川瀬水樹のカワセミ好き!

お小遣いと好奇心の時間無制限のデスマッチにその身を捧ぐオッサン「さとうかずひろ」が嫁の白目に立ち向かう熱血中年物語!?

蘇れ!嫁チャリ。くるピタのリテーナー交換をしてみた。

2014年12月20日 | 俺のDIY

いやー、本当はこんなブログ書いている暇があったら、年賀状を書けって話なんですが、なんか今年は時間が経つのが早すぎて…。未だに本当にもう12月になったのか?と疑うぐらい、年末って実感が無いw

まあ、それもこれも、毎週飲み会が入って、土曜はだいたい二日酔いで、やりたいことが半分ほどしか出来ていないから、現実を直視出来ないから?なんですがw

と言うことで、年賀状は、もう少し後に本気出す!ってことで。

 

で、今日は嫁の自転車を修理しました。

嫁の自転車のどこが悪いのかというと、ハンドルがメチャクチャ重くなって、まともに乗れなくなったのでした。この自転車がないと、息子の幼稚園への送り迎えが大変になります。これは可及的速やかに対処しなければ。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/50s, f/5.6, ISO 400

嫁チャリには、こんな「くるピタ」ってパーツが付いています。これは駐輪時に、不意にハンドルが回って自転車が転倒するのを防止する装置です。大きな荷物を積み下ろしするようなときも、ハンドルを持たなくても前カゴが固定出来るので、両手が使えて便利。使い方は簡単で、ダイヤルを回して、ロックしたり解除したりです。例え、ロックしたまま発進したとしても、ある程度の強さでハンドルを切れば、ハンドルが切れるので、その辺は安心です。

 

ハンドルが動かなくなったとき、この部分が故障したんだろうなというのは、直感的に思いました。

で、どのように直すのか検討するために、先日この部分を分解してみると、リテーナー(ベアリングの保持器)が折れて、ベアリングの動きを邪魔して、ハンドルが動かなくなったのを発見。これはパーツ交換でしか直らないと判断し、とりあえず折れたパーツを取り除き、不安ながらも自転車に乗れるようになりました。

でも、やっぱりまたいつ症状が出るか、怖いのでこの部分の徹底的な改修はしたかったのです。だって、うちの近所は土手とか乗る機会が多いですから、そこでハンドルロックして、土手の下に落ちるとか想像するだけで恐ろしい。

一瞬、自転車の買い換えも頭に浮かびましたが、やっぱり幼稚園の送り迎えが済んでから買い換えたいというのがあったので、やっぱりここは修理かな。

 

で、2つのアイテムをネットで購入。今回は珍しくYahoo!ショッピングなんぞを使いました。理由は今回みたいなちょっとのパーツの購入なら貯まってたTポイントで買えるんじゃ無いかなとw


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/5.6, ISO 400

まずは、くるピタ用のリテーナー。400円ぐらいのものです。シマノは、こうした交換部品も1個単位で売ってくれるから嬉しい。しかもすぐに使えるよう、グリスまで塗ってくれている。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/13s, f/5, ISO 400

もうひとつ、上玉押し戻し工具「TL-HL11」。

リテーナーは上玉押しを固定することで外れないようになるのですが…この上玉押しを外すのがこの専用工具。上玉押しは薄いパーツで、なおかつ奥まったところにあるもので、こうした工具がいるのです。

32mmのメガネレンチでも外すことは出来るのかもしれないけど、32mmのメガネレンチを購入すると、やっぱり3,000円とかしちゃう。そういう工具を自転車屋に借りるのも1つの方法かもしれないけど、上玉押しを外すと言うことは自転車を結構分解することになるから、自転車屋の作業場所をしばらく借りないといけない。そんなのお互いに気持ちいいものじゃない。

だったら、この工具、1,000円ぐらいのものだし、買った方が賢いかなと。リテーナーとセットだと、送料が1本でいけるから、そんな割高感はないしw


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/80s, f/5.6, ISO 400

では、まずハンドルをヘッドチューブから外します。うちのステムはウスを引き上げるレバーが付いているものですから、これをクルクルと回して引っこ抜くのですが、その邪魔になるフロントブレーキのワイヤーは抜いておきます。

サイコンのケーブルもばらけちゃいますけど、後で戻しやすいように螺旋は崩さないようにしておきます。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/50s, f/5.6, ISO 400

次にくるピタの中身にアクセスするためにロックナットを外します。これは普通のモンキースパナで外れます。固着している場合でも、CRC5-56でも吹き付けておけば、割と簡単に外れると思います。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/25s, f/5, ISO 400

ナットを外し、前カゴステーを外したら、くるピタのカバーが外れます。

くるピタは、この様な穴がいっぱい開いたホイールで、ハンドルを固定します。ダイヤルをロック側に回すと、ホイールの10時の方向に見えるピンが出て来て、ハンドルの方向を固定する仕組み。

ある程度の力でハンドルを回すと、ピンが引っ込み、ハンドルが一瞬フリーになるんだけど、すぐに隣の穴でロックされます。いやー、便利便利。

 

しかし、今日は雨で自転車がよく濡れましたが、くるピタ内にもたくさん浸水していますね。リテーナーが壊れるのも分かるなぁ。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/50s, f/5.6, ISO 400

ここまでは、専用工具がなくても外せます。今日はその先に行ける!ちょっとドキドキですわ。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/13s, f/5.6, ISO 400

これが壊れたリテーナー&ボールベアリングです。リテーナーがあると、ボールは一定間隔で並びますが、見てのとおりバラバラ。

ボールの上に乗っかかっている黒いナット状のものが上玉押し。

 

なお、先日下見したときは、ほとんどグリスは流れて無くなっていました。で、折れたパーツを取り除いたときに軽くグリスアップしています。緑っぽく見えるものは、その時足したグリスです。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/50s, f/5.6, ISO 400

TL-HL11出動!!

これを上玉押しに被せると、奥まった部品にアクセス出来るようになるという代物です。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/40s, f/5.6, ISO 400

さすが、専用工具だけあってフォークコラムとも相性が良い?しっかり力がかけられそうです!

 

…が、ここで一苦労。

メチャクチャ力が要るんですけどw 3分ほど格闘してなんとか上玉押しが外れました。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/20s, f/5.6, ISO 400

やっと外れたw

これでフォークコラム(内側の筒)はヘッドチューブ(外側の筒)に突き刺さっているだけの状態です。

それにしても汚いな…w


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/60s, f/5.6, ISO 400

外した上玉押しをキレイにしてみたところ、いくらか塗装ハゲはあるものの、大きな傷は無いようで、再利用可能です。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/60s, f/5, ISO 400

フォークを抜いたところ。

リアブレーキや変速機のワイヤー、前カゴなんかを外さずに作業すると、こんなグチャグチャになりますのでご注意を。

 

ちなみに、先日、ブレーキシューをクロスバイク用のよく効く奴に交換。ライトもLEDの3灯タイプに交換しています。

なんだかんだで、金かかってますよこの自転車は。

この俺の貢献が嫁に伝われば良いのに…伝わらないw


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/40s, f/5.6, ISO 400

下玉押しのリテーナーも見えてきました。うわー、こっちもグリスがかなり劣化してますな。

とりあえず雑巾でフキフキしてみます。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/5.6, ISO 400

下玉押しもリテーナーも、劣化したグリスを拭き取れば、こんなにピカピカ。こっちも傷んでたらどうしようかと思ったけど、大丈夫でした。よかったw


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/5.6, ISO 400

新しいグリスを塗って、再びの合体に備えます。

ちょっとしかグリスを塗っていないように見えますが、内側にはたんまり塗っています。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/20s, f/5.6, ISO 400

フォークを外したら、リテーナーは簡単に外れます。

しかし、この頃は手がグリスでベトベト。カメラをしっかり保持出来ないのでピンぼけ写真量産モードです。(情けないw)


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/60s, f/5.6, ISO 400

外したリテーナーはこんな感じ。いろんなところが変形しまくり。ボールも保持されてたのは、半分って。これは危なかったなぁw


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/15s, f/5.6, ISO 400

くるピタ本体も雑巾で拭き上げ。リテーナーの損傷は激しかったですが、こっちはまあまあキレイで安心です。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/15s, f/5.6, ISO 400

新しいリテーナーを本体にセット。上玉押しを戻していきます。どこまで締め付ければ良いのかよく分からなかったんですが、外すのにあれだけ苦労したんだから、結構締め込んでも大丈夫なんじゃないかと言うことで「グッ」と締め付けてやりました。あとは、外したものを元に戻して終わりです。

そして試運転。最初、ハンドルが重く感じられて、上玉押しを締め付けすぎたんじゃないかと、少し不安になったんですが、何回かハンドルを左右に振っているとグリスが馴染んできたのか、ヌルヌルと快調にハンドルが切れるようになりました。

まあ、とりあえず作業は成功と言うことで。

今回、部品、工具、送料で2,000円ぐらいかかりましたけど、全部Tポイントで払えたので、実質出費ゼロでいけました。やっぱりDIYっていいね。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/15s, f/4, ISO 400

そういえば、息子の14インチの自転車にもさらに手を加えました。

何が変わったかというと、夕方の自動車からの視認性を上げるために、俺のお古のライトを取り付けました。

 

俺は自動車も自転車も乗る立場から、夕方はお互いに存在をアピールしないと危険だと思うんですよね。

「夕方無灯火で走る自転車が邪魔」という、車乗りの上から目線は腹が立つけど、「無灯火でも車はあんなに明るいライトが点いてるんだから、見つけてくれるでしょ。」って自転車乗りの慢心もよろしくないと。

 

まあ、安全な自転車の運転を息子にたたき込むためにも、ライトの重要性を教える責任が俺にもあるのかなと。


Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/5.6, ISO 400

点灯状態。

おお、なんかちょっと格好良いぞ。なんかモスピーダを思い出したw

 

元々、この自転車って公園乗り用だからなぁ。これにライトとかサイコンとか、変態ですね。今に始まったことじゃないけど。

 

今回「Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM」という機材の組み合わせで撮影をしたんですが、割と良く写るなぁと再認識しました。

こういう記録写真にはもってこいなのかなと。このレンズ結構寄れるしね。35mm換算で「28-88mm」か。使い勝手はいいレンジだよね。

ただ…「ペシュン」ってシャッター音はやっぱり萎えるなぁ。撮影中の高揚感は1Dや5Dには敵わないです。