Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

19世紀ギター、サイドバック。

2011-06-14 23:06:55 | 日記
今日は曇り。
気温も低く、夜は少し肌寒く感じました。

作業は19世紀ギターのサイドバック。
まずは、材を切りだしました。
今回のサイドバック材は頂き物です。
2メートル位の長さがあり、厚みは13ミリ。
最初は1台分のつもりでしたが、ぎりぎりに木取りすると2台分とれるので、まずは半分に。
半分にした材です。


すごい杢が入ってます。

ここからサイド材を切りだして、残りをはぎ合わせてバック材にしました。
ラプレヴォットはアーチバックなので、材の厚みが必要です。
いつもよりも厚めの材をはぎ合わせました。
はぎ合わせの鉋がけの様子です。


裏板をはぎ合わせたら、今度はサイド。
サイドは切りだした板材をさらに挽き割りし、左右対称にして行きました。
挽き割りした材を鉋がけして、厚さ調整。
横板は厚さが決まりました。

明日は表板をはぎ合わせて、サイドベンディングを予定しています。


今日の写真ははぎ合わせ中のバック材と厚さを調整したサイド材です。