風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

料理の引き立て役 電動ミル

2009-05-31 | 暮らしの中で
我が家で大活躍の電動ミル。
もはや、料理には、なくてはならない引きたて(挽きたて)役。

ミルに関しては以前から、あれこれと試してきた。
以前に使っていたのは、このうさぎの耳のようなミル。

 以前のミル


この耳の部分を手で挟んで胡椒を挽くのだが、とにかく手が疲れて仕様が無い。
もっと大きいものを購入すれば良かったのかもしれないが。


                

それで、最後に行き着いたのがこの下の電動ミル2本。
片手で持ってボタンを押すだけで、挽き立て胡椒が好きなだけ出てくる。
今はこの2本を、白胡椒と黒胡椒で使い分けている。

 現在のミル


背の高い方は北欧デンマーク製。
低い方はプジョーという自動車メーカーのフランス製。
値段は忘れてしまったが、両方ともあまり差はなかったように思う。


両方を使ってみて、使いやすいほうをソルトミル用に買い足そうと思っていたが、
いまだ結論は出ず、双方共に95点というところだろうか。

満点の100点ではなく、何故マイナス5点となったかは、
ほんの私のワガママでしかないけれど。

                      

背の高いミルに対してのマイナス点は、見ての通り背丈が高いというだけのこと。
それでなくても調味料が林立している我が家のキッチン。
その中でもその高さは突出していて目立ってしまう。
そう、調和がとれないというだけのこと。

低い方は小ぶりで音も静かという点は気に入っているが、出る量も心持ち少なめというところか。
最初からこちらだけ使っていればマイナス点もなかったのだろうが、
何しろ背の高いミルがダイナミックに働くだけに、こちらの上品さが少しばかり心もとなく感じてしまう。

と、こちらの勝手な言い分にも拘らず、今日も自分の仕事に励んでいるミル達。
先日のオーストラリアでも粒胡椒を買い込んできたので、ますます出番が増えそう。

オーストラリア製 《湯たんぽ》

2009-05-29 | 暮らしの中で
「オーストラリアは介護用品が充実しているらしいわよ」
という姉の言葉で、フリーマントルのスーパーマッケットで日用品を見て回る。

と、カラフルなゴム製の湯たんぽが目に入った。
今、オーストラリアは晩秋なので、冬に向かう商品が並べられている。

「私、これと同じもの買ったけど、この綺麗な色はなかった」と、姉が残念がる。
そして
「買いなさいよ。電気毛布なんかより体にいいし、重宝よ」と。

「え~オーストラリアから湯たんぽ買って帰るの~?!」と反論する私に
「何言ってるの、フランスからお鍋抱えて帰った人が」と言われて、思い出した。

ずっと以前、南フランスのニースから大きなお鍋を抱えて帰ったことを。
まさに「手鍋さげて」
そして今回は「湯たんぽ」
(表示は、hot water bottle)



日本はこれから夏を迎えようとしている時に“湯たんぽ”でもないだろうが、
まあ腐る物でもないし、お買い上げ。
(因みに価格は9豪ドル)

はるばるオーストラリアからの湯たんぽなんだから、
きっと冬には使わなければ
今年の冬がちょっと楽しみ

米国ビザ(ESTA)

2009-04-12 | 暮らしの中で


庭でこの写真を撮り、夫に見せると
「おっ、もうスズランが咲いたのか!」と。

この数日、夏日が続いたからと言っても、
まさか4月上旬にスズランが咲くはずはない。
これは「どうだんつつじ」の花。
確かにお花だけ見ると、スズランにそっくりだが。


「どうだん」は漢字で「灯台」と書き、
枝の分かれ方が灯台の脚に似ているところからその名がついたという。



また「満天星」と書いて「どうだんつつじ」とも読むらしいが、
この時季に枝一杯に咲く花を見ていると、
この漢字の方が相応しいような気がしてくる。


ちなみに間違われてしまったスズランはどんな状態?と、
もう一度庭に出て見てみると・・・
咲いていた



最近は庭をじっくり眺めることは、ほとんどない。
というか、庭に立つことさえも。
ただ家の出入りの時に通るだけのこと。

手入れされなくとも草木は季節を巡り、健気に花を咲かせる。
放りっぱなしの状態に、閉ざした心に、少しばかり痛みが走る。


                    

今日の午前中に、明日からの旅行の準備をする。
一週間ほどの旅なので荷物はほんの限られた物だけに。

今回の旅行先はカナダだが、アメリカでの乗り換えがあるために、
ESTAという電子ビザを取らなければならない。
取得を旅行会社に依頼すると1人分の手数料が4,200円!と聞き、
「いえいえ、自分で取ります」と断った。

「旅行会社に頼んだほうが確かだぞ」という夫の声を背にパソコンに向かう。
米国大使館のHPを開き、指示通りに打ち込んでいくと・・・
なんのなんの簡単なこと!
ものの5分ほどで完了。
もちろん無料。

「簡単よ!これだから年寄りでもパソコンを使えなくちゃ」と意気がる私に、
「本当に大丈夫か~?」と、またもや声が・・・
全くもう
私の腕を信じられないの??

季節は巡り・・春

2009-03-22 | 暮らしの中で
我が家の庭も、生垣の金木犀は芽吹き、
枯れ枝のようだった紫陽花の茎からも可愛い芽が伸びてきた。

生垣の根元に可憐に咲く白い花ニラの、
一斉にこちらを向いている姿が何とも可愛らしい。



今年は、もう各地で桜開花のニュースが相次いでいる。
人の様々な思いはそのままに季節は巡り、
当たり前ながら今年も春が来た。

春は出会いと別れが行き交う時でもあり、思い出も多い。
思い出すことが、ついこの前のようでもあり、また遥か幻のようでもあり。
不思議な感覚に戸惑うこともしばしば。

最近のことより、ひと昔やふた昔の記憶が鮮明なのが年寄りの特徴だと言うのなら、
どうも自分もその域に達したということなのかもしれない。


                          


家の中ばかりに居るせいか、日にちや時間の感覚がズレ気味のこの頃。
カレンダーを前にして、通院日などの予定を確認しながら旅行のプランを練る。

まだ重い荷物を持たせられない夫のことを考えて、ホテルは一ヶ所に滞在。
二人とも苦手ながらも、出来れば英語圏。
まだ一度も行ったことのない場所。
パッケージツアーではなく自分のペースで行動したい。
春の綺麗なお花に囲まれたい。
と、欲張りな注文を出しながら絞っていく。

途中、急に入った夫の通院日と重なったり、
二人して行く気が失せたりの頓挫を繰り返しながらも、
やっと先日、バンクーバー旅行の申し込みを終えた。

出発まで何事もないことを願い、
それ以上に無事な旅行でありますようにと願っているが・・・

春の足音

2009-02-27 | 暮らしの中で



「なたね梅雨」のはしりとかで、毎日ぐずついた天気が続いているが、
心なしか、その雨も吹く風も春の空気を含んでいるような気がする。

手入れもしていない庭ながらも、植えっぱなしのミ二水仙が花を咲かせている。
この水仙の名前は「テータ・テート」
フランス語で内緒話という意味らしい。
そう、確かに季節は巡り、今年も春は近づいてきている。

ずーっと昔、恩師から
「一月はいつの間にか過ぎ、二月は逃げるように過ぎ、三月はあっと言う間に去る」
「だから、毎日を大事に過ごさないとね」と教えてもらったことを覚えている。

確かに「二月は逃げる」ように過ぎていき、早くも明後日からは弥生三月。
恩師から教えてもらったように、毎日を大事に過ごさなければならないのだろうが・・・・


                        


夫の通院の回数も、以前よりは少なくなってきた。
あとは本人の気力の問題だろうと、気持ちを奮い立たせる為に旅行計画を立てる。

通院の合い間に出かけるので長期の旅行は無理だが、できれば海外に。
それに重い荷物は持てないので、一ヶ所滞在型でなければ。
突発的な体の変調が起きた場合のことを考えると、郊外よりも市街地が良い。
などなど、諸事情を考えながら行き先を絞る。

この作業に少しずつ夫を巻き込んでいく。
まるで子供のご機嫌を伺うかのように策を練って。

さて、どんな計画が生まれるやら??

凛と咲く

2009-02-19 | 暮らしの中で
数日前の暖かさは何処へやら、また一転して寒さが戻ってきた。

いつものように、いつもの道を走り、いつもの病院へ。
そして、いつもの駐車場へ・・・と思ったら、時間が少し遅れたためか既に満車。
仕方なく一番奥の遠い駐車場に車を入れた。

「全くもう、相当歩く羽目になっちゃった」とコートの襟を立てて小走りに玄関に向かっていた時、
ふと見上げた空に広がっていた紅梅。
おそらく、この遠い駐車場を利用する人しか眼に留まることはないだろう、その場所に凛と立っていた。



寒風の中、冷たい空に向かって枝を広げている。
毎年この時季を待ち、健気に空に向かって花枝を広げるこの梅の木は、
この空に何を求めているのか。
この空に希望があるというのだろうか。

先に降ろした夫が待つ病院の待合室へと気持ちは急くが、
しばし足を止めて紅梅と対峙する。

花はいい。
こうして向かい合っても、何も言わずにそこに立っているだけ。
人間と違って、心に刺さる言葉も発しない。

いつもの駐車場に入っていたら、この紅梅を観ることはなかっただろう。

たまには、こうして 「いつもの」 を崩すことも必要かもしれない。

                      

珍しい野菜

2009-02-16 | 暮らしの中で
春一番が暖かい春を運んできたようで、この数日の気温は初夏のよう。
「どこかに行きたいねえ」と話すものの、私達夫婦のドライブの先は、いつも病院だ。

「年取るというのは徐々にではなく、突然ガクッとくるものだなあ」と本人が言うように、
この年齢での手術は相当堪えたようだ。

私が旅行パンフレットをチラつかせながら
「4月から燃油サーチャージがなくなるらしいわよ」
「円高なので、行くなら今よ」と煽ってみるが、中々なびいてこない。

こうして家の中で老夫婦が篭っていては、体力が益々落ちてくるのは目に見えている。
せめて近くのデパートへでもと誘ったが「一人で行ってこい」と、つれない返事。
「あそこの駐車場は狭くて入れにくいのよ」
「一緒にきてよ」と、
私にしてはシオラシイ言葉で連れ出した。

                        

地下の食料品売り場では、二人の大好物のお刺身を物色。
日頃はおよそ買うことのない鮑も「外食したつもり」でエイッと購入。
こういう「おまけ」が次回の外出につながるのでは?という私の魂胆だが・・
果して効き目はあるのかどうか??

そして帰り際、野菜売り場で珍しい野菜を見つけた。
「雪ウルイ」「わさび菜」「ローメインレタス」

                      


雪ウルイ



茹でずに、このまま食べられるというのが魅力。
まずは、マヨネーズ、ゴマ、醤油で和えてみた。
ウルイ自体が癖のない野菜なので、サッパリ食べられる。
それにパリパリとした歯触りも何とも心地いい。
 
                      


「ローメインレタス」&「わさび菜」

「ローメインレタス」はシャレた名前に飛びついたが、
葉っぱが長く厚みがあるだけで、味は普通のレタスと変わらない。

                      



「わさび菜」ときいて、あの山葵(わさび)をイメージしたが、これは全く別物だった。
「わさび」とは言いながら、ほとんど辛味はなくシャキシャキとして美味しい。

                      

珍しい野菜を手に入れて、マンネリ化の我が家の食卓も少しばかり模様替え。
サラダは勿論、お刺身に添えて、味噌汁に加えて、納豆に混ぜてと、大活躍。
茹でなくて使えるというのが、面倒くさがり屋の私にピッタリだったのかもしれない。

年賀状は心のままに

2009-01-01 | 暮らしの中で

久米島 日の出 (イーフビーチ)

              

新しい年が明けた。
今日は青空が広がり、暖かい日差しが注いでいる。
今年が、このお天気のように、穏やかな日々でありますように・・・

                    


以前は、年賀状を作ることは我が家の一大イベントだった。
結婚後10年くらいは版画に凝った。
その後は「プリントゴッコ」という印刷機で多色刷りを楽しんだ。
更にその後はパソコンを使って、一時は子供の分も含めて400枚を印刷する年もあった。
(更にデザインを変え、郷里の母親の分200枚も)


しかし、賀状を出さないことで失礼があれば申し訳ないが、
もう心のままに過ごしてもいいのではないだろうか。

迷惑を掛けることはしたくはないが、残りの人生は静かに淡々と、
思うがままに過ごしても許されるのではないだろうか。

ということで、年賀状を廃止して三年。

昨年も一昨年も返事さえも書いていないが、
今年も私宛に数十通の年賀状をいただいた。

世の中の習慣・常識とやらに逆らうことに、チクリと痛む心もないではないが、
今年も自分の意志を貫くことに決めた。

私たちの「風のガーデン」

2008-11-18 | 暮らしの中で



この庭は、私の友人ご夫妻が丹精込めて作り上げた農園の中にある。
この場所は我が家から遠く離れた東北にあるが、
私たち仲間にとって心の安らぐ「風のガーデン」だ。
今頃、このガーデンは秋の装いをまとい、透明の秋の風が流れていることだろう。


因みに、最近の我が家のパソコンの待ち受け画面はこの写真に設定している。
秋なのに初夏の写真とは季節外れの感がしないでもないが、
この風景を眺めていると、何か気持ちが優しくなれるような気がしてくる。

裏に広がっていた水田はもう稲刈りも終わり、
遠くに連なる安達太良の山は紅葉が広がっているだろう。
そして、その山々に雪が降るのも間もなくだろう・・と、
この写真を見ながらガーデンの静かな晩秋の景色を想像している。


このガーデンで頂いた食用菊「もってのほか」の苗は、今、我が家の庭で花を咲かせ、
食卓に彩りを添えてくれている。




「もってのほか」は、控えめな薄紫の色が美しい。

お酢をたらした熱湯に花びらを散らした途端に色が鮮やかさを増し、
菊の香りがパーッと湧きのぼってくる。
花びらの食感と香りを逃さないように、すかさず網杓子ですくって水で冷やす。





今日は秋に入って四度目の収穫なので、目先を変えて白菜や胡瓜と一緒に和えてみた。
最近は季節感のない野菜が多いが、この香りと色は秋そのもの。

家の中ばかりで過している私にとって、秋を実感できるひとときだ。
東北の「風のガーデン」を思いながら、味をかみ締めている。

二度目の手術

2008-11-13 | 暮らしの中で


病院の庭に咲く「つわぶきの花」
緊急入院時には庭の花を見る余裕もなかったが、
あの夏の日はどんな花が咲いていたのだろう。


              

先月(10月)、夫は二度目の手術を受けた。
と言っても、8月に受けた右目ではなく、今度は左目。
ただし今回の手術はレーザー手術だったので入院もなく、当日に帰ることが出来た。

その後の診察でも異常はなかったものの、今後も定期的に診察を受けなければならないらしい。
それも、右目と左目の手術担当の先生が違うために、それぞれに診察を受けなければならない。
これかも暫らくは病院通いの日々となりそうだ。

夫の右目の視力は現在、レンズで矯正してやっと0.7まで回復した。
以前は1.2まで見えていた夫は、ちょっと不満そうではある。
ただ、レーザー手術担当の先生が、カルテに書かれている右目の手術経過を読んでいて
「黄班部まで剥がれていると失明することが多いのに、ここまで回復できてよかったですね」
と言ってくださった。

そう、そうなのだ。
ここまで回復できたことを感謝しなければ。
この回復までに多くの方達に支えてもらったことに感謝しなければ。
そして、その支えた人間の中に私もいること・・夫は分かっているのかな??

眼鏡を新調するのは視力が安定するまで待つように言われていたが、
次回の視力検査で見え方に変化がなければ作るようにしましょうとのこと。

今の状態が視力の限界という現実と、やっとここまで回復できたという安堵感で、
心は微妙に揺れ動く。

この際、思い切り奇抜なデザインの眼鏡でも買って、
イメージチェンジをさせるとしようか。

三ヶ月後の旅行

2008-10-02 | 暮らしの中で


お彼岸に出かけた場所では、ポーチュラカが満開で迎えてくれた。
色とりどりの花に包まれて、手を合わせる。

                


まだ通院が続き遠出ができない夫に遠慮している訳ではないが、
私もまた外出が減り、以前のように家にこもった生活に戻っている。

「何も起きない平穏な日々こそ有難い」と思うべきなのは、よく分かっている。
だが、こうして家の中に閉じこもっていると、どうも気持ちが沈み込んでしまう。

何度もお医者さまに「もう旅行は出来ますか?」と聞くので、
先日の診察時に「3ヶ月過ぎなければ旅行の判断は無理ですよ」と釘を刺された。
それを夫婦して「3ヶ月過ぎれば旅行は出来る」と勝手に解釈。
今は来月の旅行を目指して、ひたすら我慢。

目を使いすぎるのを気にしながらも夫は旅のガイドブックを眺め、
私もパソコンの前に座って旅情報の収集に余念がない。

この、ささやかな願いが叶いますように・・・
どうか再手術ということがありませんように・・・

S君の朝顔

2008-09-14 | 暮らしの中で



                    

夫の症状がひとまず落ち着いてくると、今まで目にも入らなかった庭の荒れ具合が気になりだした。
日照りの続く夏の1ヶ月を留守にしていたので、大事な草木のいくつかは枯れてしまい、
草は伸び放題で無残な状態だ。

だが、その劣悪な環境の中でも健気にも花を咲かせて心を和ませてくれる存在がある。
それは朝顔。



朝顔は、今年は留守にするために種は蒔かなかった。
しかし、1ヶ月ぶりに帰った我が家の庭に、
それも土の無いはずのテラスと踏み石の隙間から蔓は伸びて、花を咲かせていた。
おそらく昨年の花のこぼれ種が、わずかな隙間にある土から芽を出したのだろう。

これはS君の思い出の朝顔で、去年お母様から分けて頂いたもの。
毎朝、ピンクと紫と青の花を順番に咲かせてくれる。

雨戸を開けながら、「今日は何色かな?」と朝顔を見るのが今の楽しみ。

S君、綺麗なお花を今年も咲かせてくれて「ありがとう!」

退院、そして通院

2008-09-09 | 暮らしの中で
夫は先週に無事退院し、今日は退院後初めての診察日。

久しぶりの外出で見上げる空は青く澄みわたり、
百日紅の花びらは、ピンクのフリルドレスのようで可愛らしい。



              


外来の待合室で順番を待ちながら、
3週間前に同じ待合室で過ごした時のことが思い出された。

あの時は日ごとに右目の視野が狭くなっていたので、
「このまま失明してしまうのでは・・・」という心配と手術への不安を抱えて、
同じように椅子に座って順番を待っていたものだ。


そして今日の診察では、「経過は良好」とのこと。
まだ完全に視力は戻ってはいないが、まだ手術から3週間しか経っていないのだ。
焦らずにゆっくりと回復を待つことにしよう。


病院内に併設されている展望レストランからは、海や近くの遊園地が眺められる。
澄みわたった空と、青く広がる海を眺めながらのランチ。
とりあえずの平穏なひとときに浸る。

無事に手術を終えられたこと、緩やかながらも回復に向かっていることに、
心からの感謝をしながら。