渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

史上最強恐竜 モササウルス

2021年04月03日 | open

[恐竜CG] ティラノサウルスも狙う!
海の王者モササウルスの狩り


こりゃすげえな。
『南海の大決斗』みたいだ。





追悼 田中邦衛さん

2021年04月03日 | open




映画『浪人街』(1990年/松竹)。

田中邦衛さんが演じる元筑州藩士の浪人
土居孫左衛門が凄くいい。
私は、青大将よりも北の国の五郎さんより
も、『浪人街』での田中さんの印象が強烈
に焼き付いている。怪演だった。
どう言ったらいいのか・・・。
『柳生一族の陰謀』には成田三樹夫さんが
絶対に不可欠、彼以外には演じられない、
というような。
それほど、『浪人街』での田中邦衛さんの
演技は土居孫左衛門になり切っていた。
田中邦衛さん以外にはあの役をこなせる
役者さんは考えられない。
仮に、黒木監督版のリメイクが作られる
として、土居孫左衛門を演じられるとし
たら、唯一佐々木蔵之介さんあたりか。
90年の黒木版マキノ『浪人街』は、時代劇
というジャンルを超える名作だ。
「人の心、人としての心」を描いた作品で
ある。
出演者全員がきっちりと演じている良作
で、これは俳優の力量もあるが、監督の
力が大きい。
同作は、勝新太郎さんの遺作となった。
原田芳雄さんも亡くなった。
そして、田中邦衛さんだ。
『浪人街』の登場主要人物四名のうち、
三名が既に亡くなった。
田中邦衛さんの死を悼む。




そろそろ葉桜

2021年04月03日 | open


土手に寝転がって撮影。
あすが雨とも思えぬ陽気だ。


一向に下がらないコロナ感染

2021年04月03日 | open







コロナ感染拡大が一向に収まらない。

池上季実子

2021年04月03日 | open



映画『太陽を盗んだ男』(1979)での
池上季実子さんが色っぽい。
この時、19才。昔の人は大人びていた。
てか、19ですでにいい女。





新宿大ガード向かいの喫茶店で話す
人気公開ラジオパーソナリティ役の
池上
季実子と爆弾犯人役の沢田研二。
この店は現在は別店舗になっている。
山手線が黄緑一色だ。この一色塗りの
時代はかなり長かった。
これ以前は、内装が木造の車輛。
その車輛は京浜東北線や赤羽線に
下ろされ、1970年代初期まで使用
されていた。
この画像のタイプの山手線、京浜東北
線・根岸線はクーラーが利きすぎで、
夏場のガラガラの昼間などは半袖で
乗ると寒くて数駅程しか乗れない程
の車内温度だった。
あれはたぶん、朝夕の満員仕様の温度
設定だったのでは。



映画『太陽を盗んだ男』(1979)

2021年04月03日 | open
 
間違いなく1970年代の至高の映画の一つ
であるのに、公開時にはヒットしなかっ
た。
監督は奇才長谷川和彦だ。広島の男。
通称ゴジ。広島大附属から東大に進学する
も、映画人となるために東大中退。
全共闘世代であるが、全く学生運動はやら
ず、いわゆる麻雀学生だった。
だが、映画活動においては、日共系映画人
からはトロツキスト(※)と呼ばれて排撃
妨害
をされて来た。
 
※ トロツキスト
日本共産党の新左翼に対するのレッテル
貼りの呼称。=帝国主義者の手先の反共
主義者という日共独自解釈の意味。
これは日共がソ連を正義とする概念を
堅持してい
ため。そのため、新左翼
の事を日共は
トロツキストと呼ぶ。
スターリンの刺客に
暗殺されたソビエト
赤軍創設者、革命の父
レーニンの最大の
同志がトロツキーだっ
た。ロシア革命は、
スターリンが独裁する
事により「裏切られた
革命」となった。
その後のソビエト連邦は社会主義でも共産
主義でもない紛い物のナチスのような独裁
国家となった。
ソ連成立後に自称社会主義国となった国々
は、すべてこの贋物社会主義のスターリン
ソ連を真似した。頭の天辺から爪先、
骨の髄まで大贋物だ。
その贋物ではなく、本物の社会主義、共産
主義を模索して目指そうとする勢力の事を
日本共産党は全てトロツキストと呼んで
排撃する。正義人ぶって口汚いネガ
キャン
を貼って。
 
1979年。
ある高校の理科の教師(沢田研二)は原爆
を作る。2個作り、1個は警察に送りつけ
る。
警察当局は、犯人として中核派の活動家
(29才)を指名手配する。
だが、真犯人は別人だ。
犯人教師は、警察に挑戦するかのように
自分から電話連絡をしてくる。「あたし
は過激派じゃないわよ」と女を装って。
執念で犯人を追う警視庁丸の内署の刑事
(菅原文太)と犯人との対決が開始される。
警察には犯行の動機が全く掴めない。
それは、この作品を観ている観客と、唯一
作品の中で犯人を見抜いて彼を追う女性
ディスクジョッキー(池上季実子)だけが
犯人の動機を知る。
果たして、2個目の原爆爆破テロを警視庁
は阻止できるのか。
 
かなりの佳作だ。名作とはいかなくとも
傑作だ。
しかし、今のおバカな時代、この長谷川
和彦監督が描いた「灰とダイヤモンド」
(アンジェイワイダ監督/1958)のような
作品はウケないだろう。79年当時でさえ
ウケなかった。これが72年ならば大ヒット
だった事だろう。
『太陽を盗んだ男』では、観光バスをハイ
ジャックする老人の登場にとても意味が
ある。老人は旧日本軍の軍服に身を包み、
旧式機関銃と旧軍手榴弾で武装してバス
をハイジャックする。
そして、天皇に話があるので会わせろと
要求する。
しかし、結局、何発も銃弾を浴びて射殺
される。
この老人はワイダ作品のマチェックに重
なる。
老人の中では戦争は終わっていないのだ。
そして、体制の抑圧と擬似的な贋物の平和
に対しての不承知から犯行を決行した。
昭和天皇に対して「息子を返してくれ」と
言うために。
 
このハイジャック(バス乗っ取り)に触発
されて、理科教師はかねてから計画して
いた原爆製造を進める。
そしてついに2個の原爆製造に成功した。
それ以前、警察は理科教師が実行した
交番襲撃拳銃強奪事件の容疑者として
中核派の活動家(29)
を指名手配する。
だが、犯人の教師は「あたしは過激派なん
かじゃ
ないわよ」と女を装い警察に電話し、
完成した爆弾設置をわざとリークする。
宣戦布告だ。
その事件を担当するのが、バスのハイ
ジャックの時に現場対応にあたった丸の内
署の刑事だった。
だが、警察には犯人の犯行動機が全く読め
ない。そのうち5億円を要求してくるが、
理科教師の真の犯人と動機を知るのは、
作品を観た観客と
彼を「原爆にーちゃん」
と呼んで親しげに
追う美人DJのみだ。
刑事は最後の最後まで
犯人が誰であるか、
その動機が何であるのか分からなかった。
その不条理の描き方こそが、この作品と
ワイダ作品を繋げる。
 
この映画は、全てがロケ撮影であり、1979
年当時の東京が多く写っている。街、人、
交通機関、建物の様子、まだ荒野のような
お台場臨海埋立地・・・。
 
長谷川監督はこの作品後、連合赤軍をド
キュメンタリー風に描いた作品の製作を
構想していた。
しかし、立松和平が先に書いた。それが
『光の雨』だった。
「ゴジが撮る撮る言って何十年も撮らない
から俺が書いた」との事だ。
だが、立松の『光の雨』は、連赤兵士で、
77年超法規的措置での海外亡命を拒んだ
坂口弘の手記の盗作だ。
坂口は坂口隊を率い、射撃の名手だった。
思うところあり、日本赤軍の海外での航空
機ハイジャックによる日本政府への要求
中にあった釈放を自ら拒否した。
 
立松連赤作品は盗作問題でやむなく立松
ではなく高橋伴明が監督となって製作さ
れたが、かなり現実とは違う。大きく
う。組織の持つ悪魔性を連赤が持って
たがゆえの「決まった道」を進んだという
真実が立松和平にも高橋伴明にも見えてい
ない。私は、別な意味でその馬を観て青ざ
めた。
その後、若松孝二監督が『実録・連合軍 
あさま山荘への道程(みち)』を製作した。
こちらはくっそリアルだ。本当に。
そして、立松・高橋が描くように、連赤
問題は「個人の心の闇」がもたらした
事件
では決してない事を若松監督は
きちんと
作品で描いていた。
 
なお、『突入せよ!』は原作が東大安田
攻めの時とあさま山荘での指揮官の警察
官僚の佐々淳行
が書いた物でてんで中身
がデタラメ。
裁判で黒白つけて明らかに
なった本物の事実
真実とはまるで異なる。
この事は、裁判資料を詳細に読める立場
にあった者だけが知っている。
あのあさま山荘事件には「英雄はいない」
のである。
単なる「テロリスト」とそれを制圧する
英雄たる警察、などというアメリカ三文
映画のような表現では連合赤軍問題の本質
は全く見えて来ない。
なぜ、ブント赤軍派は航空機をハイジャッ
クして海外に行ったのか。
どうして赤軍派は路線が対立する中国派
の京浜安保(革左)と合体する道を選んだ
のか。
なにゆえ、共産同赤軍派と日共革命左派
(日本共産党とは無関係)は合体して統一
赤軍から連合赤軍となったのか。
なんのために明大ブントの活動家だった
重信房子はアラブに飛んだのか。
ブントの組織内で内ゲバが起きたのは何故
なのか。
そもそも、共産同の中に赤軍派という分派
が誕生したのはなぜなのか。
なぜ、山岳ベースで同志殺しが続いたの
か。
革左で2名、連赤で12名の同志がなにゆえ
組織決定で処刑殺害されなければならな
かったのか。
そして、あの時代、日本だけでなく、
全世界において、春の木漏れ日の中で
「僕たちの失敗」はなぜ起きたのか。
個人的な心の問題などではない。
問題の本質を若松監督はきっかりと描き
切っていた。
連赤問題を扱う作品では、『光の雨』と
『突入せよ!』は最低の映画だ。
 
この『太陽を盗んだ男』の長谷川和彦が
監督として連合赤軍を扱ったら、どんな
事になるのか。
長谷川和彦は、この作品後、伝説のディレ
クターズカンパニーを作ったが、彼はこの
作品以降、映画監督として映画を撮って
いない。
たった2作しか映画を製作していないのに、
超人級な映画人として各方面の専門家に
認識されている。

バレンティーノ・ロッシの嘆き

2021年04月03日 | open





若者が自分の事しか頭にない自己中なの
全世界的な流れか。