【夏が来れば思い出す】尾瀬
歌にも唄われる尾瀬ヶ原、今年も尾瀬に春がやってくる季節になった。
水芭蕉を見に今まで2回ほど出かけた、今年はコロナの影響で入山が自粛
されている、白いドレスに身に纏った水芭蕉も見てくれる人もなく寂しく
していることだろう。
尾瀬ヶ原は標高1400mだ、周囲を2000m級の山並みに囲まれ、東西
6㎞南北2㎞の広がりを持つ国内最大級の湿原である。
群馬・福島・新潟の3県にまたがる。
木道の合間から覗く水芭蕉が可愛らしい。
雪を残す山々を背に、白樺の木が輝いて見える。
白樺の手前は、水芭蕉の群生だ!
木道を歩く人、ベンチに腰掛け握り飯を食べる人々、
尾瀬ヶ原の長閑な春景色だ!
水芭蕉の花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」
様々な表情を見せる貴婦人たち。
清らかな水の流れに美しさを競い合う貴婦人たち。
流れに沿うように咲き競う水芭蕉。
水芭蕉と競うように咲く黄金色のリュウキンカが鮮やかだ!
ポツンと一輪ショウジョウバカマが咲いていた。
朝早く家を出て、関越自動車道を沼田ICで降り戸倉まで行く、
ここからはシャトルバスに乗って尾瀬ヶ原への入り口である
鳩待峠へ・・・急な下り坂を歩く間、木々の葉の先にはまだ
雪が残る至仏山が見え隠れする。
あれから何年経つだろう、運転免許証は返上し身体もギシギシ、
尾瀬に行く元気も失せかけてきたが、写真を見ていると何故か
うずうずして来た。
世上はコロナであたふたですが、天井の楽園は純白のドレスを身に纏った水芭蕉が咲いているのだろう。
冬ごもりから出てきたクマが出没するから注意しろと言われて、リュックに鈴をつけて山道を歩いた記憶があります。懐かしい光景が目に浮かびます。