8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

仏沢の滝と三頭山

2011年01月29日 17時39分33秒 | 日記
1月28日
今回は氷結した仏沢の滝を撮影。
ここしばらく寒い日が続いていたので
氷結は進んでいたようだが、完全氷結とは
いかなかった。
それでも、画にはなる。

8×10では全景を入れることはできないので、
滝下方を切り取って撮影。
デジカメでは35mmサイズで24mmくらいのレンズを使い、
縦位置で撮影すれば全景を撮影できる。
岩場を少し登って撮影するが、
狭く人が結構行き来するので、
撮影に没頭しすぎて転倒しないように
気を付ける必要がある。
(足下が凍っているときは特に)

滝へは駐車場から歩いて20分ほど歩いて到着する。
道幅が2mくらいで柵がないので、
昔、路上の雪が凍っている時に来たときは、
ちょっと怖かった。

撮影が早く終わったので、三頭山へ行く。
仏沢の滝から更に西へ30km弱。
12時20分、都民の森に到着。
ここに車を置いて登る。
三頭山のコースタイムは約3時間。
17時には駐車場が閉まるが、
時間的には間に合う。
日没も17時頃なので、暗くなる前には、
戻ってこれそう。
問題は、積雪や凍結していないか。
コースタイムは高尾山と変わらないが、
標高が1500mと高尾山より900m高い。
凍結していると、普通の道より時間がかかるし、
何より危険。
また、日が当たらなくなると、凍ることもあるので、
日没前でも雪道は危険なことがある。

登ってみて危険なら引き返すつもりで12時30から登り始める。
重量のある8×10は置いて、デジカメのみ持っていく。
所々雪が残っているが凍結はしていない。
鞘口峠に12時45分頃到着。
コース途中で道が時々分かれているが、道標があるので、
気を付けていれば迷うことは無い。
日陰や、北側の斜面などで雪が多少積もっている。

見晴台を巻く道があるが、道幅が細い上に雪が積もっていて、
そちらに行くコースへの看板には
「岩場」「凍結」など怖い言葉が並んでいるので、
見晴し小屋方面へ進む。
見晴し小屋を過ぎると一度下り坂になるがまたすぐ登りになる。
容易な道を選んで歩いていたら、東峰への分岐を通り過ぎて、
西峰の麓(御堂峠)に着いてしまったので、先に西峰に登る。
13時35分到着。富士山が見えたので撮影。

日の高いうちに下山したいので、早々と東峰へ向かう。
東峰と西峰の距離は300m程。
途中で中央峰がある。
東、中央、西の3つの峰があるので三頭山か。
中央峰の標高が最も高いが視界はない。
東峰も視界は無いが、すぐ東側に展望台があり、
大岳山を見ることができる。
でも手前の枝が邪魔。
13時45分下山開始。
下りは登るとき以上に滑らないように注意して下山。
14時40分に駐車場に到着し、今回は終了。

三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)

2011年01月26日 20時11分08秒 | 日記
1月25日
17時にライトアップ開始。
まだ周囲は明るい。1ヶ月前と比べると
随分日が長くなった。

撮影は基本的に氷柱の対岸から行う。
全体を写すには広角レンズ(35mmフィルムで24mmくらい)
が必要だが、上下に空間が空くので、
中望遠から望遠レンズを使用して、一部を切り取った
方が作画しやすい。

中州の様なところがまで行くと、広角レンズでも
画面一杯に氷柱を入れて撮影できるが、
ここでカメラを構えると、対岸から撮影する人
の邪魔になる。

照明は左右に分かれていて、向かって左は
20分おきに白と青に変わる。
右は白の照明のみ。


およそ17時からライトアップが始まり、
左側は
17時に白い照明。
17時20分に青い照明。
17時40分に再び白い照明。
18時に青い照明
と20分ごとに変わる。

周囲が暗くなってライトアップが映えるのは17時半頃から。
まずは右の白い氷柱を撮影。

寒いこともあって(0度くらい?)、17時40分になり、
2回目の白い照明になると、殆どの人は帰ってしまう。

残った人は、中州に移動してアップの写真を撮り始める。
中州はあまり足場が良く無い上、ライトアップ時には、
足下も暗くなっているので、滑ったり、躓いたり
しないよう気を付けて移動する。

照明が白いうちにピントを合わせ、
(青いとやや暗いのでピントがわかりにくい)
18時に青の照明になるのを待って、青くなった氷柱を撮影。


ここは、キャンプ場の敷地内にあり、
離れたところに無料駐車場もあるが、歩いて30分くらいかかる。
キャンプ場にも駐車スペースがあり、500円かかるが、
寒く暗い中を往復1時間歩くことを考えると
利用する価値はある。
秩父の西にあるので、アクセスはそれなりに時間はかかるが、
道は良い(凍結、積雪していなければ)。

河口湖花火大会

2011年01月23日 20時07分19秒 | 日記
 撮影ポイントと思われる場所に着いたが誰もいなかった。

1月15日から2月20日の土日と
2月23日(富士山の日らしい)の、
20時から20分間、河口湖畔で花火大会が行われる。

会場は河口湖大橋の南側の公園だが、
ここで撮る写真の特徴は富士山を背景にした花火の風景。
それを撮影するには大橋の北側から撮影を行う
ことになる。

19時頃に撮影予定地に到着。
予想していた、渋滞も駐車場不足も人混みも全く無かった。
それどころか誰もいない。
車は漁業組合の駐車場に止めて周囲を散策。
湖畔の歩道を歩くと三脚が立てられており、
撮影場所もこのあたりで良いのだと確信する。
遊歩道の下の湖岸で人の声がするので下りて、花火の上がる場所
などを聞く。
榛名湖の花火の時にも書いたが、
8×10では花火の上がるのを見てから構図、ピントを合わせたのでは
間に合わないので、上がる位置や時間などできるだけ事前に情報が
欲しいため、いろいろ教えてもらう。

30分おきにテスト的に小さい花火が上がるので、位置の確認ができる。
レンズは300mm(35mmに換算して40mm)を使用した。
しかし、雲がかかっている様子もないが、富士山が全く見えない。
試しにデジカメで感度12800、絞り2.8、シャッター1/4秒
(感度100換算で、絞り16、露出15分くらいか)
で撮影すると外形は写る。
花火の撮影は感度100、絞り16で露出は数秒から十数秒程度なので、
両者の輝度差は大きい。月明かりがあれば、もう少し露出差は
縮まるが一度の露出で両方を写し込むのは難しい。
また、橋などの街灯は花火より明るいため、普通の撮影では
富士山、花火、街灯のどれかは犠牲になる。
当初富士山を写し込むのは諦めていたが、一緒にいた人が、
花火の後、月が出たら改めて露出を掛けるというので、
それに倣うことにした。
8×10では、フィルムは自動的に交換されることが
無いので、何度でも多重露出できる。
ただし、この方法では1回に1枚しか撮影できない。
デジカメであれば、複数写しておいて、あとで合成する
と言う手もある。

状況を教えてくれた人と話をしていたので、気温0度(以下)の
寒い中でも比較的苦にならずに時間を過ごすことができた。
20時近くになるとカメラマンも十数人集まったが、場所取りに
苦労するほどではない。
撮影位置は湖岸で撮影したが、ここだと富士山頂には
花火がかかることがあるので、歩道に上がり少し(10-20m)
西側から撮影した方がよいかもしれない。

花火が始まった。
いつどんな花火が上がるのか分からないので、
どんな花火がどう写るかは運次第。
めぼしい花火としては大きく開く花火を基本に、
下の方で連発してやや小さく開く花火、扇子のように
開く花火等があるが、あまり撮影に適さない花火もあり、
理想の花火を写すのは難しい。
三脚を8×10で使用しているので、デジカメは
手持ちで撮影。露出が短いため花火の軌跡を十分写し込むことは
できなかった。

富士山の大分右手でも花火があがるが、両方入れようとすると、
構図上、上下が空きすぎる絵になるため諦める。
(パノラマ写真なら良いかもしれない)

花火終了後、富士山の上部に積もっている
雪が確認できる様になっていた。
しかし、まだ花火の煙が富士山にかかっているので待機。
9時前に月が出てきたのを待って露出を開始。
露出は絞り16で8分(4分だとやや暗い)。
この日は満月の2日後だった。

満月の日なら花火開始時に月が昇るので理想的かもしれない。

月が出てから湖面を見ると逆さ富士が見えた。

8×10のフィルムは使ってしまったので、
デジカメでのみ撮影し、
今回は終了。

精進湖から笛吹川フルーツ公園

2011年01月20日 23時59分27秒 | 日記
1月19日。この日も精進湖へ。
16時頃山中湖の北側にある長池を通ると、
富士山の近くで太陽が沈むところだった。
まだ富士山の東側に沈んでいくので、
山頂付近に沈むのはもう少し先。
ここは、湖岸沿いにカメラをセッティングでき、
撮影場所も広く自由に選べるので、
年末の高尾山より好条件で撮影できそう。
その時期にどれくらい人が集まるのか
わからないが。

17時に精進湖着。
月の出は16時半頃だが、東に山があるので
精進湖に月の光が当たるのは18時頃になる。
暗くなるとピントが分からなくなるので、
明るいうちにカメラをセッティングする。

月の出を待って、18時から撮影。
途中で、構図を変えて、手前のボートを入れる。
しかし、暗くて富士山もボートもピントが分からない。
ボートに懐中電灯を照らして
ピントを合わせようとしたが、
右手に懐中電灯、左手にルーペ(ピントを合わせるため)
を持ったが、ピントを合わせるには手が一本足りない。
結局、分かる範囲でピントを合わせ、
絞りを32まで絞って15分露出を掛けて撮影した。


撮影後ついでに 新日本三大夜景と言われる
笛吹川フルーツ公園に向かう。
精進湖からは40kmほどの距離。
公園には大きな駐車場があるが、
ここからだと展望台まで800m歩くことになるので
さらに上に向かうと展望台の近くにもう一つ駐車場がある。
展望台には、ここから見ろと言わんばかりの柵もある。

ここからの撮影は手前にホテル?が入り、
照明が明るいため夜景との露出バランスが
難しい。晴れていれば富士山を入れることもできるが、
夜景より暗いので、写したければ夕方撮影するのが良い。


公園から山梨市方面に下りていく途中で、
「名前のない展望所」があり、ここでは、上記と同じような構図だが、
ホテルの無い夜景と富士山の写真を撮ることができる。

富士五湖周辺

2011年01月20日 00時43分39秒 | 日記
1月18日 8時に山中湖着。
八王子から高速に乗っても、大月-山中湖間無料のため700円
で行くことができる。
10日ほど前には殆ど凍っていなかったが、この日は人が歩けるくらいに
なっている。
ただし凍っているのは東側と北側の一部だけで、「氷上立ち入り禁止」
の看板が立てられている。
10年くらい前と比べると寂しい。
人が立ち入ることが無いため、氷上は足跡など無く、綺麗なので
写真を撮るには都合は良い。

氷を入れて写真を撮る時、日が低いときに手前の氷まで入れて
撮影すると、湖岸にいる人の影が写り込んでしまうことがある。
そのため、影が短くなるように撮影する時間はやや遅い方が良いのだが、
8時でも若干早かったようである。
遅いと逆光になるので9時から10時頃が最適かもしれない。
去年は1月20日頃には溶けていたので、撮影できる期間は短い。

13時頃精進湖に行く。
ここでも氷結しているが、ここでは石や氷を氷上に投げ入れているようで、
あまり美しくない。
それでも氷の割れ目の水面は波が余り無いので、
一応は、逆さ富士を狙うこともできる。


続いて、西湖へ。
西にある野鳥の森では、氷のアート?を見ることができる。
イベント開始はもう少し後だが、作成中のオブジェを見ることができた。
干支にちなんでか「ホップ うさぎ」「ステップ 月のうさぎ」と名付けられた
オブジェがあるが、作成途中のためか、私の想像力が貧弱なためか、
ともにそのオブジェから「うさぎ」を連想するのは難しかった。

さらに「ホップ」「ステップ」とあるので「ジャンプ」があるはずだと
探すと「ジャンプ 鯨」だった。
なんで鯨なのか分からないまま帰途についた。