【今までのあらすじ】
単車に乗ることを鬼嫁に禁じられているさとうかずひろは、同じ二輪車の通勤用自転車の改造に没頭し、単車に乗りたい願望を抑えている。
さとうかずひろは無謀にも「43歳になるんだから時速43キロが出せる自転車に仕上げたい。」との企画「Project-43」を立ち上げ、その実現のためにクランクセットの交換に踏み切った。
で、そのクランクセットはヤフオクでゲット。商品は土曜日中に届くはず。
と言うことで、娘の運動会で疲れ気味の身体を10分間の昼寝で癒し、クランクセットの到着までに下準備をしておくことにしました。
まだ暑い日が続きますが、日照時間はかなり短くなっています。ちょっと前まで7時頃まで照明無しで作業が出来たりしてたんですが、今は5時半は厳しいぐらいになってしまっています。クランクセットの到着が今イチいつになるか分からないんですが、外せるものは外しておいた方が明日の早朝の作業になっても、やりやすいのでは無いかと。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/8, ISO 100
とりあえず、交換前の状態を。
もうチェーンカバーは外しています(あれだけ苦労してカーボン風カッティングシートを貼りましたがw)。あと、チェーンリングガードも外しています。
と言うのが、クランクセットの色について、セオリーどおりの黒にするか、銀にするか、それを検討するときにメッキのチェーンリングガードがあるとイメージが沸かなかったので、取ったらこれが意外に格好良かったので、そのままにしておきました。当然、これで購入するクランクセットは黒の一択となりました。
やっぱチェーンカバーがない方がチェーンを青にした意味が出て来ますね。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/8, ISO 100
ただ気になるのが、ギアの向こうに見えるチェーンカバーを取り付けていた三角のステー。これを取り外さないと、格好が悪いどころか、大型のクランクセットの場合干渉することになります。
簡単に取れそうなものなんですが、ネットの情報によると、どうしても外せず、金鋸で切って、目立たない様にした猛者もいるとか。ちょっと手強い所であります。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/60s, f/8, ISO 100
とりあえずクランクを外します。ここは「コッタレス抜き」という専用の工具を使います。
この工程はかなり力が要ると聞いたのですが、割とすんなり行けました。
クランクを外すと、結構ずっしりくる、重いパーツでした。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/8, ISO 200
クランクを外し、チェーンを取ったら、ボトムブラケットの先っぽが出て来ます。
ネットの情報では、「カバーのステーはボトムブラケットのネジ部分に共締めしている」とあり、それって、ボトムブラケットを外せば良いの?と思って、とりあえずBBツールという、ボトムブラケットを外す道具を用意して外そうと試みます。
BBツールはボトムブラケット内側の歯車みたいな部分に引っかかる工具。これをスパナで回せば取れると言うことなんですが、とても手で取れるようなものではない。
写真を見てのとおり、錆びて固着しています。
一応ボトムブラケットを取り外したら、その部分をキレイに清掃、グリスアップしようかと思っていたんですが、それが今日中の仕事になるんだろうか?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/320s, f/8, ISO 100
BBツールを固定。スパナに体重をかけて回してみる。
ここまでやってもびくともしない。
え?金鋸コース?それはちょっと格好悪い。
うーん全然事が進展しない。ボトムブラケット外しは30分ぐらい格闘するのがあたりまえらしい。それでもダメならどっかの自動車工場のインパクトレンチでやれば一発だとか。
でもなぁ…自動車工場に自転車持ち込むのって恥ずかしいからw
とりあえず何度目かのCRC 5-56(潤滑油)でも吹いておくか。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/160s, f/8, ISO 100
そうこうしていると、クランクセットが到着。新旧のクランクセットを並べてみると全然チェーンリングの大きさが違う。これ、ホントに翡翠丸に付くよね?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/125s, f/8, ISO 100
もうクランクセットも到着したし、ボトムブラケットの分解洗浄はやめて、カバーのステーだけ取れないものか?と色々突いてみると、CRC 5-56が効いてきたのか、少しグラグラしてきました。マイナスドライバーをノミの様にして、ステー取り付けのリングを突いてみると、あら、思ったより簡単に外れたよ。
まあいいや。ボトムブラケットからは異音もしないし振動も無い。と言うことは開けなくても良いんじゃ無い?このまま使おう。と言うことで決着。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/8, ISO 100
とりあえずクランクを仮締め。
この赤い線はチェーンライン。クランクのギアの位置をそのまま後に下げて、リアのスプロケットのどの部分に来るかと言うもの。
これは、4段と5段の間ぐらいにチェーンラインが来ていた。理想は6速なので、3段と4段の間に来ているのが良いんだけど、ボトムブラケットが外せないのなら、シビアな調整は出来ないから、まあ、たった3mmの誤差なんで(しかも、多用する高速なギア寄り)難しく考えない様にしようかなと。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/100s, f/8, ISO 100
左右のクランクを外した所。何も無くなると恐ろしいほど殺風景だねぇw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/8, ISO 160
恥ずかしながら、今回から、ネジで取り付けるものはすべてグリスアップして取り付けるようにしました。要はシマノのグリスを買ったんですw
ネジ止めする所にグリスなんて、ちょっと怖いような気がしますけど、グリスアップすることで、力を入れずに、規定の所までしっかりねじ込み出来ます。
今後もメンテを自分ですることを考えたら、パーツとパーツの間が錆びたり腐食するのを原因に固着しないように、グリスの幕を張るのが有力。
…なんてことを最近知りましたw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/9, ISO 100
そして、無理矢理チェーンを引っかけてみました。なんとか長さは足りたようですが、見てのとおりリアディレーラーのプーリーは、ずいぶん前に来ています。この状態を長くキープするのはよろしくないので、チェーンの長さは早く116Lに戻したい所です。
それはさておき、光の当たりようによっては、チェーンリングガードは銀色になるのか。これは何か格好良い。チェーンリングが大型化すると、軽快車というイメージがすっかり払拭されますね。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/400s, f/8, ISO 100
最初は変ではないか?と思っていた八角形ですが、あまり目立たないですね。まずはホッとしましたw
ところでWikipediaの八角形、寒川神社のHPを見てみると、八角形は幸運の象徴らしいですよ。末広がりの「八」の意味もありますしw
あと、今仮に付けているクランクキャップ(真ん中のネジの目隠し)も前のものをそのまま使うと、結構ブカブカで、そのうち落ちそう。
この後チェーンの延長を試みますが、ミッシングリンクが外れないので、走行テストを兼ねてサイクルベースあさひに行ってみました。とりあえずミッシングリンクで外して貰い、そこに6コマのチェーンを挟む形で延長。ちゃんとリアディレーラーのアームが真下の方向に行くようになりました。
サイクルベースあさひのお兄さんも、こんな変なママチャリは初めて見たのか、パーツの入手元なんかを聞いてきましたよw
そして、家に帰る頃にはすっかり日も暮れてたので完成後の写真は撮れませんでしたけど、とりあえずOKです!
1段から6段まで問題なくギアチェンジ出来ています。
36T→47Tというのはペダルが重くなって辛いんじゃ無いかと思っていましたが、そういう状況が無い訳では無いです。でもクランク長を5mm延長したからか、しっかりパワーの伝達が出来、全く漕げない様な事は無く、6速発進も今までどおりできます。
感覚的には、今の5速で走るのが、交換前の6速で走っているのと同じ感覚です。普通に走って時速24キロぐらい。これを6速にすると、今まで無かったギアが出て来たような感じになります。これで普通に走ると時速30キロで巡行できる感じ。こりゃ通勤時間が短縮できそうw
ただ、今までは6速メインの5速も時々。あとは要らん。と言う状況でしたが、今後は5速メイン、ブーストオンで6速使用。疲れているときは4速。そんな感じになるんでしょうね。
で、気になる最高速アタックしてみました。結果は交換前と変わらず時速38キロ台。
だって、向かい風だったんだもんw
と言うことは、無風だったら時速40キロは出てたのかもね…。
とりあえずペダルの位置が変わったので、サドルの調整をしないと。その上で最高速を計測してみます。
【追記】
やっぱりチェーンラインの調整が必要っぽい。
1速、2速のあたりが切り替えにくかったり、切り替わっても常に「シャラララララ」とチェーンが外れそうな音がしている。まあ、外れたとしてもハブ側に落ちることは無いので、チェーンが外れて制御不能って事にはならないだろうけど。
ここで改めて、この写真を見てみる。
数ミリチェーンリングが外に(サドルにまたがった状態で右に)出てるって感じなんだよね。これを内側に移動できたら…。
そこで、もう一度この写真を見てみると…
ボトムブラケットが、チェーンカバーのステーを取り付けるために、幾分右に寄せて付けてあるような気がするんですよね。(右側飛び出ているでしょ?)
これを、左側に収めてやればすべて解決なんじゃないかなと思うんですが…。
でも、先日も四苦八苦しましたが、ボトムブラケットが外れないんですよねw
どうすっかなぁ…ま、これから週末ごとに、CRC 5-56を吹きかけては回してみるを繰り返してみましょうか…。
もしくは、こういう解決法があるかもしれない…。
そう、ホイールとチェーンリングの間にスペーサーをかまして、チェーンリングの位置を内側に移動させる方法。これならばボトムブラケットが外れなくても対処できそうだし。
まあ、しばらくは1速を使いたくなるような上り坂を通らずに、考えていこうと思います。
【追追記】
スペーサーをかます方法、俺の思いつき最高!でも他に同じようなこと考えている人いるのかな?と探してみたらチェーンリングスペーサーって、普通に売っていますねw ただ、専用パーツは高い!
ですが、ホームセンターの穴の内径10mmのワッシャーがそのまま使えるようです。
あまり苦労しなくてもチェーンラインはどうにかなりそうな気がします。良かった良かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます