息子が今、熱狂的にハマっている「仮面ライダードライブ」。
ライダーのくせに、主人公は自動車に乗るという正直よく分からない設定ですが、子供番組を通じて、オモチャを売りたいというメーカー側の事情を考えると、やむを得ないのかなと、思ったりもします。
思い返せば、ライダーでありながら、ここ何作品かは単車のオモチャ化はされていなかったような…。「出したってどうせ売れない」判断によるんでしょう。この単車を捨てるという選択は、制作者側も大ばくちだったと思います。自動車に変えてもオモチャが売れなかった…では、話になりません。
そんな、今後の仮面ライダーの動向を左右するような、自動車「トライドロン」は、自らの意志を持つ変身ベルト「ドライブドライバー」を装着することによって自動運転したりだとか、3タイプの変形をしたりだとか、子どものハートをがっちりキャッチしました。当然息子も「お父さん、サンタさんには、ドライブドライバーと、トライドロン、どっちをお願いしたら良いと思う?」と真剣に相談してきます。
永年の特撮ファンの俺としては、制作者側の思惑にまんまと乗ってあげたいし、息子の願いも叶えてあげたい。
だけど、最近のオモチャってどれもこれも高いんだよね。ホント足下を見てくる。
「あんなぁ、トイザらスにあるようなトライドロンで満足か?お父さんが本当に乗れるトライドロン作ってやろうか?」
「え?本当に?オモチャ要らない。本当に乗れるの欲しい。」
「よし分かった。近いうちに作ろう!」
と約束して、数日ですが、今日は朝からずっと雨が降ってどこにも行けず…。昔はやった言葉で言えば、「今でしょ?」かな。
と言うことで、朝から近所のディスカウントショップのレジ横の「御自由にお持ち帰りください」のダンボールをとりに行って制作開始です。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/50s, f/3.5, ISO 800
で、いきなり完成なんですがw
制作時間5時間の大作になってしまいましたw 正直、当初の構想では、箱にトライドロンの画を描いて終わり…のつもりだったんですが、気がつけば、ダンボールの箱を裏返しして、絵を描きやすいように裏の白い面を表面にしたりとか、俺のダンボール加工技術炸裂!!
今回も一切、設計図など用意しない、定規は使わない、の行き当たりばったりのフリーハンド。その辺をきっちりやるほどの根気は無いしw でも子どもが思いっきり遊べるだけの強度だけは本気で考えて作りました。
(拾いものの画像)
ちなみに、番組に出てくるトライドロンは、こんな車。
本田のNSXをベースにした車両です。と言っても、NSXの面影は、フロントガラスとドアミラーあたりにしか残っていませんがw
それにしても、ダッサイ造形よなw
これでも普段は普通の警察車両として使われています。(あ、仮面ライダードライブの主人公の職業は刑事です。)パトライトも無いですが。
意匠のよく分からないのは、フロントの左側のボンネットがめくれるところかなぁ?ミッドシップのNSXでは、こんなところにエアインテークがあっても意味ないし。今後、「おお、ここにはこういう意味があったのか!?」ってのを期待。
当然、こんな車では公道は走行出来ませんから、撮影は私有地でやっております。それがちょっと残念だなぁ。
そう考えたら、西部警察とか無茶苦茶やってたなぁとw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/60s, f/3.5, ISO 800
で、うちのトライドロンですが、紙皿で作ったハンドルは外れるように作ってあります。
番組でもハンドルは外れて、「ハンドル剣」って名前の刀になります。これもハンドルを装着出来る剣を用意してやろうかなと思っていますが、ちょっとインターバルくださいw
でも、息子は、「ハンドル外すと、奥まで入れるよ。」って潜ったりして楽しんでいます。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/50s, f/3.5, ISO 800
トライドロンの特徴的なところはタイヤが6輪あるところですが、これも紙皿で再現。タイヤは両面テープで固定していますが、この固定は息子と一緒にやりました。
ただの箱が車っぽくなる瞬間に立ち会った息子は案の定、大興奮w 既製品のオモチャじゃ、この興奮はありませんぜ。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/50s, f/3.2, ISO 800
子どもがなりきれるように、スピードメーターはしっかり描き込みました。
トライドロンのスピードメーターがどんな形か資料は無かったのですが、恐らくNSXそのまんまだろうと思い、NSXの中古車のサイトから画像を引っ張ってきて、書き写しました。
1つウソ描いているんですけど…。
ホンモノは8000回転からレッドゾーンだったんだけど、うっかり9000回転まで目盛りを描いてしまったw
ハンドルは外れるぐらいですから、左右に回すことが出来ます。
ホンモノのトライドロンはバケットシートが入っているので、これも入れちゃおうかと思ったんですが、上から乗り込むタイプなので、タイトなシートにすると、乗ったら最後、出られなくなりそうなのでやめときますw
俺のものだったら、間違いなくバケットにするんですがw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 28-70mm 1:2.8 L USM
1/50s, f/3.5, ISO 800
後からの見た目。正直、トライドロンのリアビューは資料があまりないんで…。番組でチラッチラッと見えるので、それを参考にした程度でw
変なナンバープレートの表記ですが、息子に「ナンバープレートには何って書く?」と聞くと、「ナンバープレートって何?」と逆質問くらったんで、「名札みたいなモンかな?」って答えると、「僕の車って書いてください。」との指示。で、こんな感じになりましたw
俺的にはやりきった感じw
本当は、色を塗って赤黒ツートンにすれば良いのかもしれないけど、どうせガムテープの上には色が乗らないし、こんなモンなのかなと。
あとは、これが息子の使用にどれだけ耐えられるかだけどなw
昔作ったコルトプラスのダンボール車は、なんだかんだで半年ぐらいもった。今度の車は若干やわらかい紙なんだけど、3ヶ月ぐらいはもってほしいw