Pool Ball joint protectors.
これはいいなぁ。
手玉から15番まで16個ほしい。
ちなみに、友人が昔旋盤を使って
ビリヤードボールから先角を作っ
てみた。
打感がぼやけて、てんで駄目だっ
たそうだ(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7e/d53040fde9638bcec4df9c8b9b23c010.jpg)
切れ主体の私の撞球パターン
ではなく、(これも私の撞球
スタイルのうちの一つなのだ
が)ヒネリは入れていても、手
玉のスライディングショット
を主軸にした。
は近距離でも。微細撞点の差異
選択による切れのショットだ。
転がし玉とは対極にある。スト
ロークをスパンとやっても、手玉
は粘るようにゆっくりと動く。そう
いう技法のショット。
たり、戻したりもする手玉の制御
撞き。
ワン=ストレートプールのような
撞き方。
が、うまく行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/cf/e271f41123af0602920f94a3c00cd7c8.jpg?1665457063)
この出来が頗る良いビンテージ・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/9f/edd27b2284b99058f13e2e7853ff711b.jpg?1665457062)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0e/2e3b1c0ad51a417f493a75a7a6aa7e4d.jpg?1665457062)
私が落札した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ef/4054393ac03ffc25b7fe1f4140eb32e1.jpg?1665457062)
スニーキー・ピート・タイプのシン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/56/8a73e3696f43bf95d2e23dfb7ce6ae0a.jpg?1665458692)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c6/a5eead9e479101f5695461d31259e49a.jpg?1665457063)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/59/2c3415d713a2027f05d12f7895d3346b.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/58/eaf12c73f9f399a3faa635519226ed3c.jpg?1665451579)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/12/cc6f57016d2eac7aa5f0644f62a317b8.jpg?1665450391)
薄く何度も塗り重ねて行くのでは
勝負ではなく、乾いて研磨で
均してまた塗っての繰り返し
なので、かなり根気と集中力
がいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e1/d1620dea7bef7e3ed66e98e1955f54cd.jpg?1665450392)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/19/7783ae32c593b1bfe7cec9098818a569.jpg?1665449414)
日立のATS鋼材も廃番、ハンドルの
ココボロ材さえも輸入規制とあ
っては、完全なる復元復活のさ
せようがない。
製の製品もあるが、やはり、ハンド
ルは木製を求める面もナイフに
はある。
何だか、いろんな物の素材がどんどん
化学製品ばかりになって行く。
ハカランダの香りはアロマの世界
では人に対し精神高揚作用、心身
強化作用があり、優れた抗うつ作
用を持つとも云われている。
だが、香り=パヒュームというより
も匂い=スメルと呼ぶほうが適切
なのではとは思えるほどの強烈な
臭いが削ると判る。鼻にツンと来
るようなスパイシーな匂いだ。
バラの香りとは芳香性が異なる。
人への作用は、この強烈な匂いに
よって「フンガー!」となるから
ではと思ったりもする。
ギターなどに使われる単板やツキ
板のハカランダなどでは、長く空
気に触れているのでほのかな良い
香りだが、削ったばかりの時は
それはもう強烈な臭いだ。
ハカランダ製のギター。
ブラジリアン・ローズウッドは
1992年の国際条約規制により、
ほぼ新規材料が輸出入不能に
なった。
それまでも、18世紀からヨーロ
ッパへの輸出を中心に良質家具
材として需要が多かった。
だが、20世紀後半に原木激減に
よりブランド化されて高級材に
なってしまい、高値取引が可能な
ために更に伐採されるようになっ
た。また、ブラジル特定地域にし
か生息しない種なのだが、その
現地での住宅化も進み、相互作用
でますます量が少なくなり、いよ
いよ絶滅危惧種指定されて1980
年代から規制が施行され、92年
に原材料輸出入が完全禁止になっ
た。
サンパウロ公園。
白い花を咲かせる。
南米によくある街路樹で紫の花を
咲かせる種もハカランダと呼ばれ
るが、英名のブラジリアン・ロー
ズウッド(スペイン語でハカラン
ダ)とは異なる種だ。いわゆる
ブラジリアン・ローズウッドの
ハカランダと紫色の花のハカラン
ダは異なる種なので注意を要する。
日本名のサクラにも桜の木ではない
物もサクラと呼ぶ混同があるが、
樹木の特定は混同が多い。
特にハカランダについては、日本
では木材業者も街路樹のハカラン
ダとブラジリアン・ローズウッド
を混同している傾向も強いと聞く。
ハカランダの原木。
私はハカランダのキューを数本所持
しているが、すべて規制前の材料で
作られた物だ。
木材の世界は世界的なギャング団
(重武装したマフィアの密輸組織)
が違法伐採をして流通させている
現状がある。米国のギターのギブ
ソン社も違法伐採木材を大量入手
した事で起訴されていた。
中南米や東南アジアやアフリカで
その武装密輸組織が暗躍している
が、武装森林レンジャーが出動し
ても銃撃戦で負けてしまう程の
軍事力で大量違法伐採をしている
ようだ。象牙の密猟と同じ。
レンジャーはマフィアが雇った
傭兵に勝てない。
つまり、手の付けようがないのだ。
原木の出航を警察や軍が差し止め
ても、木はもう切られてしまって
いる。
実は木材の世界は、麻薬や密猟と
同種の勢力がはびこっている世界
でもあるのだ。決してクリーンで
はない。
日本の企業も世界各地の森林資源
の保全のために尽力しているが、
下手すると現地では拉致されて殺
されてしまうので、なかなか人材
派遣も難しい。ある企業などは、
無人検知器を森林に設置する努力
をしている。違法侵入者を特定し
てレンジャーに知らせるシステム
だ。
だが、どれだけ効果があるのかは
分からない。
そうした違法伐採がはびこる中で、
ブラジリアン・ローズウッドのみ
は、ブラジルの特定地域にしか無い
ので、違法伐採は物理的に無理だ。
規制が完全に効いた樹木の種とも
いえる。
なぜブラジリアン・ローズウッド
がこれまで珍重されたかというと、
第一に杢目の美しさだといわれて
いる。そして香りとも。
さらに、楽器に使用した場合、音
響効果が高いトーンウッドである
ので、珍重された。これは質性の
良質さが求められた事に対応する
素材だったというファクターだ。
アコースティックギターについて
言えば、ハカランダのギターの
音はきらびやかな倍音を奏でる。
澄んだ鈴の音のようなシャリーン
という音響と、張りのある曇らな
い独特の低音、そして弾き方次第
で何ともいえぬ甘いトーンも発生
させられる。
米国マーティンのギターはハカラ
ンダ使用が定番だった。
マーティンの音はブラジリアン・
ローズウッドの音、としてもよい
くらいに、マーティンのあの音が
ハカランダの音。D28やD45のあの
澄んだ明るい粒立ったサスティーン
がハカランダの音だ。一切の濁り
無し。
ビリヤードのキューにかつてブラ
ジリアン・ローズウッドが使われ
たのは、規制検討段階時代以前は
ごく普通に普及していた並みの
材だったからだろう。ブランズ
ウィックのキューのハギはブラジ
リアン・ローズウッド=ハカラン
ダが定番だった。ハウスキューの
ラインあたりでも。
1960年代に多く作られたマスプロ
キューでもハカランダが多く使わ
れた。日本のちゃぶ台でもハカラ
ンダが使用されていた程で。
ハカランダが高級ブランド化され
たのは、規制の動きが開始された
1970年代後半からだ。
それでもアダムが日本企業になって
初めて国内販売を開始した1986年
の初の国内向けラインナップでは
ハカランダが使用されていた。
原材料が豊富に在庫で確保されて
いたのだろう。
これもハカランダ。
製作は2006年だが、材料はストック
在庫だ。ハカランダは密輸不能なの
で、材料に添付された正真証明の証
書も確実である。
なお、ハギ部分は1986年製のローズ
ウッド使用のハギ。
(リペア再塗装:私)
ビリヤードのキューでかつてハカ
ランダが多用されたのはごく普通
の普及材だったからだといえる。
その後は高級材として銘木扱いで
使用された。
ハカランダは輸出入規制の為、稀
少材の代表選手のように扱われて
来たが、実は同じローズウッド系
のチューリップウッドのほうが
貴重で高価だ。何しろ材として取
れる部位が少なすぎて、ヨーロッパ
では「木の宝石」とまで呼ばれて
いた。西欧貴族はチューリップウッ
ドの家具を持つ事をステイタスの
ようにしていたが、現在同じ家具
を作ろうとすると(物理的には無理
だが)、材料費だけで数億円かかる
といわれている。
2017年。ローズウッドの代替品と
して普及していた並材のココボロ
も輸出入規制品になった。
ローズ系はほぼすべて輸出入禁止。
そのうち、代替ローズウッドとし
て現在流通しているボリビアの
パーフェローも規制対象になる
だろう。
トーンウッド系の銘木はほぼ流通は
全滅状態になる。
チューリップウッドを多用したキュー。
1983年製。稀少種ながらまだチュー
リップウッドが流通していた時代の
キュー。非常に美しい。品がある材
だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e6/a3eb87f929f14b49cd02788ee040f9fb.jpg?1660220766)
チューリップウッド、真っ黒な
マグロ本黒檀、本象牙。
現在では作れないキューだ。
性能だけを求めるならば、化学
樹脂素材にビリヤードのキュー
は今シフトし始めた。
木製のキューはそのうちトーナ
メントの前線からは消滅するかも
しれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c5/ba4aaebd55794a246ded163f32b8c329.jpg?1660220766)