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Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

肋木の授業づくり 3

2009-08-20 02:01:47 | 体育
 文部科学省から発行されたパンフレット『多様な動きをつくる運動(遊び)』では,動きのポイントとして次のものが挙げてある。

・親指をかけてしっかり握る。
・足をかける場所をよく見て移動する。
 
 1つ目は,安全な握り方である。
 子どもたちの様子を見ていると,5本の指をそろえて握る子がいる。これはつまずきである。
 親指を掛けてしっかり握るようにさせる。
 
 2つ目は,安全な足の掛け方である。
 足を正しい位置に掛けられなければ移動できない。
 どこに足を掛けるかしっかり見るようにさせる。
 
 そのほかに,私は次のものを考えている。

・安全に着地する。
・しっかり握ってぶら下がる。

 3つ目は,安全な着地である。
 膝のクッションを使わずに,ドタッと跳び下りる子がいる。
 膝をしっかり曲げ,トンと下りるようにさせる。
 跳び箱運動などにもつながっていく動きである。
 
 4つ目は懸垂力・握力である。
 しっかりぶら下がる,ぶら下がりながら移動する,いろいろなポーズでつかまりそのポーズを保つためには,懸垂力・握力が必要である。
 腕支持の技能にもつながっていく。
 
 まとめると,次のようになる。

○安全な握り方
○安全な足の掛け方
○安全な着地
○懸垂力・握力
 
 これらをしっかりと身につけさせることが「習得」となる。

 「活用」としては,ゲーム化が考えられる。

 『多様な動きをつくる運動(遊び)』では,「ゲームをしてみよう」として次の動きが紹介されている。
 
 2つのグループで対戦。
 ジャングルジムや肋木につかまり,隣のチームと足じゃんけん。
 勝ったら次の人に交代。
 負けたら残る。
 先に全員交代したチームの勝ち。
 

 桑原和彦氏の授業展開を,習得・活用に分類すると(はっきりと分けられないものもあるが),次のようになる。

●習得…①②③④⑤⑥⑨⑩⑭⑮
●活用…⑦⑧⑪⑫⑬


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