【冬の薬草園】
コロナ騒ぎがますます大きくなってきた。
何処に出かける事もできない蟄居生活が続く、師走の都心は賑やかな
イルミネーションが輝いていることだろう。イベントはなくとも光は
コロナには心配いらないが、訪れる人も少なく寂しいことだろう。
歩いて行ける近くの都立薬用植物園を訪れた。
都内で唯一つの薬用植物園だ、世界各国の貴重な薬草、毒草、ハーブ
などを植栽している。
また園内には都内唯一の、ケシの栽培施設があり毎年5月には厳重な
バリケードに囲まれた中で、華やかなケシの花を見ることが出来る。
<温室に咲く花や植物たち>
*オオベニウチワ*
*ブーゲンビリア*
葉に含まれるピントールが、糖尿病に効果があるそうだ。
*カカオ*
ご存じ! 果実の中の種子がチョコレートとココアの原料になる。
果実の内部は5室に分かれ、30個ほどの種子が詰まっている。
座薬の製剤用基剤としても使われている。
*キンシャチ(金鯱)*
サボテン科で世界的にも希少で、今では絶滅危惧種に指定されている。
*インドジャボク(印度蛇木)*
根の形状が蛇に似ていることからジャボクと言われている。
インドに広く野生し、インドの重要民間薬の一つで、毒蛇にかまれた傷や、狂人に
対する鎮痛薬として古くから用いられてきた。
*クワッシヤ(ニガキ科)*
苦味健胃、解熱に使用される。
*ランタナ* 日本名(七変化)
花言葉に「厳格」「合意」「協力」「確かな計画」
花の色を変化させながら半年以上咲き続ける。小さな花が一箇所にまとまって
咲く様子が、一緒に何かをしているように見えるため、花言葉では協力、合意と
呼ばれている。
*サルビア・コッキネア*
滋養、強壮、美肌、鎮痛、利尿などに効用がある。
*トウガラシ*
冬の薬草園は見る花も少なく、来園者も少ない。
青い空には、飛行機雲が流れていた。