川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

俺、大勝利!!非力は頭でカバー。そして娘チャリ完成っ!

2016年02月27日 | 俺のDIY

昨日は悔しくて、寝付きが悪かったです。

道具を買ったのに、外せなかったドラム。いやー、自作工具でダメなのなら、諦めもつくのですが、それなりの道具使ってこの体たらく。BB30を自作工具でシマノ化したアレを思い出すと、俺も落ちたなぁと…。

何か方法は無いか、お店に任せると観念したあとも、方法を考えていました。そう、俺が二人いれば良いんだ。一人の俺はタイヤを固定し、一人の俺は工具を回す。それが出来たら良いのに…。

力が必要な作業は今までも何回もやってきて、そのたびになんとかクリアしてきた。BB外しとか、ペダル外しとか…

 

ペダル外し?

 

アレは確か、正攻法でいけないときは、縁石にペダルを載せたりして固定して、ペダルレンチの力が逃げないようにするんだったっけ…、固定?逃げない?摩擦?

 

…出来るっ!逆転しちゃる!

 

…と思ったら、すぐ寝れました。俺はB型、楽天家なんですw

翌朝…


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 160

外れました!

昨日寝る前に思いついた方法で一発です!

もう、頭ん中アドレナリンがドバドバですよ。一度へこんだ分、アガり方がハンパなーーーーい!!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/2.8, ISO 200

これが手こずらせてくれたネジです。意外や意外、結構キレイなんですね。

ただ、表面がなめらかにはなっておらず、削ったまんま表面処理は出来ていないという感じでした、バリのカスみたいなのがポロポロ見えますもん。

ひょっとしたら、一晩かけて、5-56が浸透して、この快挙につながったのかもしれません。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/2.8, ISO 200

外れたドラム。穴が結構広がっているでしょ?昨日の晩は頑張ったものw

さて、昨日は1時間以上、かかって外れなかったものが、今日は一発で外れた、そのメソッドを自慢しちゃいましょう。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/50s, f/2.8, ISO 200

ちょっと、枯葉がたまっているのはご愛敬w

ここを利用して、ドラム抜きを行いました。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.8, ISO 200

要はタイヤが回らなかったら、安定して、かつ安心して工具に力がかけれるようになるわけです。

でも平地でタイヤを両手で持つと、不安定で、それを克服するため、タイヤを持つ手に体重かけることになるから、工具には力が入らないという事になります。

 

で、摩擦力を使うわけです。嬉しいことに、今付けているタイヤはグリップ力満点のスリックタイヤですから、転がらなければ、ガッチリ固定出来ます。

溝にはめて、斜め上から押す。すると、少ない力で前方の壁、地面に押しつけることが出来ます。それ以上前に進むことは無いわけですから、力はほとんど必要ありません。

さらにだめ押しでグレーチングを引っ掛け、バックも出来ないようにしておきます。

 

この状態で、左手はタイヤを押さえ、右手はブロック塀にかけてバランスを取り、地面に付いた左足から、工具に乗せた右足に、一気に体重を乗せ換える!

工具の上に乗れました。

 

おお、俺の体重を支えるとは、ドラムの固着力も、工具の強度もハンパねぇな。なら、と、足首のスナップで再度体重をかけます。

 

うんっ?

 

音はしなかったんだけど、こんな感じの手応えで、右脚が工具ごと地面に付きました。もうちょっとギギッとか言うのかと思ったので拍子抜けw

まあ、とにかく自転車屋に頭を下げてドラム抜きをお願いするのは回避出来ました。

 

ホント、諦めなかったら何とかなるもんですねw

 

これで意気揚々と出勤出来ますw テンションあがっている俺は、自転車屋にいくらかかるのか分からなかったけど、その分のお金で後輩にお昼を奢ったり、大盤振る舞いですw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/40s, f/3.2, ISO 100

家に帰ると、俺の家がこんな事になっていましたw

この家も10年経ったので、ここらで外壁塗装をすることにしました。こういう大きなモノは消費税10%になる前に…って今しているんですが、なんか消費税アップと、憲法改正とを安倍総理が天秤にかけて(?)憲法改正に必要な支持率をキープするためには消費税アップの見送りも辞さないとか?

そんな安倍総理に一言。

「消費税5%に戻した方が、もっと支持率上がりますよ~w」


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 3,200

さあ、家族が寝静まった頃、自転車組み立て再開です。

ハブにグリスアップし、新しいドラムを取り付けます。え?その向き、ドラムの表裏が違うっ!


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 3,200

途中で気がつき、ちゃんと正しい向きで取り付けました。取り付けは手で回すだけなので楽ちんです。グリスも塗ったので、なめらかに固定出来る位置まで回ります。

おお、この画が見たかった。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 2,000

取り付けるサーボブレーキの本体。

ブレーキワイヤーで①は引っ張られると、②の金色の金具が回転し、③のブレーキシューが押し出され、ドラムに摩擦をかけるという仕組みです。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 2,500

本体を取り付け薄型ナットで固定します。

うわー、昨日の苦闘がリムの汚れでよく分かると思います。これはまた後日マジックリンでも使ってキレイにしようと思います。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 1,250

チェーン引きもこの際交換。

結構サビサビだったんで。

ただ、ちょっと大は小を兼ねる的なサイズなので、子供用チャリにはブカブカ。でも使えないことはなかったです。エンドがキレイになりました。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/30s, f/2.5, ISO 3,200

作業は、玄関の框に自転車を逆立ちさせて行っておりますw

変速無しの自転車は、チェーン引きで左右のナットの位置を調整します。サーボブレーキの固定バンドも注意だし、タイヤの向きばっかり気にしていると、チェーンの張りがおろそかになります。

チェーンの張りを最優先に、いろんな場所を順番に締め付けていきます。

この点、瞬時にタイヤが取り付け出来るロードバイクと違う難しさでもあり、逆に腕の見せ所でもあります。

 

このあと、リアブレーキのワイヤーの張り具合を調整して、後輪は終了です。あ、スタンドの動きが渋くなっていたので、5-56噴いて軽くしました。ホント万能w


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/25s, f/2.5, ISO 3,200

今付いているフロントブレーキは、ほぼ鉄板の組み合わせ。しかもシングルピボット。左右のブレーキシューが同時にリムを挟むんではなく、片方のアームしか動かない仕組み。

片方のシューに押されたリムが、反対側のシューに当たって、制動がかかると言う、まあ、ちょっと頑張れよというもの。

また、最初から付いていたブレーキシューはあまりにも制動力が無く、しかも音がキーキー言うようになったので、大人向けクロスバイク用のシューを取り付けています。

 

ただ、これだと、このひ弱なブレーキ本体が付いていかない。ブレーキシュー本来の性能を発揮するには、もう少し剛性の高いブレーキに交換すべきです。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 2,000

で、購入したのが、これ、アライ デュアルピポットブレーキ 800A

このブレーキは、肉厚で剛性もアリ、なおかつ驚くほどの軽量。

質感は、ロードバイクのそれに近いものがあります。なのに驚きの1,370円。(送料込み)

ただ、付属のブレーキシューは正直使えませんw これは最初っから交換です。

 

このブレーキ、山翡翠丸にも、嫁チャリにも付けている、俺お気に入りのチューニングパーツ。ガツンとくるブレーキの効きは、クセになります。

息子チャリには、最初っからこのクラスのブレーキが付いていました。さすがブリヂストンw

 

いや、ホントにねそんな高いパーツじゃないんだから、どの自転車もこのクラスのブレーキを標準装備にして欲しいよね。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 2,500

で、サクッと取り付けです。もうポン付けでOK。

シングルピポットはここで向きを調整して固定なんだけど、デュアルは適当に締め付ければOK。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/40s, f/2.5, ISO 3,200

ブレーキシューの固定は、ちゃんとトーイン(ブレーキはリムに対して、少し後ろ側を拡げて取り付けた方が、効きが良くなります。)してから。

ちょうど、チェーン引きの厚紙が使えたので、それを挟んで調整。これで、後方のシューが0.5mm拡がっている感じになります。

 

何でトーインが必要なのかは、ググってくださいw


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/30s, f/2.5, ISO 3,200

そして、リムと、シューの距離合わせ。

デュアルピポットは、このネジで、左右のシューとリムの距離を調整出来ます。

これにより、どちらかのシューが先にリムに接触するのを避け、同時に挟めることによって、強い制動力を得ることが出来ます。

 

…ってこんなこだわり、娘に分かって貰えるかな?w まあ、いいの自己満足で。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/25s, f/2.5, ISO 3,200

はい、取り付け完了。

最後に、左右のブレーキレバーの引き代が同じになるように調整。

こうしないと、前後均等にブレーキ使わないなんてことになっちゃう。

 

このブレーキ交換をすることにした理由のひとつが、娘の「後ろブレーキがキーキー五月蠅いので、前ブレーキだけで止まっている。」なんて話を聞いたから。

ブレーキなんて、前後両方使って止まるのが当たり前。そうしないと制動距離が長くなる。

たとえ1mしか制動距離が違わなかったとしても、その1mで生死を分けるなんてこともあるだろうから、とっさの時に両手でブレーキを握れる練習をしておかないと。

そのお膳立ては、親の仕事だよね、って思ってる。

 

親の仕事と、俺の趣味の両立出来る自転車いじりって最高だねw

…って感じで、娘チャリ、完成です。もう、俺的には98点。

 

2点減点なのは、ブレーキレバーがプラスチックなのはなんか折れそうで怖い。いつかアルミ製に変えたいな…。そういうこと。


Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/4s, f/2.5, ISO 3,200

で、深夜の試運転w

見た目のかわいらしさとは裏腹に、細スリックタイヤの鋭い加速、倒して安心のグリップ力。そしてよく効くブレーキ。乗ってて楽しいですわ。なかなかですよ、この自転車!

俺の体には、127mmのクランク長が気に入らないけど、そこは娘には丁度良いだろうし。

 

ま、事故には遭わないように。それだけはお願いします。


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2 コメント

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Unknown (ぐんぐん)
2016-02-27 15:31:51
さとうさん、やり遂げましたね。
おめでとうございます!
私ならすぐに諦めます
きっと娘さんも喜ばだろうな!
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どっちよ?w (さとうかずひろ)
2016-02-28 10:05:41
>きっと娘さんも喜ばだろうな!

ど、ど、ど、どっちですか?

喜ぶだろうな?
喜ばないだろうな?

ま、どっちでも良いですけどw
結果
娘「やったー。自転車だ。」
俺「嬉しい?よかった?」
娘「うん、自転車が帰ってきて良かった。」
俺「…そこ?こう、ブレーキが良くなったとか?」
娘「???」

…そんなモンですw
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