8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

長野の桜

2011年04月29日 19時54分18秒 | 日記
4月28日
今回は前泊せずに6時前に家を出る。

黒船桜。
9時頃着。
中央高速、飯田山本ICから15kmほど北西にある。
国道256号のすぐ西にあるが、案内板は無い。
小学校へ行く狭い下りの路を降りていくと見えてくる。
車を停めるスペースも3、4台分くらいはある。
桜の下は墓地なので、写真は上部を切り取る様な構図で考える。
桜の直下から見上げても良いが、
曇っていると背景が白く飛ぶので、面白くない。
小学校のプール沿いから狙うとまとまった形になるが、35mmサイズで
150mm以上の望遠レンズが必要となる。


風もあって、桜が止まらないので、8×10の撮影は断念。


光前寺。
10時半頃着
駒ヶ根ICの南西。
寺は有名らしく、観光バスもやってくる。
画になる桜は何カ所か咲いている。
しかし、ここでも風があって桜が安定しないのと、
8×10で構図を決めることができないので、
8×10では撮影しなかった。


ちなみにこの寺は「光り苔」でも有名らしい。

中曽根のエドヒガン。
11時半頃着。
伊那ICと伊北ICの中間(西)。
中曽根の交差点まで来ると案内板がある。
最後に少し狭い路に入るが迷うことはない。
例年ならライトアップもされるらしい。
民家が隣にあったり、根元に碑があったりするので、
上部のみ切り取って撮影。
天気の移り変わりが早いので、手早く撮影して撤退。


水月公園。
12時半頃着。
下諏訪神社の近く。
最後は細い路に入って登っていく。
公園と霊園の区別はあまりはっきりしていないように見える。

ここは特にこれと言った桜は無く、
あちこちに桜が咲いている。
諏訪湖を見下ろすことができるが、
四方に電線が張り巡らされているので、
写真の構図を決めるのは難しい。

若い桜も植えられているので、20~30年後には、
立派な桜公園になっているかもしれない。
それまでに周囲の鉄塔や電線も
何とかなっていると良いのだが。

福島の桜

2011年04月23日 19時18分00秒 | 日記
4月21日 5時前。
ほぼ快晴。
この日の第一目標は「三春の滝桜」。
那須高原SAから80km以上あり、
1時間以上かかるので直ちに出発。
6時過ぎに到着。

今年は祭りは開催されておらず、駐車場にも空きがある。
その分、カメラマンが多い。
テレビカメラや8×10より大きいカメラで撮影している人もいる。
6×17だろうか。

天気も良く、桜に近づく人も殆ど居ないのでさっさとカメラをセットして撮影。
準標準レンズくらいで全景が写る。


四方どこからでも撮影できるが、
南か南東あたりから撮影すると
背景が煩雑にならなくて良いと思う。
開花状況は七分咲きとのこと。

続いて「芹が沢の桜。」
三春ICの近くにあるとのことだが、事前に調べた場所に無い。
しばらく周囲を回って諦めかけた頃に発見。
駐車場はないが、交通量は少なく、
人も殆ど居ないので落ち着いて撮影できる。
下から見上げるような構図になるので、
やはり青い空を背景にして撮りたい。
ここもおよそ標準レンズで収まる。


撮影が終わる頃人が少し増えてきた。

次の目標は「合戦場のしだれ桜」
約20km北上する。
ここの桜はまだ時期が早かった。
南側から撮影するとある程度見栄えする画になるが、満開よりは劣るので
今回は8×10での撮影は行わなかった。
22日には七分咲きになったと言うことなので、三春の滝桜が満開になった
直後に訪れると滝桜と合戦場の両方とも良い状況で見ることができるのかもしれない。

最後は「花見山」
更に40km北上する。
この季節、三春の滝桜から花見山に至る道は有名無名の桜が
あちこちに咲いているので、車を走らせていて楽しい。

花見山は上記のような特定の桜は無く、
山全体に色々な花が咲いていて、色彩が綺麗。
麓で画になりそうなところを探し、近景に目立つ花を入れて撮影。


山の斜面の花を主として撮影するなら望遠レンズも欲しい。

花見山は60分のコースだが、キリキリ歩けば30分で戻ってこられる。
山頂からは東北の山々と桜を合わせた写真が撮れるが、
花の密度の高い写真を撮るならば、麓でポイントを探した方が良さそう。

富士五湖付近

2011年04月22日 19時23分02秒 | 日記
東京近郊では桜は開花からおよそ一週間で満開になると言われている。
高地や北ではその期間は短く4、5日とも聞く。

桜開花情報を見ていると静岡県にある「狩宿の下馬桜」は
「咲き始め」が数日続いた後「五分咲き」「七分咲き」を越えて
「満開」となった。
狩宿の下馬桜の写真では、富士山は入れないので天気が快晴で
ある必要はないが、やはり日の光が欲しい。
晴れる日を待っていると満開から数日経ってしまった。

4月20日 00時30分
道の駅「朝霧高原」。
前日夜まで東京では雨が降っていたが、朝霧高原では快晴。
月に照らされて富士山もよく見える。

5時。ほぼ快晴。北に少し雲がある。
6時30分。狩宿へ。朝霧高原からは15km。

桜は少し散っているがまあまあ満開状態。
すでに撮影している人がいるが、人数は多くはない。
気に入ったポジションでカメラを設定。
桜の近くから撮影するため、できるだけ絞る。
なるべく風が収まった時を見計らって撮影。


富士山がよく見えている。
狩宿の下馬桜と河口湖畔の桜は
開花時期がほぼ同じなので河口湖へ行ってみる。
撮影地「長崎トンネル」付近では車で一杯。
この場所は前日から場所取りも始まる。
しかし、桜に日が当たるのは8時頃なので、
陣取るなら忍耐と覚悟が必要。

桜はほぼ満開。
有名な撮影ポイントには多くの人がいるが、
8×10では近景の桜と遠景の富士山の両方に
ピントを合わせることができないので、
湖畔に降りる。
ここだとレンズをあおって絞ることである程度両方にピントを
合わせることができる。
富士山から雲が移動するのと、
風が収まるのと、
湖を行き交う舟が画面に入らなくなるのと
タイミングを見計らって撮影。
ここは周囲にも桜が咲いているので、自分の気に入った桜と富士山の
組み合わせを探して撮影するのも良いと思う。
なお、撮影時は気にならなかったが、
家に帰ってデジカメの写真を見ると
桜のボリュームが少なく少し寂しい写真となっていた。


河口湖大橋の北側にある「産屋ケ崎」も桜と富士山の有名なポイント。
しかし、撮影ポイントが限られているので場所を確保するのは難しい。
構図は「長崎トンネル」の有名ポイントと同じ様な形になるので、
8×10での撮影は厳しい。

国道137号を北上して甲府へ。
御坂トンネルを越えて下っていくと、桃と菜の花が目に入ってくる。
国道からはずれて車を適当に停めて撮影しようとする。
しかし、構図を決めようとすると鉄塔や電線、あるいは畑の農具や
シートなどが気になる。

ズームレンズが使えてフットワークも融通の利く一眼レフは、
構図が自由に変えられるが、8×10ではそうはいかない。
結局8×10での撮影は見送った。


釈迦堂や塩山の方にも行ってみたが、やはり同じ。
8×10で撮影するならもっといろんな場所を丹念に
探す必要がありそう。

この夜は東北自動車道 那須高原SAにて宿泊。

水元公園

2011年04月18日 19時46分34秒 | 日記
4月17日
都心へ出る用事があったので、
比較的まだ桜が残ってそうな
水元公園へ。

金町駅から公園まで2km。
バスも出ているが、天気も良いので歩いていく。
公園は広いので、おおよそ北に向かっていけば着く(はず)。
途中で縛られ地蔵を拝んで更に北へ進むと、まもなく公園に到着。


まだ花の付いている桜もあるが、殆どは葉桜。
歩きながら画になりそうな桜を探して撮影。


他にもチューリップが少し咲いていた。


桜も殆ど散っているので、余り気合いを入れず
散歩がてらブラブラ歩くのにちょうど良い季候だった。

埼玉の桜(権現堂とさきたま古墳公園)

2011年04月16日 19時59分05秒 | 日記
4月14日 5時
道の駅「ごか」にて起床。
車の中での起床として今年初めて寒くない朝を迎えた。
「ごか」は茨城県にあるが埼玉県のすぐ近く。

この日の目的地は「権現堂」。
比較的近場なので道の駅で前泊することも無いかとも思ったが、
事前に近くまで来ておくと楽。

「ごか」から権現堂まで5km。
8時20分発し、8時半過ぎに到着。
あとで知ったのだが権現堂の駐車場は8時半から開場するらしい。

権現堂は桜並木と菜の花を組み合わせた風景が非常に綺麗な景勝地。

駐車場から堤に登ると桜並木。南東に菜の花畑が広がる。
菜の花畑の東側から定番の撮影。

桜並木も長く、菜の花畑も広いので場所取りには、さほど苦労しない。
しかし、時間が遅くなるほど人が増えて菜の花畑の遊歩道に
カメラマンや観光客が立ち入るようになるので、
人を極力入れたくなければ、朝早く撮影した方が良さそう。
また、堤は北西から南東に延びているので順光で撮影するなら
やはり朝早いほうが良いと思う。

定番の撮影以外にも、堤で桜並木や桜のアップの写真、
菜の花畑を主とした構図も画になる。
 
今年はイベントは中止されていたが、それでも10時頃には
堤は結構混雑していた。土日ならもっと混むだろう。

ここは、撮影対象も撮影ポジションもバリエーションを豊富に取れるので、
良い撮影地だと思う。

駐車場を出ようとすると前の道が渋滞。
権現堂のせいではないようだが、朝遅くなると権現堂の駐車場に入るのにも
時間がかかる。
駐車場が開場次第、入場するのが良さそう。
その意味で予め権現堂まで5kmの道の駅「ごか」で朝を迎えたのは正解だった。

続いて「さきたま古墳公園」を目指す。
権現堂から30km。

公園は広く、駐車場も広く、入場も自由(24時間出入り可?)。
桜はあちこち咲いているが、目玉は日本最大の円墳である丸墓山古墳の上にある桜だと思う。
 周囲の桜が舞う光景が印象的だったのでデジカメで撮影。

 
公園は前方後円墳を中心に幾つか古墳が集まっているが、
登ることのできる古墳は丸墓山と前方後円墳の稲荷山古墳のみ。
この時期、稲荷山古墳の上から丸墓山古墳の後ろに太陽が沈む光景を撮影できる。
ここもデジカメのみの撮影で望遠レンズで撮影。
桜の色が完全にはつぶれてしまわないように、かつ背景の暮色を損なわない様に露出を設定。


日が沈むと人は殆どいなくなるが、
暗くなった公園の中で、宴会をしている集団もいた。