
起床してまず、パソコンの電源を入れます。
音楽データ,写真データが一杯詰まっていますから,
去年,私の手もとに来たときより,立ち上がりが遅くなっています。
… … …
年齢のせいで物覚えが悪くなっています。
毎日,同じ手順でソフトを動かします。
ここ、1週間ほどは,「Photoshop Elements 7」です。
スマートブラシツール、スポット修復ブラシツール,
修復ブラシツール, 覆い焼きツール、焼き込みツール。
これらのツールは処理する画面を拡大して、マウスをドラッグしながら、
なぞらなくてはなりません。
場所からはみ出さないように動かすのは毎日の練習しかありません。
傾いた写真も角度補正ツールで直ります。
ヒストグラムという画面の露出分布がわかる便利なものがあります。
… … …
「Photoshop Elements 7」はあまりにも自由に画面をいじれるので、
被写体を前にして,いい加減に写しても,
後で、「Photoshop Elements 7」で直せばいいやと考えがちになります。
写真はあくまでカメラですから被写体を前にして,考えて撮るようにしています。
ズームレンズの焦点距離の選択,撮影するときの時間,午前か午後か,
太陽光線の角度は,的確なシャッターチャンスで撮影したか等は
後でどうにもできない要素です。

荒木経惟氏の作品を以前カメラ雑誌で見ました。
銀塩コンパクトカメラでのスナップでした。
画面に日付が入っていました。
最後の作者コメントに、画面の日付は手動で無茶苦茶にしました…。
とありました。これは作者の意図ですから良いのです。
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デジカメの日付の設定も手動で行います。
意図的に違う日付を入力してもカメラはそのとおり表示します。
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真実を写すという意味で,「写真」といいます。
画面に写っているものは、シャッターを切ったときの情景で
真実だと思われます。
デジタルカメラの写真を「Photoshop Elements 7」より
すごいソフトを使って,画面を編集した写真が裁判に提出されて,
「証拠写真」として認められるのでしょうか…。
写っている撮影時刻・日付は信用できるのでしょうか…。
