
テレビにはニュースに限らずキューシートが必要です。
キューシートは,かって製図で使ったトレーシングペーパーのような紙質でB4サイズの半透明の用紙でした。
グラフのように緑の線が引かれて,5、6枚縁を糊で留めてあります。
シートの間にカーボン紙をそれぞれ挟んで,
上からボールペンで××時××分××秒に,
映像スタジオカメラ,音声スタジオ。△△時△△分△△秒、映像テレシネフィルム、
音声サブ出しなどと、各項目の時刻とそのときの映像,音声などが数字と線引きで記載します。
番組の制作スタッフにそれぞれ渡していました。
… … …
「ゼロックス」が出現しました。
いまから考えれば,当たり前ですが,複写しても原稿と同じに仕上がります。
「ゼロックス」では原稿と同じ陽画のコピーが原寸で出てきます。
これにはびっくりです…。
しかも、機械の操作で拡大/縮小プリントが簡単にできます…。
「ゼロックス」が出るまでは
、
青写真で「コピスター」の名称の機械しかありませんでした。
この「コピスター」の複写は白い紙に黒い字の原稿を複写すると
青い背景に白い字のネガ(陰画)になります。
市役所の戸籍謄本,戸籍抄本などでも使われていて,
不鮮明な箇所は,職員がペンで補足して、
その箇所に訂正印を押されているのが思い出します。
… … …
つづく…
