Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ラプレヴォット、裏板接着。

2011-06-25 23:42:27 | 日記
今日は曇り。
あまり暑くなくてよかったです。

作業はライニングを接着したサイドを仕上げる所から始めました。
ライニングはいつものように、少しはみ出させて接着しているのでサイドに合わせて行きます。
続けて、ライニングの余分な部分を削り落として行きました。
ブロックも内側を丸く整形。
サイドの面も幅方向のわずかな歪みをサンディングで修正しておきました。
仕上がったサイドです。


サイドが仕上がったら裏板の接着準備。
ラプレヴォットの裏板はバーがありません。
ライニングの切り欠きはないのですが、板厚が普通の19世紀ギターよりも厚いので、サイドに密着するように微調整。
裏板とサイドを合わせながらピッタリ隙間が出来ないようにして行きました。
準備ができたら接着。
クランプして固定した所で作業終了でした。

明日は表板を仕上げてブレイシングを接着し、そのままボディーを箱に出来ればと思ってます。

あっと言う間に月末にはいり、気がつけば夏至も過ぎてました。
もう日が短くなり始めてるとは、信じがたい気がしてます。
来月は、オーダーのコフィンケースの制作と、また別のギターも作り始める予定です。

今日の写真は裏板接着クランプ中の様子です。