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不正データが 日本を滅ぼす (2)

2019-01-26 09:22:59 | ②一市民運動
TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!』で興味深い話があった。
粉飾決算発覚から、ギリシャ危機は始まったというのだ。
当時のギリシャの財政赤字はGDP比5%とされていて危険な状態だったが、
新政権になると旧政権下の財政赤字がGDP比12・7%だったことが判明した。
「ギリシャは信用できない」と国債が売られ、ギリシャ危機が始まったというのだ。

日本でもこれだけ虚偽報告が多くなると、
「日本は信用できない」と国債が売られ、
日本危機が起きることが十分考えられる。

おまけにギリシャの財政赤字はGDP比12・7だが、
日本は234・7%(2017年)なのだ!


国債が売られ出すとどうなるのか、経済に疎い私なりに考えると、
国債なしでは日本は立ち行かなくなる。
国債を買ってもらうためには、どうしても国債の利率を上げざるを得ない。
利率が上がると、他の利率も連動して上がってゆく。
住宅ローンも、もちろん上がるだろう。
一番影響を受けるのは、日本の借金だ!
1100兆円を超える借金も、今は低金利でなんとか持っているが、
利率が何倍にもなると、国の借金はべらぼうな数字になるだろう。怖ろしい!
海外投資家は株を売り、株価は暴落する。
私たちの年金をどんなにぶち込んでも、太刀打ちできなくなるだろう。
そして、日本国破産……。あくまでも私感です。

忖度、虚偽、隠蔽、文書の改ざん、破棄……たったこれだけ並べても、うんざりしてくる。
目を背けたくなる。だがそれが一番危険だ。

☆青木理さんの言葉、
 「(政治家や官僚が)責任を取らないことに慣れてしまってはいけない」
☆上西充子(うえにしみつこ)さんの言葉、
 「『どうせ』が恐い。どうせ政府の言うことは全部ウソだ。
  官僚はそれに従うしかない。(と諦めるのではなく)
  事実が明らかになるまで、粘り強く【関心】を持ち続けることだ」
  (引用ここまで)

①「政府基幹統計、4割の22統計に間違い 抽出方法など
  1月24日 朝日新聞デジタル」

https://www.asahi.com/articles/ASM1S5GNVM1SUTFK017.html

②「時時刻刻)統計不正、内輪で検証 有識者による調査のはずが 
  閉会中審査で追及
 1月25日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13863626.html

③「【海外の投資家から、信用できないと思われる】統計不正
  1月25日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/ASM1R6T7HM1RUTIL05P.html?_requesturl=articles%2FASM1R6T7HM1RUTIL05P.html&rm=145

記事の一部を引用させて頂きます。

「不正な調査が続いていた毎月勤労統計をもとに、景気の動向などを分析している
 エコノミストも、事態を深刻に受け止めている。

 第一生命経済研究所の新家(しんけ)義貴・主席エコノミストは
  【統計への信頼性を毀損(きそん)しており、
  モラルの低下を感じる。
  ルール違反への認識の甘さが見える】

 と指摘する。

 ただ、集計方法を変更したにもかかわらず公表しなかったことは、
 データを取り扱う責任が欠如しており非常に問題と憤る。

  【国が統計し発表する数値は、こちらでは検証しようがない。
  一つの統計で不正をしていたら、他の統計の信用も揺らぐ】
  とし、【海外の投資家からも日本の統計は信用出来ない
  と思われるでしょう。
  国は統計の重要さを再認識してほしい】
と話す」
 (引用ここまで)





































(画像はお借りしました)

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