Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ラプレヴォット、裏板表面やっと終了。

2011-06-23 23:10:54 | 日記
今日は雨。
梅雨らしい天気でした。

作業はラプレヴォットの裏板。
削り始めてだいぶ立ちますが、今日はやっと表面の仕上げ作業。
スクレーパーを研いで、刃付け。
ノミ痕をけして行きながら、滑らかにして行きました。
材のスクレーパーのかかりはそれなりにいいのですが、ノミ痕をけすのは結構大変。
昨日の削り出しと、今日のスクレーパーで手は腱鞘炎気味です。
なんとか滑らかにして、アーチもゲージ通り。
仕上げはサンディングで、細かいキズも消して行きました。
仕上がったアーチです。


ラプレヴォットは表板も含めてヴァイオリンを思わせる作りです。
ネックの仕込みも普通のギターとは逆のアングルで仕込みます。
裏板が仕上がれば先が見えてきそうな気がします。
この状態の板から、このくらいの薄さまで削り込みました。



明日は裏板の裏側を削って行きます。
手が痛いようだったら、別の作業をするかもしれません。

今日の写真は表面がやっと仕上がった裏板です。