Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

開脚前転の発問研究 1

2008-10-08 23:42:40 | 体育
 開脚前転の授業に取り組んでいる。
 先日の授業では,次のように発問を投げ掛けた。

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 脚はいつ開くのがよいですか。
  ①回り始めたらすぐ開く
  ②脚が頭の真上に来たときに開く
  ③脚が床に着く直前に開く
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 実際に試させ,論理的思考を促した。
 
 よいのは③であるが,挙手したのは2人だけであった。子どもたちの意見で多かったのは②である。
 ③であることを理解させ,練習に取り組ませたが,できた子が多くはない。
 
 子どもたちは,前転はできている。
 前転と開脚前転の違いは終末局面である。
 ならば,終末局面に限定した練習が効果的だろう。
 ゆりかごや背支持から開脚して立ち上がる練習を取り入れていくとよいと思う。
 
 終末局面には,着手の場面もある。
 
 根本正雄氏は次のように発問している。

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 開脚前転で立ち上がるとき,手はどこについたらよいですか。
  A ももの近く
  B ももから遠く
  『体育授業づくり全発問・全指示8』
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 よくできる山本君に演示させたところ,「Aだと簡単に立ち上がれたが,Bだと立ち上がれなかった」と記されている。そして,「Aがよいことを確認してから,手の位置について練習させた」という。