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今日のうた

思いつくままに書いています

道徳教育よりディベートの時間を

2014-02-02 14:58:06 | ②一市民運動
2014年1月27日、朝日新聞 「声」 に投稿したボツ原稿です。


 いつからだろう。若者の間にKYという言葉が流行り、
自分の意見を言わなくなったのは。自分だけが目立たないように、
周りの空気を読むことに汲汲として見える。


 人と違う意見を言わず、自己主張をしない若者は、
為政者にとって都合のよい存在になりはしまいか。
まして道徳教育という一つのベクトルが与えられるようになると、
更にこの傾向は強まるのではないだろうか。


 世の中には絶対的な 「正」 は無い。正しいと思うことも、
見方を変えれば、違う側面が見えてくる。
人と違う意見を言ったり、聞いたりすることで、物事を複合的にあぶり出し、
自分の意見をより相対的に見ることができるようになるのでは
ないだろうか。


 こうした訓練の場として、道徳教育よりディベートの時間を
取り入れて欲しいと、切に願う。


* 「ディベート」 という言葉に拘り、 「反対意見」 という言葉を使いましたが、
  「反対意見」 を全て 「人と違う意見」 に改めました。
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