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修業の時計を止めない教師でありたいです。

杜の都第33回例会 1

2008-09-18 23:55:02 | 教師修業
 9月14日,TOSS体育サークル杜の都の第33回例会を泉区中央市民センターで行った。翌日のセミナーのための最終検討会である。

 TOSS体育代表の根本正雄先生が参加された。セミナーの授業検討のために,サークルの例会に足を運ぶのは初めてであるという。非常に光栄なことである。

 私は長短とびの模擬授業を行った。
「長なわを回す人が短なわのリズムに合わせてあげたほうがよいか。短なわの人が長なわに合わせたほうがよいか」と発問した。
 この授業の主発問であり,論理的思考力をつけさせる重要な場面である。
 私の解は「長なわを回す人が短なわに合わせる」である。

 ところが,子役の先生方から予想外の反応が返ってきた。「どちらでもできた」というのである。

 このように答えられて,私はどうまとめたらよいか分からなくなってしまった。自分の解に対する自信が揺らいだのである。
 それで,「先生もどちらだか分からなくなってしまった。先生が研究したところでは,長なわの人が合わせてあげたほうがいいということです」という何とも奇怪な解となってしまった。

 また,「長なわを回す人はどこを見て回すとよいでしょうか。A.回す人の手 B.なわ C.足元」の発問でも,同様であった。
 子役の反応が分かれ,「どれでもできる」という感じになってしまった。

 この模擬授業に対して,根本先生から次のような指導をいただいた。
 次のような内容である。

・向上的変容を保障するのが授業である。
・「先生もどちらだか分からなくなってしまった」などというのでは,授業をする資格はない。教師の指導観がぶれていては,授業はできない。教師に対する信頼が失われる。
・先生方相手の模擬授業だからどちらでもできたのである。子どもを対象にしたときのことを考えなければならない。
 
 大変厳しい指摘であり,私は打ちのめされてしまった。
 しかし,反論する余地はない。
 根本先生の指摘が,的を射ているからである。

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