Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

TOSS体育東北フレッシュセミナーIN山形 1

2008-08-09 23:58:00 | 教師修業
 8月8日,「第6回TOSS体育東北フレッシュセミナーIN山形」に参加した。会場は,酒田市生涯学習施設里仁館体育館である。

 私は「当てよう とろう 全員参加 はしごドッジボール」の模擬授業を行った。
 会場への到着が遅れ,模擬授業の順番を入れ替えていただいた。また,ビニールテープを貼ったりカラーコーンを置いたりといった場の設定も,既にしていただいていた。TOSS山形の先生方の対応に感謝である。おかげで大変リラックスして授業を行うことができた。

 授業内容で,事前のサークルでの模擬授業と変更したところは,次のところである。

(1)授業の初めに,「今日は2つのゲームをします。壁ぶつけとはしごドッジボールです」と言って,見通しを持たせた。

(2)1回目の壁ぶつけのあと,「回数を多くするためには,どうしたらいいでしょうか。」と拡散的発問をし,グループで話し合わせた。

(3)「脚はそろえたほうがいいですか。一歩前に踏み出したほうがいいですか」「投げ始めのとき,へそは前向きのほうがいいですか。横向きのほうがいいですか」と集中的発問をした。

(4)壁ぶつけで,1歩踏み出して投げるときに「黄色い線をまたいで投げましょう」と指示した。
 

 (1)(4)は,サークルでの検討では話題に出なかったが,付け加えたものである。
 (1)は特別支援対象の児童を意識して行った。見通しを持たせることで,安心感を与えるのである。
 (4)は,実際に2年前,1年生に授業したときに効果があった指示であったので,付け加えた。
 
 (2)の拡散的発問では,「人の入れ替えを速くする」「剛速球を投げる」「強いボールを投げる」といった意見が出された。予想通り答えが,いろいろと分かれた。
 「剛速球」「強いボール」という意見を受けて,投げ方にポイントを絞ったのが(3)の集中的発問である。
 
 授業はスムーズに流れ,私としては盛り上がった授業になったという実感を得た。
 
 授業が終わってすぐ,山形の堀先生から「はしごドッジ,面白いですね。本気になりました。ぜひ子どもたちにやってみます」と声を掛けていただいた。