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障害ある人・ない人、共同生活の家誕生 東京・恵比寿/気になるニュース

2010-04-19 17:21:44 | 多様性
障害ある人・ない人、共同生活の家誕生 東京・恵比寿(朝日新聞) - goo ニュース

 障害のある人も、ごく普通に地域社会で暮らすことのできるノーマライゼーションの社会が、日本にも実現したらいいなと思う。そのためには、ハードと、地域の人々の障害者観の変化が求められる。
 今回の試みは、軽度の知的障害者と一般の人が一緒に暮らすというもので、しかも、東京都内の一等地に作られた「家」であることが注目されるものである。今までは、施設も郊外に作られることがほとんどで、グループホームも、障害者とその支援者・施設のスタッフから構成されるもので、地域の住民とも接点のないものが少なくなかったのではないか。
 今回の「家」は、地元企業が社員寮のあった所を壊して、新築の建物を建てて大家さんとなっている。木造3階建て、個室8室のほか共用キッチンやリビングを備える他建物は、賃料は6万9000円~7万3000円(敷金2カ月、礼金なし)という条件で、立地条件からしても、障害のない人にも魅力的な条件となっている。原則、自分でやれることは自分ですることになるが、できない時は、健常者のサポートを求めることができる。共同生活を続けることで、助け合うことも自然な感覚となるものと思われるが、まずは、試行錯誤してみることが、よりよい関係の構築につながるのだろう。
 最初の第一歩の試みが、ハード面ではよい条件で始まったことは、ある意味でラッキーなことであった。この試みが成功して、全国各地に同様の共同住宅が作られるようになることを切に願うものである。
 
 『軽度の知的障害のある人と障害のない人が一緒に暮らすことを条件にした「家」が、東京の真ん中に完成した。世話役のスタッフを置かず、住民の支え合いで自立を目指す珍しい試み。障害者の住まいの選択肢を増やし、多様な人がふつうに住む社会を目指したNPO「ぱれっと」(東京都渋谷区)の宿願に、地元企業が一等地を提供した。

 家の名は「ぱれっとの家 いこっと」。渋谷区の東部、恵比寿駅から徒歩8分の場所にある。3階建てで、6畳程度の居室が八つ。台所や風呂などの水回りと居間、ダイニングは共有だ。洗濯機や冷蔵庫も備え付けをみんなで使う。今月中旬から知的障害者2人と健常者4人が入居を始めた。ぱれっとの活動に参加する障害者やボランティア、公募に応じた人たちだ。』

『厚生労働省の2005年の調査では、地域で暮らす知的障害者の23%が軽度だ。ぱれっとの谷口奈保子理事長によると、多くは親と住み、身寄りがなくなると、グループホームやケアホームに移る。

 しかし、「少しの支えがあれば地域で自立する素質があるのに、親や施設職員が世話を焼きすぎて、自立の機会を奪っているケースがある」という。「施設に障害者だけ固まっている社会は不自然。いろいろな人がかかわりあうことで生まれる活力は、地域再生にもつながる」

 いこっとの敷地には、昨秋まで建築資材製造の「東京木工所」(本社・渋谷区)の社員寮があった。ぱれっとの構想を聞いた同社が、寮を取り壊して新築し、大家になった。家賃は採算ギリギリの月7万円前後の設定で、一部は管理費としてぱれっとに渡す。渋谷区は、低所得の障害者が入居した場合に最高2万円を家賃補助するなど、独自の支援策を決めた。

 谷口理事長は、「地価の高い都市にハウスをつくるには、企業の協力を得るのが大切。協働のノウハウも自治体やほかのNPOに伝えて全国に広めたい」と話している。』


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1 コメント

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いいお話し (norinorimiffy)
2010-04-20 15:06:32
いいお話しですね
障害のあるとかないとか関係なく
お互い協力し合って生きていけたら
いいなと思います
それも便利な場所が いいですね
こんな 場所が増えていったらいいな
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