Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

宝運びゲーム 第7時間目 1

2009-10-24 00:00:35 | 体育
 7時間目である。

 今回の授業者は私ではなく,同僚のN氏が授業を行った。
 授業の組み立ては私と同じである。
「作戦タイム」→「ゲーム1」→「作戦の検証・修正」→「ゲーム2」である。

 N氏は最初に「昨日は守りの作戦を考えたんですね。どんな作戦を考えたのですか」と聞いた。
 子どもは,守備位置の工夫やだまし作戦について説明した。
 
 N氏の投げ掛けによって,学びの輪が広がっていった。
 それまで自分のチームだけの作戦であったものが,一般化されたのである。
 よい作戦であれば,それを真似るチームが現れる。

 私は欠席児童の代役として,青チームに加わった。
 青チームでは,1-2-3の守備隊形をとった。
 これは,前回赤チームが行い,成功した隊形と同じである。
 つまり,他チームの戦術を取り入れたのである。

 1試合目は敗れてしまい,2試合目では0-3-3の隊形に変更した。
 攻撃の作戦も工夫し,くるくる回りながらゾーンを突破するという戦術にした。

 実際に私が行ってみて分かったのは,試合中のコミュニケーションが大切であるということである。

 1-2-3や0-3-3のように隊形を工夫したとしても,コミュニケーションを取らなければ突破されてしまうのである。
 敵が攻めてきたときに,誰が誰をおさえるのか即座に決定して対応しなければならない。
 誰かが言葉で指示していく必要がある。

 攻撃時も同様である。
 1人で突破しようとしても難しいので,味方が2人,あるいは3人集まるまで待っていることがある。
 しかし,そこでどのように動くかを誰かが指示したり,合図したりしなければならないのである。
 やみくもに全員が一気に攻め込んでも,駄目である。

 実際に経験することにより,宝運びゲームの教材価値の高さを再認識した。

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