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中国初のゲイ大会、警察介入で直前中止/気になるニュース

2010-01-17 23:54:37 | 多様性
中国初のゲイ大会、警察介入で直前中止(朝日新聞) - goo ニュース

 LGBTに対しては、歴史を見ると、弾圧の対象となったマイノリティという姿が浮かび上がってきます。
 ギリシア時代や、キリスト教以前のローマ時代では否定されることはなかったようですが、キリスト教や政治により、また、精神医学でも、かつては異常性愛と理解されていたこともあり、社会的に認知されるまでは、現代も含めてまだまだ時間が必要のようです。
 
 人権としての側面もある問題ですが、中国での今回の動き、ゲイの人々が、表舞台に出る、カムアウトする動きがあったことは、驚くと同時に、勇気のある行動でありましたね。

 ニュースでは、『北京市内で15日、初めて中国の男性同性愛者が「公式」に集う大規模な大会が企画されたが、開始直前に乗り込んできた警察によって「違法な集会だ」と中止させられた。大会を機に差別や偏見をなくしていきたいと言っていた人々に対し、当局が実力行使でストップをかけた。

 「ミスター・ゲイ・ページェント」と題し、大きなバーの一角で8人の出場者から世界大会出場者を決めるもので、観客として200人以上の同性愛者が詰めかけた。中国の英字紙も事前に好意的に取り上げたが、ネットでは出場者への中傷も目立った。

 主催者によると、開幕1時間前に当局者が来て「集会なのに許可がない」と中止を決めた。「集会でなくパーティーであることはみんな知っている」と反論したが一方的に解散させられた。出場するはずだった北京市の会社員は「中国の同性愛者は小国の人口よりも多い。中止は残念だが、無理解を恐れずゆっくりとイメージの改善を世界に訴えていきたい」と話した。』と報じられています。

 キューバ映画に、かつて「苺とチョコレート」というゲイの男性と、彼が慕うけれども、友情以上には進まない共産主義青年同盟の男性との関係を描いた作品がありましたが、このニュースを読んで、その映画の事を思い出しました。ゲイの男性は、キューバという国を愛しているのですが、結局は、アメリカに行くことになるという寂しい内容の映画でした。
 現在は、キューバの状況はどうなっているのでしょうか。

 中国も、LGBTの人たちの権利が認められる国になればいいのですが。
 
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