トッペイのみんなちがってみんないい

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「SOSボード」

2008-11-19 18:15:45 | 障害
 11月19日朝日新聞多摩版「動転した知的障害者がいたら…街角掲示で安心対応 話し方や誘導法一枚に」」から

 パニック状態の知的障害者に街などで遭遇した場合にどう対処したら良いのか―その方法を書いた「SOSボード」が、町田市の市民団体の手により作成され、商店などに掲示されている。ボードを作ったのは、市内の作業所に通う障害児・親たちのネットワーク組織の「町田サファイア・クラブ」(田中洋子代表・昨年11月設立)で、既に500枚のSOSボードが配布された。作成のきっかけは、2007年に佐賀県で起こった知的障害者の警官による取り押さえによる死亡事件だった。同会では、問題の背景には一般の人の障害者に対する理解不足があると考えて、「最低限知ってほしい接し方」をA4版の紙にまとめて、市内の商店などに掲示を依頼した。親たちにとっては、事件は他人事ではないのである。
 ボードには、「簡単な質問が理解できなかったり、意味を取り違えたりすることが多く、コミュニケーションを取りにくい人」「パニックをおこしている人」という表現が使われており、知的障害者という言葉は使われていない。「この人たちは助けを求めています」と対処法を紹介している。
 声かけのポイントは、「肯定的な表現・態度」と「穏やかな口調」である。例としては、「走ってはダメ」という否定的な表現ではなく、「歩きましょう」のように肯定的な表現をすること。また、すでにパニック状態の場合は、「広すぎない、静かな場所で落ち着かせてください」とアドバイスしている。また、身体に「触れられることが苦手な人がいるので注意するよう」にとも記載されている。
 また、24時間対応の相談窓口として、市内2ヶ所の福祉施設の電話番号も併記されている。
 同会では、SOSボードを1千枚用意して、8月から市商店会連合会の加盟店などに掲示の依頼を始めており、同じ内容のマニュアルを交番や駐在所に用意してもらうなど、警察との連携にも配慮した。田中代表は「交通機関やコンビニなどへの働きかけをもっと進め、できれば市外にも掲示の動きを広めていきたい」と話している。今後、こうした取り組みが全国的に広がることが期待される。

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