Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

クラッシックギター、リペアその弐、終了。

2011-06-11 23:09:23 | 日記
今日は曇り。
午後は晴れる予報でしたが、ずっと曇ってました。

作業はクラッシックギターリペアの続きです。
2本目の作業に入りました。
まずは、フレットのレベリング。
よく弾き込まれたギターで、フレットはだいぶ減っていて弦の当たる部分が凹んでます。
このギターも指板にアールがついているタイプ。
円錐アールでした。
普通のフレット調整よりも気を使いますが、レベリングしつつ、凹みも消しつつ、ならして行きます。
レベリングの終わった所です。


続けて、フレット整形、磨き、と前のギターと同じように進めました。
文章にするとあっという間ですが、レベリングしたフレットを均一に仕上げるのは結構大変です。
仕上がったフレットです。


フレットが仕上がったら弦を張って、サドルとナットの調整。
低めの弦高が希望なので、出来るだけ下げて行きました。
最後にボディーを綺麗にしてリペア終了。
明日、引き取りに来て頂く予定です。

手持ちの作業はこれで終了なので、明日からは久々に19世紀ギターモードに突入します。
18世紀ギターも作って行くので、まずは、型から作ります。

今日は工房のお客様が出演したウクレレライブを見に外出しました。
夏はウクレレのシーズン。
そういえば、個展用のウクレレも作らなければいけません。
大丈夫か???????私。

今日の写真はリペア終了のクラッシックギターです。