{いのち}
瀬戸内寂聴さんの作品を読んでいたら,2/3ぐらいよんだところで、大木敦夫さんが登場した。
大木さんといえば、広島県出身の詩人で「バラの花に心を込めて」の作詞者である。
「バラの花に心を込めて」に曲をつけたのが山田耕筰先生だ。
僕が知っている、山田歌曲700余りの中で、最も品格が高く、美しいメロディーがついた
作品だ。「魂の法悦」という先生の主張に沿ったものだ。
バラの花は山田先生の好きな花。
有名な山田メロディーというのは、赤とんぼ、この道、からたちの花、松島音頭、ペチカ、砂山、などが一般的によく知られているが、僕は最高傑作といえば、大木さんの
「薔薇の花に心を込めて」が最も美しい曲だと思う。
先生御自身も、最も美しい曲だと、おっしゃっている。
一体何が美しいのか。対旋律の響きの美しさと、楽器の音色の使い分けだ。
これは自然そのものである。人工のものはすぐ壊れるが、自然そのものは滅多なことでは、壊れたり消滅したりはしない。
加えて音色が最もふさわしいものが選ばれている。ピアノと弦楽器のアンサンブルの
絶妙さは、これ以上のものはないと、僕は絶賛する。
ピアノだけ、弦楽器だけ、ではこの曲の持つ妙味は出ない。
この「薔薇の花に心を込めて」は実は神様に捧げられるために、作曲されたということを小耳に挟んだ。
道理で。なるほど。僕は納得した
YouTube ででも紹介したい作品である。
歌っているのは山田真梨子さん。すなわち奥さんである。
皆さんどうぞ聞いてみてください。
僕は寝る前に、啄木の「初恋」と「芭蕉布」と「バラの花に心を込めて」をセットにして聞くことにしている。気分が一番いやせる時である。
瀬戸内寂聴さんの作品を読んでいたら,2/3ぐらいよんだところで、大木敦夫さんが登場した。
大木さんといえば、広島県出身の詩人で「バラの花に心を込めて」の作詞者である。
「バラの花に心を込めて」に曲をつけたのが山田耕筰先生だ。
僕が知っている、山田歌曲700余りの中で、最も品格が高く、美しいメロディーがついた
作品だ。「魂の法悦」という先生の主張に沿ったものだ。
バラの花は山田先生の好きな花。
有名な山田メロディーというのは、赤とんぼ、この道、からたちの花、松島音頭、ペチカ、砂山、などが一般的によく知られているが、僕は最高傑作といえば、大木さんの
「薔薇の花に心を込めて」が最も美しい曲だと思う。
先生御自身も、最も美しい曲だと、おっしゃっている。
一体何が美しいのか。対旋律の響きの美しさと、楽器の音色の使い分けだ。
これは自然そのものである。人工のものはすぐ壊れるが、自然そのものは滅多なことでは、壊れたり消滅したりはしない。
加えて音色が最もふさわしいものが選ばれている。ピアノと弦楽器のアンサンブルの
絶妙さは、これ以上のものはないと、僕は絶賛する。
ピアノだけ、弦楽器だけ、ではこの曲の持つ妙味は出ない。
この「薔薇の花に心を込めて」は実は神様に捧げられるために、作曲されたということを小耳に挟んだ。
道理で。なるほど。僕は納得した
YouTube ででも紹介したい作品である。
歌っているのは山田真梨子さん。すなわち奥さんである。
皆さんどうぞ聞いてみてください。
僕は寝る前に、啄木の「初恋」と「芭蕉布」と「バラの花に心を込めて」をセットにして聞くことにしている。気分が一番いやせる時である。