Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

クラッシックギター、ブリッジ象嵌。

2011-06-05 22:17:32 | 日記
今日は薄曇りから晴れ。

作業はブリッジのブロック部分の象嵌です。
ボディーとネックは塗装の乾きが今ひとつだったので、そのまま乾燥させておきました。
乾燥中のボディーです。


ブリッジのブロック部分の装飾は色々なパターンがあります。
モザイクを埋めようか、牛骨や貝を使おうか素材を合わせながら考えて行きました。
ロゼッタとのバランスを考えて、ウォルナット材を使う事に。
杢のはいった所を選んで切りだし厚さを調整しました。
ウォルナット材はブリッジブロック部分に貼付けるのではなく、ブロック部分に溝を彫って埋め込みます。
弦が当たる所は黒檀を残して溝を切って行きました。
埋め込み接着して、乾燥後にはみ出し部分をならします。
埋め込みが終了したブリッジを磨いて、最後はオイルフィニッシュしました。

明日もボディーとネックは乾燥させた方が良さそうなので、ブリッジ接着はもう少し先にします。
リペアを先にやってしまうかもしれません。

今日はプレイタウンビルでのさんかく座にもう一度行ってきました。
家具製作のHANALEGI さんのブースによって、木製トレーを購入しました。
表側のデザインもいいのですが、裏側もしっかり作ってあります。
絶妙のバランスで、見ていてもあきません。

今日の写真はブロック部分に象嵌したブリッジです。