今日のうた

思いつくままに書いています

沖縄 慰霊の日 (2)

2017-06-25 06:16:13 | ②一市民運動
6月24日の『報道特集』では、沖縄に関わる人たちの ”声”を聞くことができた。
美辞麗句を並べても、空虚な言葉しか伝わってこない人。
だが心から発する言葉の、なんと力強く、やさしく、胸を打つことだろう。
それぞれの言葉を引用させて頂きます。

(1)沖縄の人々の、4人に1人が亡くなった沖縄戦。
   安倍氏の挨拶の直前に、84歳の男性が声を上げた。

  「安倍晋三にここに来る資格はありません。
   沖縄の声を抹殺しておいて、なにが慰霊祭か。
   『平和の礎(いしじ)』はあらゆる戦争を
   正当化させない思いで
   沖縄県民が作った『平和の礎』

   そこにきて、戦争屋の安倍がのうのうと挨拶すること自体、
   県民として許せません」

●こうした声をTBSは報道したが、NHKは無視した。
 国民は何のために受信料を払っていると思っているのか!
           ↓            
「『NHKよ、なぜ安倍首相への帰れコールを隠すんだ』
 海外メディアの記者が疑問視【沖縄・慰霊の日】 6月24日 The Huffington Post 」

http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/23/abe-to-go-home-heckle_n_7650666.html

(2)平和の礎(いしじ)を建立した大田昌秀さんは、『慰霊の日』の直前の
   92歳の誕生日に亡くなりました。
   ウィキペディアよると
  「大田 昌秀(おおた まさひで、1925年6月12日 - 2017年6月12日)は、日本、
   沖縄の政治家、社会学者。元沖縄県知事、元社会民主党参議院議員。
   琉球大学名誉教授。特定非営利活動法人沖縄国際平和研究所理事長。
   沖縄県島尻郡具志川村(現・久米島町)出身」  (引用ここまで)
   1997年『筑紫哲也NEWS23』に、大田さんが出演された時の言葉です。

   「弱いところ(沖縄)を犠牲にする形で、自ら(本土)の安全を維持しようと
    いうこと自体ね、非常に理解しにくい」

(3)そして2007年の参院外交防衛委で大田さんは、次のように安倍氏に問いかけた。

   「沖縄とは何ですか?沖縄に対する総理のご認識をお聞かせください」

   安倍氏は
   「沖縄の未来は大変素晴らしいものがあると確信しています」

   大田さんは
   「私は全く逆で、沖縄の未来は大変暗いと認識しております」 (引用ここまで)

(安倍氏には、相手の立場を思い遣る想像力というものがないのだろうか?)

(4)元官房長官だった野中広務(ひろむ)さんは大田さんの死に際し、
   次のように語っています。
   ウィキペディアよると
  「野中 廣務(のなか ひろむ、1925年(大正14年)10月20日 - )は、日本の政治家。
   京都府船井郡園部町町長(2期)、京都府副知事、衆議院議員(7期)、
   自治大臣(第48代)、国家公安委員会委員長(第56代)、
   内閣官房長官(第63代)、沖縄開発庁長官(第38代)、
   自由民主党幹事長などを歴任」

  「私は大きな星を落としてしまった。
   ああ、惜しい人をなくしてしまった。
   沖縄の財産をひとつ失った。
   (大田さんは)人間の良さと人物の深さ、これは体に現れておりました。
   しかしそれが逆にですね、人を威圧する感じに受け取るほど、
   大田さんは沖縄の怒りを
   ぶつける時がありました。


(5)1996年、沖縄におけるアメリカ軍使用基地の一部の期限が切れ、
   無法占拠状態となった。
   橋本内閣は引き続き、アメリカが土地を使用できるよう法案を国会に提出した。
   野党もこれに賛成した。
   1997年衆院本会議で、当時衆院特別委員会の委員長だった野中さんは
   異例の発言をした。

  「この法律が、これから沖縄県民の上に
   軍靴で踏みにじるような
   そんな結果にならないことを。
   そして私たちのような古い苦しい時代を生きてきた人間は、
   再びこの論議を通じた国会の審議が、
   どうぞ大政翼賛会のような形にならないよう
   若い皆さんにお願いしたいと思います


(野中さんの原稿を持つ手が震えていた)

(6)元沖縄タイムスの記者で、大田さんの教え子だった玉城眞幸さんは、
   6月20日に沖縄平和記念公園で次のように語っています。

  「それこそ一人一人の命が、すべての命、そこに尊ぶべき戦争の犠牲者と
   いうのではなく、個人あるいはみんなが持っている憎しみ、
   あるいは(聞き取れませんでした)。
   この犠牲に立って、戦争というのは必ず起きるのだから、
   それだけは止めようしかない、が先生の言い分」

(7)大田さんが晩年に書き残した原稿からは、沖縄を軽んじる
   本土への怒りが伝わってくる。

  「対米従属国家たる日本。
   沖縄人を土人呼ばわりする本土人の傲慢」

   どんなに日本政府と交渉しても道が開かれない。
   それでも自分はあきらめない。

  「沖縄が諦める そんなゆとりはない」

(8)大田さんのメッセージが残されていた。

  「戦争体験から出てきたことで、単なる思いつきではない。
   二度と沖縄を攻撃の的にさせない。
   戦場にさせない。
   これだけのことでやっているだけでね。
   戦争体験を引き継いでいくというのも大事だけどね、
   今の沖縄に基地を作ることの反対とかね、こういうのももっと大事なことだよ。
   基地を作らせてしまったら、
   戦争が起きた時に、
   真っ先に攻撃の的になる。
   たくさん死ぬおそれがあるから、
   全部(基地)は撤退するべきだ


(2015年8月31日の私のブログ「ゴーマニズム宣言 新戦争論 1―(2)」に書いた
 次の言葉を思い出した)
          ↓
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/7a2a92555044b87051df2ee4c2e81f98

  「ベトナムを攻撃する米軍は、沖縄の米軍基地から発進していたわけで、
   間接的に日本は協力していたということも認識しておかなければならない」
   






(34)「安倍政権に退陣を求める緊急デモ
    2017年7月9日 日曜日
    新宿中央公園水の広場
    集合時間:17:00 出発時間:17:30
    呼びかけ:#安倍政権に退陣を求める緊急デモ 実行委員会
              ↓









(画像はお借りしました)


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