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Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

体育授業開き2011 1

2011-04-18 23:43:52 | 体育
 18日,体育の授業開きを行った。
 内容は,「集団行動」と「体ほぐしの運動」である。

 最初にリズム太鼓を使っての準備運動を行う予定であった。
 私の授業スタイルの根幹となる部分のひとつだからである。

 しかし,時間の都合で入れられなかった。
 着替えに予想外に時間が掛かったからである。
 耐震工事が行われており,着替え場所が通常と異なっているためである。
 休憩時間も5分間しかない。
 5分の間に場所を移動し,着替えるのは大変である。
 授業時間を45分確保するのが難しい。

 体育授業を効率よく行うためには,マネージメントが重要である。
 整列や集合で時間が掛かっていては,授業の勢いが失われてしまい,テンポある授業はできない。

 初めに整列を指導した。

 まずは背の順1列である。
 「いちいち身長を測ってはいられないのですから,微妙な場合は大体で並びなさい」と指示した。

 次に1列から2列への隊形移動である。
 本来なら「番号」と号令を掛け,偶数の子が動くように指示すればよいのだが,おそらく今までそのような指導は受けたことはないと思われる。
 そのため,「今から頭を触られる人は何かの合図です」と言って,1人置きに私が頭を触っていった。
 その上で,「触られた人は右前に1歩出なさい」と指示した。
 2列への隊形移動は大変スムーズであった。

 今度は2列から4列である。
 先ほどと同じ要領で頭を触っていき,移動させた。
 これもスムーズにできた。

 なぜスムーズにできたのか考えてみる。

 それは頭を触られたからである。

 番号を言わせて「偶数の人は移動しなさい」とか,1人置きに手を挙げさせて移動させるなどという方法では,すぐには理解できなかったと思う。

 「頭を触られた人は何かの合図です」と言われ,何の合図なのだろうかという期待感を抱いたことと,触られたという触覚からの情報入力があったからこそ,すぐに理解できたのではないかと思われる。
 誰にでも理解しやすい,いわば「整列のユニバーサルデザイン」ともいえる方法である。

 その後,私が場所を移動し,その場にすばやく4列,あるいは2列で並ぶ練習を何度か行った。

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