私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【祭りアルバム】秩父夜祭

2020-06-01 17:06:32 | お祭り

【祭りアルバム】秩父夜祭

毎年12月2日・3日に行われる、”日本三大美祭り”が

コロナの影響で今年は行われるか?心配である。

ユネスコ無形文化遺産に登録される前年の写真を

アルバムにしてみた。登録される前は警護も緩やかで

近くによって夜祭の迫力を肌で感じることができたが

その後は警護が厳しく近寄って見ることができない。

秩父神社では2台の笠鉾と4台の屋台が提灯に明かりを

灯して並び、夜祭のセレモニーを見ている。

軽快なリズムで演奏される「秩父屋台囃子」の響きが

祭心を掻き立ててくれる。

笠鉾は「中近笠鉾」と「下郷笠鉾」の2基がある。

何れも高さ16m、重量20トンと大掛かりなものである。

市内の電線が障害となるため、鉾の部分は取り外されて曳行される。

秩父地方は養蚕が盛んで、「秩父絹」は当時のブランド品である。

祭りのときに開かれる絹市は、遠来から大勢の人を引き寄せた。

財を成した商人たちが競って作り上げた豪華な笠鉾や屋台が

今に続いているのである。

秩父夜祭の屋台はすべて屋台歌舞伎を上演する目的で

水引幕、後幕を持ち、張り出し舞台を取り付ける事ができる。

派手な衣装は全て本絹で作られたものである。

高価な衣装を身に着けた若手の囃子手も精いっぱいの演技で

祭りを盛り上げる。

御旅所に向かう「下郷笠鉾」、屋台が傾き方向転換は

男衆が総がかりで行う・・・「ギリ廻し」だ!

地元の人たちも夜祭が終わらなければ、年を越せないだろう。

コロナが収束し、何としてでも天下の大祭を派手に執り行って

頂きたいものである。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする