き手がいて,意見のやり取りをしなければ話し合いにはならない。
お互いの意見を交換していく中で,コミュニケーション能力が高まり,論理的な思考力が身についていくのである。
このような話し合い活動場面を生み出すのも,教師の行為である。これも教師の言語技術のひとつといえる。