8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

花の都公園

2011年06月23日 20時06分23秒 | 日記
6月22日

前日に天気が良くなりそうな事が分かったので、
急遽撮影に行くことにした。

それにしても、
高速料金の土日1000円、無料化が廃止された。
復興費用捻出のためだという。
しかし、もともと高速料金無料化は、
「無料化すれば、経済が活性化し税収が増えるので、
 道路維持は税収増分で賄える」
というのが当初の主旨だったはず。
土日1000円や無料化実験は、
渋滞しか生まず、経済効果は無かったと言うことか。
当初廃止すると言っていた、ガソリン税廃止という政策も廃止したので、
あれだけ渋滞が生じた以上、ガソリン消費だけでも相当税収はあったと思う。
それでも赤字だったのだとすると
日本ではどれだけ高速道路を渋滞させれば
十分な経済効果が得られるというのか?

今回の実験で、
どれだけの経済効果を期待し、
どれだけの税収アップを見込んでいたのか。
それに対し実際はなににどれだけの経済効果があり、
どれだけの税収アップに留まったのか。
またその見込み違いは何故発生したのか。
一部テレビでもコメントしていたが、
実験しっぱなしで終わるのでなく、きちんと集約し、
結果を発表して欲しいと思う・・・
等と考えながら車を走らせていたが、
考えてみればこの日は平日なので
高速料金には関係なかった。

本題。
夏至だけあって4時半頃には富士山に日が当たり始める。
山中湖に近い花の都公園の花畑に日が当たり始めたのは5時前。
4月に菜の花と富士山の写真を撮れなかったので、
花の都公園でキカラシを前景にして撮影。
富士山の雪は大分溶けたが、まだ辛うじて残っている状態。
キカラシ畑は点在しているが、人工物が極力入らないようにするには、
南側の林の手前当たりが良さそう。
花の都公園の駐車場はまだ閉まっているので、
近くの空き地に駐車。
5時に来たときは人が多く、また、電柱などの影が花畑にかかっているので、
日が高くなるのを待って、6時頃に撮影開始。


ついでに冬に撮影した「鱒の家」付近で撮影。
緑の濃い、雪景色とは違った写真が撮れる。


7時半には撮影終了。
朝は家にいるより遙かに涼しく快適だったが、
日が昇るとあっという間に暑くなった。

千葉

2011年06月16日 19時04分05秒 | 日記
6月15日

この日の天気予報は9時頃から
晴れると言うことだったが、
たまに薄日が差す程度で殆ど曇り。
今年、関東付近での
6月の日照時間は非常に短いらしい。
雨は降らないようなので撮影に行く。

まずは犬吠埼。
灯台の南の遊歩道から海岸に降りる。
撮影ポイントを探し、岩場で撮影する。
波がもう少しあるとアクセントになるが、
この日は余り高い波は来なかった。


続いて大山千枚田へ。
犬吠埼から南へ100km余り。
九十九里浜に沿って南下する。
県道34号を走っていると
標識がある。
道の分岐毎に標識があるので
それに従って走ると迷うことなく到着。
大山千枚田は、規模も大きく、
写真には良い構図を作ることができる。
棚田は南側を向いていて、
東と西に広場があるので、東側の広場から撮影


北側に走っている道路からも撮影できるが、
交通量が多いときはやめておいた方が良いかもしれない。


レンズは広角から望遠まで変化を付けることができる。
ただし、遠方には鉄塔や人工物があるので、
8×10では写り込まないように気を付ける必要がある。
35mm判だと気にならない大きさだと思う。

違う道を使って帰ろうと、
適当に車を走らせていると、
分岐が多く、いつまで走っても
幹線道路にたどり着かない。
車のナビもそのうちに車が
入り込めないような細い道を指示し始めた。
来た道に沿って帰るのが無難。

棚田と渓谷(長野)

2011年06月10日 19時59分29秒 | 日記
6月9日

5時30分
雨が降り始める。
止むのを待ったが、だんだん強くなる、

6時30分、
本格的に降り出す。
撮影を諦めて帰ろうかと思ったが、
せめて下見することにして、
国道19号沿いの道の駅「大桑」を出る。
目的地は「阿寺(あてら)渓谷」
阿寺渓谷まで約5km。

渓谷入り口に着くと雨は止んでいた。
阿寺渓谷は、川の色がきれいで、
景観が良い。

約6kmの渓谷に沿って、
道路が併走しているので、
移動は楽。

観光ポイントには看板が立てられているので、
迷うことなく、効率的に回ることができる。
観光ポイント以外にも画になるところは多いので、
混んでいなければ、初めに車で終点まで行って、
自分なりの撮影ポイントをつかんでから、
ゆっくり歩いて撮影するのが良いと思う。

今回は雨が降り出しそうだったので、
8×10では「六段の滝」のみ撮影。
レンズは準広角くらいで全景が入る。


滝は晴れていても日が当たりそうにないので、
画面全体に輝度差の少ない曇りの日の方が
露出は設定しやすいと思う。

続いて隣の柿其(かきぞれ)渓谷へ。
駐車場に一番近そうな見所は「牛ケ滝」。
駐車場から700m。
遊歩道に入るとまもなく「牛ケ滝まで400m 15分」の看板。
400mで15分とは余裕を見ているなと思ったが、
そのわけはすぐに分かった。
滝直前に133段の急な階段。更にその後66段の下り。
さくさくとは歩けない。

撮影は展望台から。

六段の滝も牛ケ滝も撮影する場所が限られているので、
似たような構図になってしまった。
展望台の下を見ると、朽ちた木の階段が続いている。
以前は滝壺まで降りることができたのかもしれない。

柿其渓谷は、他にもポイントは幾つかあるらしいが距離がある。
駐車場手前の道を左へ行くと他のポイントの近くまで行けるが、
駐車場は無く、いきなり進入禁止で門が閉まっていて、
Uターンも容易にはできないので、行くなら
駐車場に車を停めて歩いて行くのが良さそう。
(ここも全行程の距離は6km位らしい)

最後は「よこね田んぼ」。
南東へ60kmくらい。
国道19号と256号を使う。
途中県道8号でショートカットできそうに見えるが、
道が狭いので国道を使った方がよい。

その後県道83号(256号の北側)を走っていると到着。
看板、展望所、トイレがある。
東側から見るので午前中が順光。
ただし、東に山があるので早朝だと日陰になるかもしれない。
ここでは広角レンズを使用すると後方に小さくではあるが、
ガードレールが入るのが気になったので
8×10ではやや望遠気味のレンズを使用。


撮影終了後に晴れてきた。
この日の予報は、午後からにわか雨または雷雨だったが、
結局雨に降られたのは、朝の「大桑」周辺だけだった。

山形と宮城の棚田

2011年06月05日 20時25分14秒 | 日記
6月4日

この時期の気温は車中泊には最適。
しかし5時には太陽が照りつけるため、
いつまでも寝ていることはできない。

道の駅「おおえ」にて起床。
ここから300mのところに「おしん」のロケ地が
あるというので行ってみる。
でも「おしん」を見たことがないので、
何も言えない。

今回最初の目的地は椹平(くぬぎだいら)の棚田。
「おおえ」から約10km南。
国道287号を南下し、県道9号に入って進んでいくと、
案内板がある。
道の状態は良く、小さいながら駐車場、トイレもある。
棚田は展望所から見て概ね西に展開しているので、
午前は順光、午後は逆光になると思われる。
駐車場の前からでも撮影できるが、
展望所まで登るとより俯瞰した構図になる。
ただ、手前に枝があり、構図を下げると
枝が写り込んでしまうのが気になる。


続いて神通峡。
県道289を使い約50km。
冬季は閉鎖されているが、今回は開通していた。
朝日川渓谷あたりから一時狭い道になる。
朝日川渓谷も綺麗なので、車を上手く停めることが
できれば良い画が撮れるかもしれない。

神通峡へは県道27号を走ると案内が出ているので
迷うことはない。
数キロ走ると、渓谷の東側(下流)の駐車場に着く。
渓谷は約4kmの遊歩道になっている。
下流側は谷が深く、川まで距離があるのでやや撮影しにくい。
1km程歩いたところで川辺に降りることができたので撮影。


見所は遊歩道の中間あたり(駐車場から2kmくらい)で、
このあたりだと流れをダイナミックに見ることができる。
西側(上流)にも駐車場があるのでこちらからもアクセスできる様子。

山形を後にし、宮城の沢尻の棚田へ。
白石ICで降りる。
棚田は阿武隈急行の「あぶくま」と「丸森」の間にあり、
国道348号沿いに走ると案内が出ている。
棚田の標識のあるところからは横から見た構図になる。
少し上に登ると上から見た構図で撮影できる。
上から見た構図の方が田圃の面を撮影できるが、
光線状態のコントラストが良いように思えたので、
横から見た構図で撮影した。


この付近は阿武隈渓谷もあり、観光船も走っているので、
画になるところが無いかと探したが、広く、なだらかすぎて、
私の考える撮影適地は見つからなかった。