風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

ウニ丼を食べに羽幌(はぼろ)へ

2016-08-02 | 北海道の夏 9年目(2016)
7月24日
お天気がいい。
それに今日は、羽幌にある鮮魚販売&食堂の月一回の特売日
「ちょっと遠いけど、ドライブがてら行こうか!」という話になった。
(食べる話になると直ぐに意見一致)

日本海に沿った「オロロンライン」を北上。
つい先月には、礼文島を目指して走ったコース。
その下(南)の部分だけ、留萌を通って小平(おびら)、苫前(とままえ)の先にある羽幌を目指す



北海道重要文化財の鰊番屋〈旧花田家番屋〉
この日本海に沿った一帯は、かつて鰊(にしん)漁で栄え、
今も数カ所、番屋だった建物が現存している。
その中でも道内最大規模の「旧花田家番屋」が小平にあり、
そばに「道の駅」があるので、ドライブの休憩所としていつも立ち寄っている。



いつも立ち寄る所なのに、海岸側を散策していて端っこにある碑に初めて気がついた。
「三船遭難慰霊の碑」??と、最初はピンとこなかったが、碑文を読んでいくうちに
以前知った引揚げ船沈没のことだと分かってきた。
(三船は「さんせん」と読み、3隻の船のこと)

終戦直後に樺太からの引揚船3隻(小笠原丸、第二号新興丸、泰東丸)が
ソ連軍によって攻撃されて大破・沈没した。
それも、約5000人余りの婦女子や老人など弱い立場の人ばかりが乗っていて、
3船のうち2船が沈没、1船は大破。
この攻撃で1700人余の人が日本を目の前にして犠牲となった。
因みに、相撲の大鵬さんは子供の時にこの船に乗っていたが、
母親が船酔いで体が衰弱した為に稚内で下船し、命拾いしたそうだ。


70年ほど前に起こった悲しい出来事を思い、改めて戦争の悲惨さを実感。
この目の前の、青い海に向かって手を合わせた。

                            


羽幌のサンセットビーチ
サンセットという名前がついているからには、きっとこの場所からの夕日は美しいに違いない。

今日は夏休み最初の日曜日とあって、家族連れの人たちが海水浴を楽しんでいた。
ただ北海道の海水浴は、海で泳ぐというよりも、ビーチで寛ぐ人の方が多い。
人が少ないのでテントも張れるし、バーベキューも出来る。
人で溢れかえっている関東のビーチで遊ぶしかなかった関東人としては羨ましい限りだ。

                            

そして、今日の目的のランチ ♪


食堂に着いたのは10時15分で、開店まで45分もある。
当然今日の一番乗り。


夫に並んでもらって、私はその間ブラブラと店内で買い物。
塩水ウニ2000円、地元ウニ1300円、刺身用しま海老700円。


待ち始めて15分もしないうちに行列ができ始めて、
通常よりも早めに開店してくれた。

私の注文は、当然「ウニ丼」
夫も・・・同じく「ウニ丼」だと言う。
出来れば評判の「海鮮丼」がどんなものだか見たいのだが・・・
「俺だってウニを食べたい」と譲らない。
まあ、ここは仕方ないと、ウニ丼2つと、エビ丼1つを注文。


ウニ丼は、丼ぶりにご飯が見えない位のウニが乗って1200円(通常は1900円)
エビ丼は、綺麗に皮を剥いた甘エビが23尾(数えた!)乗って650円(通常は1200円)

いやあ、満足・満腹 

ただ、この丼ぶりを食べるのに130キロは遠すぎる
来月はどうしたもんだろう・・・
多分・・・
行かないだろうな・・・